見出し画像

【AP】令和7年春午後問1セキュリティの解説(応用情報技術者試験)

このNoteでは「応用情報技術者試験 令和7年春午後問1(セキュリティ)」の解説をします。

必須問題なので相変わらず高品質で良い問題ですね。しっかり高得点を取れるように対策をして下さいね。

基本的な用語・知識と軽めの作文は平常運転。最後の新用語は驚きましたが、消去法でも対応できるのは親切でした。

新たな学びは「イミュータブルバックアップ」。今後も出てくるでしょう。選択肢ではなく書かせてくるかも知れません。

このNoteでは、私がIT以外の学生時代にAPに独学合格した経験と、大学・IT専門学校で応用情報技術者試験の対策授業を担当した経験を詰め込んで作りました。

それでは始めましょう!


※このNoteは後日有料になります。お早めにお読みください。その後はマガジンに追加されます。マガジンも値上げしますので、お早めにご購入ください。



読みながら良し/悪しを考える

今回は、問題文を読んでいると「これはセキュリティ的に良いね」「これはダメでしょ」と思う点が多くあったのが特徴でした。

セキュリティ問題では「怪しい点」に気づいていると、解きがスムーズになります。>長文問題を解く6つのテクニック(4)Note

ここでは、私が読んでいて「これぐらいは気づくようになってて欲しい」と思ったポイントを紹介します。ご自分の「読み力」をチェックしてみてください。



在宅ワークはよくあるが…

自宅から在宅ワーク(リモートワーク)で会社内PC/システムにアクセスする事例は良く出ます。

社内ネットワークにアクセスする時は、「VPN」で暗号通信路を確立するのが王道。「SSL-VPN」「IPsec-VPN」が代表的。APではここまでの理解でOKです。

社内システムをクラウドにする形態も良くでます。社内からも自宅/インターネットからもクラウドにアクセス。認証方法もクラウド「IDaaS」を使い、社内の「認証サーバ」と連携する場合もあります。

前回のAP令和6年春問1に出ました。

>AP令和6年春午後問1セキュリティの解説Noteより



バックアップは最後の砦

バックアップはセキュリティにも「可用性」にも良いこと。この時点の正しい状態に確実に戻せるので。

しかし今回の記述は、なーんか不安を感じました。

セキュリティ問題では「こんな状況では大丈夫かな?」「どうやれば破れるかな?」と疑う視点が大事です。

他も、ちらっと思う程度で良いですが。7頁(2頁目)「毎日午前0時30分~午前1時30分の間にバックアップ」では、「時間は足りるかな?」「フルバックアップの時間だろうけど、増分や差分では多すぎるんじゃないかな?」「バックアップ中はシステム止めるんだろうな」と。

バックアップ/保守の時刻が課題になる問題も出たことあります。>SC令和2年秋午後1問3解説Note



ログやセキュリティは一元管理したい

ログ(記録)は、障害や攻撃の調査に大変有効です。バックアップデータと同様に重要。

大事なデータだからこそ、消失/改ざんの対策をしたい所。セキスペでは「ログ管理サーバ」に集約する構成が王道です。失敗/拒否だけでなく、成功/許可も記録しておくと、攻撃が通った時も調査できます。

多数のPC/機器を管理するのは、組織/システムとして重要。

例えば、会社には必ず「プロキシサーバ」があるかチェック。社内
からインターネットへのアクセスを仲介。アクセスログを取ったり、危険サイト・業務と無関係なサイトへのアクセスを禁じたりします(ブラックリスト)。

ネットワーク図に「プロキシサーバ」がなかったら怪しいと思って下さい。>応用情報技術者試験のサーバまとめNote

>応用情報技術者試験のサーバまとめNoteより

最近はリモートワークで自宅PCからインターネットへのアクセスに「クラウドプロキシ」を導入する事例も出題されています。


他にもセキュリティ的なサーバがありますよ。

「パッチ配布サーバ」。OS/ソフトウェアのアップデート(修正プログラム)を最新版に更新。

「マルウェア管理サーバ」。各サーバ/PCのマルウェア対策ソフトの定義ファイルを最新に保ち、稼働状態もチェック。

呼び名はちょいちょい変わるので、機能で理解しておいてください。覚えなくても、機器と機能が表にまとめられて出題されます。



パスワードクラック攻撃対策「ロックアウト」

日常生活で、うっかりパスワードを間違えすぎて、ログインできなくなった経験あるかもですね。

応用情報技術者試験では、日常生活も重要な解答候補です。セキュリティなら、googleさんやドコモさんでの「二段階認証」「二要素認証」「ワンタイムパスワード」に思い当たるかと。

サーバーは外からアクセスされるので、色々な対策が必要です。

送信元の制限では、「クライアント証明書」「送信元MACアドレス」が代表的な解答。

社内サーバの保守/管理には、「管理用PC」を設置(+FWで経路制限)。「特権ID」はシステムを変更できるので厳重管理。もちろんID/PWDの「共有」禁止

メールサーバなら「オープンリレーの禁止」や外部/内部メールサーバに分ける。DNSサーバなら「インターネットからの再帰問い合わせの禁止」や外部/内部DNSサーバに分ける。>応用情報技術者試験のサーバまとめNote

>応用情報技術者試験のサーバまとめNoteより
>応用情報技術者試験のサーバまとめNoteより



管理者権限は絶対護る

攻撃を検知するには、アクセス回数や失敗件数を調べるのが基本。

特に不正アクセス/パスワードクラック攻撃へは「ロックアウト」が代表的な手法です。Iパスレベルの基本用語。

違和感がありましたよね。「え。さっきサーバには5回までと設定してたのに、PCは設定なかったんかい」と。作問者の親切心を感じます。怪しいので、▼マーキングをしてください。>長文問題を解く6つのテクニック(4)Note

攻撃者は侵入して、データを盗んだり破壊など工作行動をしたい。

PCの管理者アカウント(特権ID)にログインできれば、全てのデータ/設定にアクセスできるようになります。

どのPCにも管理者アカウントはあり、Windowsでは「administrator」・Linuxでは「root」と最初から決まっています。つまり攻撃者はパスワードだけ特定すれば良い状況。一般利用者アカウント(ID, PWDの特定)より手間が少ないですね。

最近のOSでは、管理者アカウントに直接ログインはできない仕様になっています。

一般利用者でログインしてから特権権限での操作/コマンド実行をする時に管理者パスワードを都度入力する仕組みに。

>【セキスペに出た】Linuxの基本知識Noteより

世界のWebサーバの86%がLinuxで動いています(>参考Web。Linuxの仕様やコマンドの知識は、APではアドバンテージ、SC(セキスペ)では必須です。




ここから先は

3,769字 / 2画像
最新問題の解説Noteは無料公開します。 本試験終了後に、マガジンに組み入れ価格調整します(期間限定割引はするかもしれません)。マガジン購入済みの場合、調整が実施されても追加の支払いは発生しません。早くからご愛読頂いている方に損はさせません。 Note単体は24時間返金に対応していますが、マガジンはシステム的に対応できないようなのでご注意ください。

【必ずリストを見てからご購入下さい】 一度不合格になった方、真剣に過去問演習に取り組む方向けのNoteです。 AP「午後」の有料Note…

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が参加している募集

学習方法・問題特集のNoteは全て無料提供を続けます▼ もしご覧になったNoteが有益だったり、私の志に共感されたりしましたら、サポート頂けますと励みになります▼ もちろんコメントでも結構です(・ω・▼)ノシ