初濃い:一口めから濃厚なミルクの味わい:ハーゲンダッツ「ザ・ミルク」:「バニラと同じ?」という認識を破った3つの戦略と現代消費者心理:「ザ・ミルク」は何を変えたのか
どーも、セオドアアカデミーです。
「また新しいアイス」と素通りしそうになった商品が、実は緻密な戦略で設計された成功例だったという話。
今回は、ハーゲンダッツ「ザ・ミルク」の成功を通じて、既存商品の認識を変える戦略と現代消費者心理の変化を、データ・現場視点・心理学的考察の3層で読み解きます。 当然、このプレミアムアイスを食しながら。

小さな革命は「白いアイス」から始まった
「このバニラください」
「すみません、それミルクアイスです」
「え?同じじゃないの?」
全国のコンビニで日常的に繰り返されるこの会話。
実は、ハーゲンダッツ「ザ・ミルク」の成功を理解する重要な鍵が隠されている。
ハーゲンダッツが2025年3月に発売した「ザ・ミルク」が好調なスタート。2025年3月の販売開始から6月までの売り上げは、計画比120%と想定以上のスタートダッシュを記録しているという。この数字の背景には、単なる新商品投入以上の深い戦略がある。
現場から見えた消費者の本音
営業企画の現場を経験した視点から見ると、「ザ・ミルク」の成功は偶然ではない。
最初に取り組んだのが、消費者のニーズを見極めるための定量・定性の調査だ。それによって浮かび上がってきた課題について、ザ・ミルクを担当した同社の担当者はは「もっとミルクの濃厚さが欲しいという要望が多数に上った。それまで販売してきたリッチミルクも十分ミルク感は濃い。だが、更なる濃厚さを求める声が明らかになった以上、新しい商品開発では外せない要素になると考えた」と話している。
ここで注目すべきは、消費者調査で浮かび上がった「バニラと同じ」という認識。
多くの消費者にとって、白いアイス=バニラという固定観念が根強く存在していた。 それを追求した。
データが示す市場の変化
堅調なアイス市場の中でのプレミアム戦略
2024年度のアイスクリーム販売金額(メーカー出荷ベース)は6,451億円(過去最高)となり、前年比106.1%増の大幅な伸びを記録しました。
市場全体が拡大する中、プレミアムアイス市場は特に激戦区となっている。
暑いですからね。アイスは売れます。そのぶん、競争は激化しています。
マーチャンダイジング・オンが発表した新商品の売上ランキングによると、3月のアイスクリーム
1位は、ハーゲンダッツジャパン「ミニカップ『ザ・ミルク』」110mlとなった。この結果は、新商品としては異例の成功を示している。
消費者の認識変化を裏付ける現場の声
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