多重下請けとは?IT業界の構造をわかりやすく解説
多重下請けとは?IT業界の構造をわかりやすく解説
こんにちは、たけです。
普段はSES営業として、エンジニアの案件紹介や企業とのマッチングをしています。
このNoteでは、IT業界やSES業界の仕組みを
初心者でもわかりやすく解説するシリーズを書いています。
今回のテーマは
「多重下請け」
です。
IT業界の話をしていると、よくこんな言葉を聞くと思います。
・IT業界は多重下請け構造
・商流が深い
・中抜きが多い
こういう言葉だけ聞くと、
「なんかブラックな業界なのかな?」
と思う人も多いと思います。
ただ実際は、もう少し仕組みがあります。
なので今回は
多重下請けとは何か
なぜIT業界で多いのか
エンジニアへの影響
このあたりをSES営業の目線でわかりやすく解説していきます。
多重下請けとは?
多重下請けとは簡単に言うと
仕事が複数の会社を経由して発注される構造
のことです。
例えばITプロジェクトでは、こんな構造になることがあります。
クライアント企業
↓
元請け企業
↓
一次請け企業
↓
二次請け企業
↓
SES企業
↓
エンジニア
このように案件が
何社も経由して流れていく構造
これを多重下請けと言います。
IT用語辞典では次のように説明されています。
多重下請けとは、元請け企業から受注した仕事が複数の企業に再委託される構造のこと。
出典:IT用語辞典 e-Words
IT業界では比較的一般的な構造です。
なぜIT業界は多重下請けになるのか?
これにはいくつか理由があります。
①大規模プロジェクトが多い
ITシステムの開発は
大企業の基幹システム
金融システム
官公庁システム
など、かなり大きなプロジェクトになることがあります。
1社だけで全部のエンジニアを用意するのは
現実的に難しいです。
そのため
複数の企業が協力して
プロジェクトを進めるケースが多くなります。
②エンジニア不足
IT業界は慢性的に
エンジニア不足
と言われています。
経済産業省の調査でも
IT人材は2030年には最大79万人不足すると予測されている。
出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」
そのため企業は
SES企業などを通じて
エンジニアを確保することが多いです。
③専門スキルの分業
ITプロジェクトでは
フロントエンド
バックエンド
インフラ
データ分析
など専門分野があります。
そのため
得意分野ごとに
企業が分担するケースもあります。
多重下請けのメリット
多重下請けはネガティブに語られることも多いですが
メリットもあります。
例えば
①大規模プロジェクトを実現できる
企業が協力することで
大きなプロジェクトが進められます。
②専門スキルを活かせる
企業ごとに得意分野があるので
専門性を活かした開発が可能になります。
多重下請けのデメリット
一方でデメリットもあります。
①商流が深くなる
多重下請けになると
企業の数が増えます。
例えば
元請け
↓
一次請け
↓
二次請け
↓
SES企業
というように
商流が深くなることがあります。
②単価が分配される
案件の単価は
企業を経由するごとに
分配されるケースがあります。
例えば
クライアントが
100万円
払っている案件でも
SES企業に届く単価が
70万〜80万
になることもあります。
これはIT業界の構造として
よくあるケースです。
SES営業目線のリアル
営業をやっていると
「多重下請けって悪いことですか?」
と聞かれることがあります。
正直に言うと
ケースによります。
例えば
商流が深すぎる
単価が低すぎる
こういう案件は
あまり良くない可能性があります。
一方で
大企業の大規模案件は
どうしても企業が多く関わります。
なので重要なのは
案件内容と単価のバランス
です。
まとめ
多重下請けとは
仕事が複数の企業を経由して発注される構造
のことです。
IT業界では
大規模プロジェクト
エンジニア不足
専門分業
などの理由で
この構造が生まれやすいです。
メリットもありますが、
商流が深くなることで
単価が分配されるケースもあります。
IT業界の仕組みを理解する上で
かなり重要なポイントです。
最後に
もし
・今の案件って商流どうなの?
・単価って普通どれくらい?
・SESのキャリアどう考える?
みたいな疑問があれば
普通に相談乗ります。
営業なので案件紹介もできますが
相談だけでもOKです。
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