我が家で開かれた、謎の“オノマトペ大会”の話。
夫が放った、謎のオノマトペ
ある日のこと。フランス人の夫が、何か得意げに、こう言いました。
「見て、このパン、すごく**“ふわとろ”**だよ!」
…ふわとろ?
パンに対して、あまり使わない、その絶妙に間違ったオノマトペ。
オノマトペを使いこなすことにひとつの憧れがあるようにも見られる、日本語のオノマトペが大好きな夫は、時々、こんな風に、独創的すぎる使い方をして、私を混乱させます。
「これは、息子たちの日本語のためにも、一度、オノマトペの基礎を叩き込む必要がある…!」
そう思い立った私が、子供たちのために購入したのが、**『日本語オノマトペのえほん』**でした。

しかし、ただ絵本を読むだけでは面白くない。
本をみんなの前で開く前に、夫と息子たちの「現在地」を知っておこうじゃないか。
そんな、私のちょっとした好奇心から、第一回**「チキチキ・オノマトペ実践大会」**が、突如として開催されることになったのです。
第一回「オノマトペ大会」選手紹介
選手① 次男(8歳): 好きな漫画は『クレヨンしんちゃん』。トリッキーな表現に期待がかかる。
選手② 長男(9歳): 好きな漫画は『Dr.STONE』。科学的な視点から、オノマトペを分析するのか?
選手③ 夫(43歳): 好きな漫画は『ドラゴンボール(もちろんフランス語Ver)』。パワフルなオノマトペを繰り出す可能性大。
審査員 私(43歳): 日本語ネイティブ。絶対的な権力を持つはず…だった。
いざ、実践!三者三様の、珍解答
私が出すお題に対して、3人が体で表現し、その意味を説明する、というシンプルなルール。
しかし、大会は、開始早々、カオスな展開を迎えました。
お題①:「にたにた」笑ってみて
長男: 口を閉じ、目だけを細め、何か悪巧みをしているような、完璧な「にたにた」を披露。さすが、漫画で研究しているだけのことはある。
次男: なぜか、口を最大限に開け、歯を全部見せて、少しだけ狂気を感じる笑顔。…それは、たぶん「にーっ」だ。
夫: 口角を片方だけ上げ、ウインクまでする、キザなスマイル。…それは、ただの「フランス人」だ。
お題②:「ひょこひょこ」歩いてみて
長男: 小刻みに、少しだけ上下に揺れながら、まっすぐ歩く。うん、正解に近い。
次男: ペンギンのように、体を左右に大きく揺らしながら、楽しそうに歩く。可愛いけど、それは「よちよち」に近いかな。でも、「ひょこひょこ」と言われれば…悩む。
夫: なぜか、片足を引きずるような、少し負傷した兵士のような歩き方。彼の頭の中の「ひょこひょこ」は、一体何と戦っているんだ…。
審査員、まさかの「ダメ出し」を食らう
珍解答が続く中、私が「うーん、それはちょっと違うかな…」と評価を下すと、選手たちから、まさかの猛抗議が。
「じゃあ、ママがやってみてよ!」
「え、今の、どこが違うの!?」
私がモデルとして実践してみせても、「えー、そんな感じ?」と、ダメ出しを食らう始末。
…いや、だから、ネイティブは私なんですけど!?
そんなときは、この絵本。ちゃんとオノマトペを絵と言葉で説明しているので、ちゃんと答え合わせができみんなで楽しく納得することができました。あとは、表現力の問題!?(笑)
とはいえ、最終的に、得点もぐちゃぐちゃになり、誰も優勝することなく、大会は幕を閉じました。
でも、一つの言葉から、こんなにも違うイメージが広がり、それを共有しようと、ああでもない、こうでもないと、腹を抱えて笑い合う。
43歳の日本人にとっては当たり前のオノマトペが、フランス人の夫や、フランスで育つ息子たちにとっては、**新鮮な驚きと、発見に満ちた「冒険」**なのだと、改めて気づかされました。
言語化するのが難しい、三者三様の珍解答。(笑)
でも、そのカオスな時間こそが、私たちの家族の、最高の宝物なのかもしれません。
ぜひ、皆さんのご家庭でも、この『オノマトペ大会』、開催してみませんか?
我が家のように、国際ファミリーだからこそ、珍解答が続出して面白かったのか。
それとも、ご両親ともに生粋の日本人なら、審査員が二人になって、より公平なジャッジができるのか…?
あなたの家では、どんな珍解答が飛び出すのか。
ぜひ、試してみた感想を、コメントで教えていただけると、飛び上がって喜びます!
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ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
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