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【夏の唯美派詩】「瑠璃界」

息も絶えんばかりに    瑠璃の浄天そら
それは朝らしき清清しさであった
地上には誰もいなかった
えなかったのだ
唯、息も絶えんばかりの物凄き瑠璃の浄天そら

その下にわたしは独りであった
地盤は何処までも永続とこしえであった
美はなんどきでもわたしを
法悦ほうえつへとさらったし
このわたしになんだを溢れさせたけれど
ああ、これこそが、
真の瑠璃の浄天そらである

救いのためにこそある美に
息は止まる
身体は潰れ掻き消えた
素晴らしき頭脳と肉体の爆発と霧散だ

時は来た

この空漠くうばくるためだった
生きてきたことや
なんだは、今や
靈底こころそのものから
浄天そらへと噴き上がる

わたしはもう
瑠璃のいろ真央ただなかに在る
倖福しあわせ

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