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太宰府天満宮仮殿へ託された想い


福岡プロジェクトが着工して一年が経ちました。
月一回の1泊ペースでしたから、
どこかで訪れられるだろう・・・と思って、はや一年。
まだ子どもたちが小中学生のころに、
広島の母と共に訪れたのが、もう20年以上前でしょうか?

太宰府天満宮仮殿は、御本殿改修の三年間限定、
そして2026年今年5月までという期間なので、
何とかその前に訪れることができました。
https://www.dazaifutenmangu.or.jp/keidaiannai/kariden


建築家・藤本壮介氏設計。
世界的に活躍されていますが業界ではなくても、
昨年の大阪万博会場デザインロデューサーで
大屋根リングの設計者としても有名ですね。
特別な仮殿
https://www.dazaifutenmangu.or.jp/shikinen-taisai/kariden


太宰府天満宮仮殿という建築。
世界中から参拝者や観光客が訪れる太宰府天満宮御本殿。
その前面に建つ仮殿・・・考えただけでも凄いプレッシャーですね。
それに対する藤本氏の回答が凄かった。
もちろん、屋根の上に森が出現している外観は、
それだけでインパクト充分ですが、
なだらかに手前に傾斜した木立。



周囲をゆっくりと廻って様々な角度から周囲を眺めると、
周辺の森と仮殿の木立が呼応して、
まるで周辺の森が仮殿の上まで連続しているような錯覚。
森の中に祠があるような感覚が現れてきて、
そこに祈祷がおこなわれている斎場のみが存在して、
建築という物体は消える去った感じとなります。


上部の木立の森、この樹木と土を支える鉄骨造は
武骨な柱ではなく、あくまでも軽やかであり、
湾曲した黒い天井は、軽天下地に薄い杉板を留め付けた
シンプルな納まりながら、それが非常にこの空間に合っています。


祭壇前の天井に丸い穴のトップライトがありますが、
外部からは隠されていて確認できないようになっていて、
当日は晴天でしたが、直接光が降り注ぐでもなく、
柔らかい光が拡散されて降り注ぎます。


裏に回ると、すでに本殿の屋根が葺き替えられて、
落成を待っているようでした。
そして思ったのが、この建築を仮殿としての役割を終えると
撤去されてしまうのか?という疑問でした。

太宰府天満宮の敷地内にはまだ余裕がありそうですので、
是非、この仮殿を上部の木々はそのままに、
休憩施設や展示施設に転用して残してもらいたいと思った次第です。


素晴らしい建築と場の持つ力に、
こちらも刺激と元気をいただきました。
あと一ヶ月ちょっとですが、
訪れて参拝しつつ、みて体感すべき空間でした。
学問・文化芸術・至誠の神として
たたえられた菅原道真公(天神さま)にも、
しっかりと福岡プロジェクトの無事完成を祈念してきました。


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 ・・・どうも、ありがとうございました。


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