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嫉妬心第11回

第11回「ちゃんと、見ていてくれた――その優しさが、つらかった。」

朝からなんだかそわそわしていた。
夫も、息子も、無駄に視線を合わせてはニヤついていて、まるで何かを隠しているみたいだった。
「ねえ、今日はどこにも行かないでよ」
そう夫に言われたのは、朝食が終わった頃だった。
「え?なにかあるの?」と聞くと、「まあまあ、それはお楽しみってことで」と、はぐらかされた。

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