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人生でやりたいことリスト100の致命的な欠点

この記事は、10年続けて気づいたことを、どうしても読んでいただきたくて、500円を、無料にしました。

瀬海歩


1|息ができなくなったとき、私はリストを書いた

人生において、やらなければならないことを優先していくと、
どんどん自分を圧迫していき、息ができなくなってしまいます。

私は、今すぐ家事や育児や介護や仕事をほっぽり出そう、と言っているわけではありません。

ただ一つ、
「人生でやりたいことリスト100を作ってみませんか?」
というご提案をさせてください。


2|リストの前提条件

人生でやりたいことリストは、ご自分で思いつくものを書くのが一番望ましいです。

そして、人生でやりたいことがまだ曖昧、あやふや、沢山ある、そういう人向けです。

「私はこの〇〇の研究に一生を捧げる」
こういった使命がある方には、残念ながら人生でやりたいことリスト100は邪魔な存在になり得ます。

 


3|リストは願望集ではなく、あなたの鏡になる

 

私の場合、
「人を驚かせること」や
「ワクワクを提供すること」が生きがいです。

それを発見できたのも、人生でやりたいことリスト100のおかげでした。

例えば――

イタリアに行く
ドイツに行く
スペインに行く

と並んでいたら、
あなたはヨーロッパ旅行が好きだということがわかります。

バイクに乗る
リムジンに乗る
セグウェイに乗る
電動自転車に乗る
象に乗る(象は乗り物ではありませんが)

と並んでいたら、
あなたは「何かに乗る体験」が好きなのかもしれません。

恩師に手紙を書く
海外から友達に手紙を書く
祖母にプレゼントをする

と並んでいたら、
あなたは「何かを届けること」が好きなのかもしれません。

本を100冊読む
日記をつける
セミナーに参加する
資格を取る

と並んでいたら、
あなたは「学ぶこと」に喜びを感じる人かもしれません。

リストは願望集ではなく、
あなたの本質を映す鏡にもなります。


 

4|リストはエンジンである

人生でやりたいことリストは、エンジンです。

やる気が出てから動くのでは弱い。

暖かくなってから薪をくべるのではありません。

薪をくべるから暖まるのです。

 

何かをするから、やる気が出てくる。痩せたら水泳をする、ではなく、
水泳をするから痩せる。

私の4年半の引きこもり時代が、それを物語っています。

行動→やる気であり、
やる気→行動、
ではないということです。


5|夢を叶えやすくする10の具体策

人生でやりたいことリストは、
書いただけでは叶いません。

けれど、叶いやすくする方法があります。


① 代償行動を理解する

「リオのカーニバルのダンサーと写真を撮る」と書いたとします。
宮崎県でカーニバルのダンサーが来日し、一緒に写真を撮れた。

それで満足できたなら、その項目を塗りつぶせばいい。
満足できなければ、「本場リオで」と書き足せばいい。

リストは書き直していい。
夢は、育てていいのです。


②あえて確実に叶うものを入れる

私のリストには、こんな項目があります。
「大型のホッチキスを買う」

誰が見ても思うでしょう。
「Amazonで買えばいいじゃないか」と。

その通りです。

でも、ここがポイント。

あえて確実に叶うものを入れる。
先に「叶った」という事実を作る。

「なんだ、私、ちゃんと進んでいるじゃないか」

その実感が、次の一歩のエンジンになります。


③情報を取りにいく

ウェブサイトを見る。
資料請求する。
事前に調べる。

下調べは、ワクワクの燃料です。


④仮体験をする

好きなものを実際に見に行く。
触れる。
近い形で体験してみる。

いきなり本番でなくていい。
近いところから始めればいい。


⑤夢を分解する

「イタリアに行く」ではなく、

・休みを確保する日を決める
・パンフレットを取り寄せる
・ツアーかどうかを決める

夢は分解すると、現実になります。


⑥形を決めすぎない

最初から完璧な形にしなくていい。
途中で変えていい。
書き直していい。

リストは固定するものではなく、育てるものです。


⑦まず無料の入口を探す

「お金がないから無理」と決める前に、
無料の入口を探す。

図書館。体験会。見学。

小さな第一歩が、次の一歩を連れてきます。


⑧少ない資源でどう叶えるかを考える

時間、お金、人脈。
限られているからこそ、工夫が生まれる。

制限は、創造力の味方です。

限られたリソースで、いかに叶えるか。
この視点も大切です。


⑨叶った項目を見てニヤニヤする

塗りつぶされた項目を見る。
「ちゃんと進んでいる」と確認する。

達成は、次の行動の燃料になります。

半分ほど塗りつぶされたとき、
何とも言えない誇らしさが生まれます。


⑩公開と非公開を使い分ける(与えることを忘れない)

公開すれば応援や情報が集まる。
非公開なら静かに育てられる。

そして、
時間や親切を与えた分だけ、
巡ってくるものがあります。

リストは、自分一人で叶えるものではありません。


ここからは、私が10年続けてきて初めて気づいた、本当に大事な話です。


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瀬海歩
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6|閉鎖病棟が出発点だった

ここからは、私が10年続けてきて初めて気づいた、本当に大事な話です。

私の出発点は、閉鎖病棟でした。

そこには「反省室」という部屋がありました。
外から鍵がかけられ、中からは開けることができない。

あるのは、トイレと、小さな空間だけ。

廊下では、薬の影響なのか、ゆっくりと歩く人の姿。
突然、大声が響くこともありました。

すべてが怖かった。

未来が見えないということが、
こんなにも不安なのかと、毎日思っていました。

思い出すだけで、今も少し身震いします。


そのとき私は思いました。

「神様、もしもう少しだけ生きられるなら、
やりたいことをやりたい」

人生でやりたいことリストがなければ、
私は生きていませんでした。

あれは、欲望でした。

生きたいという欲望。
前に進みたいという欲望。


7|リストは最初、とても楽しい

最初のうちは、リストが叶うのが嬉しい。

もう5個もやりたいことが叶った。
今日は3つもやりたいことをした。

達成感。
充実感。

中盤になると、

「私、ちゃんと進んでいる」

という実感と、少しの優越感。

それも悪いことではありません。


8|ハーレーに乗って気づいた、もう一つの幸せ

幸せとは、追いかけるものでしょうか?

