嫉妬心第11回
第11回「ちゃんと、見ていてくれた――その優しさが、つらかった。」
朝からなんだかそわそわしていた。
夫も、息子も、無駄に視線を合わせてはニヤついていて、まるで何かを隠しているみたいだった。
「ねえ、今日はどこにも行かないでよ」
そう夫に言われたのは、朝食が終わった頃だった。
「え?なにかあるの?」と聞くと、「まあまあ、それはお楽しみってことで」と、はぐらかされた。
ここから先は
857字
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
第11回「ちゃんと、見ていてくれた――その優しさが、つらかった。」
朝からなんだかそわそわしていた。
夫も、息子も、無駄に視線を合わせてはニヤついていて、まるで何かを隠しているみたいだった。
「ねえ、今日はどこにも行かないでよ」
そう夫に言われたのは、朝食が終わった頃だった。
「え?なにかあるの?」と聞くと、「まあまあ、それはお楽しみってことで」と、はぐらかされた。
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?