見出し画像

【涙と焦げ付き】マロングラッセ大失敗!母を救った次男の言葉

秋のフランスは、お散歩が本当に楽しい季節です。なぜって?それは、道のあちこちに美味しい「お宝」が落ちているから!

そう、栗です。

去年、息子たちと初めて作ったマロングラッセが、それはもう感動的に美味しかったため、今年も家族みんなで栗拾いに行ってきました。先週末、家族4人で秋の恵みをたくさん拾い集め、大切に冷蔵庫の野菜室に保管。いよいよ、マロングラッセ作りのメインイベント、栗の皮むきに取り掛かることにしました。

「パパには食べる権利なし!」長男の反乱と、次男の栗への暗示

「マロングラッセがどうしてあんなに高級なお菓子か分かったよ!」

去年の作業中、長男が思わず漏らした一言です。とにかく手間がかかる。去年学習した教訓を活かしながら、今年も日曜日の午後、私と長男、次男の3人で作業を始めました。

長男がふと、「パパも一緒にやらないか、聞いてみる!」と言い出しました。
ちょうど夫は、コンセルバトワールの課題曲(宿題?)と戦っている真っ最中。
息子としては、この超手間のかかる作業を夫にも一度体験してほしい、という思いもあったでしょうし、単純に4人でやれば早く終わる、という気持ちもあったと思います。

しかし、夫はあっさり拒否。

それから長男は、「もう!」「あーぁ!」と文句を言いながら渋々作業に戻りました。挙句の果てには、「パパにはマロングラッセを食べる権利はない!」とまで言い放つ始末(笑)。
長男の気持ちもわかります。栗の皮むき作用、本当に手間のかかる作業なのです。

そして、あきらかに長男はこの作業が好きではありません。(笑)

私:「別に嫌ならやめていいよ。ママは作るのが楽しいし、みんなが喜んでくれたら嬉しいからやってるよ。楽しい気持ちでやった方が、美味しくなりそうじゃない?」

そう声をかけると、隣にいた次男が、黙々と剥いている栗たちに語りかけ始めました。

「君は美味しいマロングラッセになるんだよ。そして、ツルツルっと皮が簡単に剥けるんだよ…」

と、まるで栗に暗示をかけているかのように(笑)。

結局、長男は指が痛いと…。「申し訳ない!あとは頑張って!」と、そうそうにリタイア。最後まで頑張ったのは、次男と私だけでした。

さて、ここで問題です。この超高級手作りマロングラッセ、食べる権利は誰にあるでしょうか?

次男はもちろん「みんなで食べよう!上手くいったらパピー(フランスのおじいちゃん)とマミー(フランスのおばあちゃん)にも持っていこうね!」と優しい意見。

長男の意見は、想像に難くないですね…。
私には、とっても優しい長男。最近、パパに対しては結構厳しいです。ライバルと思っているのか、これが『プレ思春期』なのでしょうか?でも、私は、知っています。長男が、一番認めてもらいたいのもパパ。

焦げ付いたマロングラッセと、母の大失敗

ところが、この話には続きがあります。

私の大失敗によって、このマロングラッセは、誰一人として食べられないことになってしまったのです…。

マロングラッセは、剥いた栗をシロップで何度も煮詰めて作る、根気のいるお菓子です。本日、いよいよ最後の煮詰める工程。子供たちが寝た後、四十肩が痛くて、ゆっくりお風呂に浸かっていました。

お風呂から出てきた瞬間、「ん…?なんだか香ばしいような、焦げ臭いような香りがする…?」

やってしまいました。鍋に火をかけたまま、完全に忘れて栗を焦がしてしまったのです。幸い、家事になるようなことにはなりませんでしたが、鍋の中の栗は焦げ焦げに…。

一生懸命、最後まで頑張ってくれた次男の顔が、私の目に浮かびました。
「ああ、なんてことをしてしまったんだろう…。」

交換日記がくれた、次男からの最高の癒し

その夜、私は罪悪感に苛まれながら、次男との「親子の交換日記」に、この大失敗のお詫びを書きました。正直に、栗を焦がしてしまったこと、最後まで頑張ってくれた次男に申し訳ない気持ちを綴りました。

そして翌朝。
交換日記を読んだ次男が、私に駆け寄ってきてくれたんです。

「大丈夫だよ。家事にならなくて良かったね。栗は来年もあるし、今年もまだ拾えるよ。次は、失敗しないよ。」

そう言って、ギュッと抱きしめてくれました。

ああ、なんて優しい子なんだろう。
私がした大失敗を、こんなにも温かい言葉とハグで受け止めてくれるなんて。

親だからって、いつも完璧である必要はない。
失敗した時も、正直に謝り、それを受け止めてくれる家族がいる。
そして、言葉にすることで、こんなにも温かい気持ちが返ってくる。

「親子の交換日記」は、そんな家族の心の絆を深める、最高のコミュニケーションツールだと、改めて実感した出来事でした。

次は、絶対おいしいマロングラッセを作るぞ!!

失敗から得た、次男からの最高のギフト。
この温かい思い出は、焦げてしまったマロングラッセよりも、ずっと甘くて心に残る宝物です。

あなたも、Amazon「親子の交換日記」で、家族の心を繋ぐ宝物を見つけませんか?
▼息子たちの為に私が作った親子の交換日記です。

▼女の子のママさんからも作って欲しいと嬉しい依頼が。女の子Verは、こちらから


いいなと思ったら応援しよう!

sekai.kids/Risa 🇫🇷フランスから ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 もし何か心に残るものがあれば、そっと応援していただけたら嬉しいです。