ハーレーダビッドソンに乗った日のことです。
あの憧れのハーレーダビッドソンに乗ることができて私は有頂天でした。

しかし、ハーレーダビッドソンを運転できた喜びは3割位。

残りの7割は、支えてくれた人たちでした。

丁寧に説明してくれたハーレーダビッドソンのメカニックの方
3時間以上かけてツーリングの動画撮影につきあってくれた上に、
とても裕福とは言えない家計から、大型自動二輪免許とバイクのレンタル代を
捻出してくれた妻。
そして、まるで自分のことのように、ハーレー体験を一緒に喜んでくれた「充実休日研究部」の仲間たちの賞賛。

この幸せ感は、人生でやりたいことリストによる、達成感、充実感とはまた違った種類のものでした。

そこで私は気づきました。

人生でやりたいことリスト100には致命的な欠点があると。

リストが「今ないもの」に目を向けているので、
「今あるもの」に目を向けていない

つまり、達成感、充実感以外の「幸せ」を感じにくいという点です。


幸せは一種類ではない

達成感だけが幸せではありません。

安心。信頼。つながり。静かな満足。

ハーレーの日、私はそれを知りました。


9|リストの致命的な欠点

人生でやりたいことリストは前へ進む力をくれます。
しかし、欠乏感がでることがあります。

色々達成した。でも次の達成項目がある、
なんだか同じことを繰り返しているようで、
満たされない感覚「欠乏感」がでます。

そこで登場するのが「感謝」です。

感謝は「今あるもの」に目を向けて、幸せであることを実感させてくれる。
最大のプラス思考と言っても過言ではありません。

今日食べたパスタが美味しかった。
パン屋さんに行ったら、1つおまけしてくれた。
散歩が気持ちよかった。

こんな小さなことでいいんです。

小さな感謝がなければ、
「まだ足りない」という感覚が生まれます。


10|攻めと守りの両輪

人生でやりたいことリスト100は今ないものを手に入れるいわば「攻め」です。
感謝は、今あるものに目を向けるいわば「守り」です。

攻めの人生でやりたいことリスト。
守りの感謝。

どちらも必要です。

人生でやりたいことリストがなければ、やりたいことが何なのか言語化、可視化ができないので、ハッキリ何をするという指針がなくなります。

感謝がないと、傲慢になったり、大切な人が離れて行ったり、満足感を得られなくなったりして欠乏感がでます。人間関係も崩れやすいです。

どちらかだけでは、傾きます。


11|夢は儚い

人の夢と書いて、儚い。

だからこそ尊い。
だからこそ守りたくなる。

夢は、強く押し出すものではなく、
大切に扱うものなのかもしれません。


12|ないものねだりの私たち

ある人は恋人がいない。
ある人は健康がすぐれない。
ある人は仕事がない。
ある人はやりたいことが見つからない。
ある人は子どもがいない。

人は、つい「ないもの」に目がいきます。

けれど——

人が持っているものだけを欲しがるとき、
それは本当に「自分のやりたいこと」でしょうか。


 

13|想像してみてください

あなたのリストが「ダイエット」だったら。

好きな服。
友達とのショッピング。
カフェのデザート。

それは誰かにとっての夢かもしれません。

閉鎖病棟が出発点だった私にとっては、
憧れの日常でした。

あなたが今使っているそのスマートフォンやパソコンでさえ、
持ちたいと思っている人は五万といます。

インターネットで知り合った人が言っていました。
普通って難しいよ」と。


今あなたがもっている「普通」が
他の人の「憧れ」や「夢」である場合があります。
既にもっているものに感謝すると、自然と心が満たされていく感覚になると思います。


逆境にいる人は、こう思うかもしれません。

「やりたいことなんて、そんな余裕がない」

わかります。

でも、それでも私は言いたい。

やりたいことは、贅沢ではありません。

エネルギーの源です。

やりたいことをやっても時間を損することはありません。
なぜならやりたいことだからです。

時間を損したと思うのは、やりたくないことした後です。


小さい頃を思い出してください。

自転車を見ただけでワクワクしたあの感覚。

ミニ四駆や図鑑を抱いて眠った夜。

あの頃のあなたは、もう知っています。

人生は、楽しくしていいものだと。


あなたが、今、ニートでも、ひきこもりでも、うつ等の苦しい状態だとしても、
あなたは小さなやりたいことを実践することによって、
小さな満足感を呼び、少しずつ幸せになるでしょう。

あなたも、人生を楽しまれていいのです。

社会的にこうあるべきだという型にはめられて、
本当の自分を見失って、
人生でやりたいことも見つからない。
それでは、苦しくなって当然です。

むしろ、それが自然なことです。

誰かの人生ではなく、あなたの人生を。

今日も私はリストを1つ塗りつぶし
感謝できることを探します。


 

あなたの人生でやりたいことは何ですか?