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【今からあなたに魔法を授けます】

【ご注意】※この文章を読むと、身近なものに魔法をかけられるようになる可能性がございます。

突然ですが、あなたは、砂をプレゼントされて嬉しいでしょうか?
多くの場合、砂で喜んでくれる人はほぼいないでしょう。

でも、あなたが野球少年で、甲子園を夢見ており、大先輩が甲子園に出場した記念に持ち帰った砂だとしたら、どうでしょうか?

おそらく、忘れられない宝物になると思うのです。

砂が、忘れられないプレゼントに。

まるで魔法みたいですね。


次に、あなたは、

「アホすぎる!」

こんな言葉を言われて喜ぶでしょうか?
おそらく、喜ぶ人はいないでしょう。

しかし、あなたがお笑い芸人を目指しており、自分でアホを貫いた際に、観客から「アホすぎる!」と大きな笑いを取れたとしたら、どうでしょうか?

「アホすぎる!」

は最高の褒め言葉になります。
まるで魔法みたいですね。


この思考で、身の回りにあるものを考えてみましょう。

例えば、

ケンタッキー・フライド・チキン。
こちらを使って、喜ばせるシチュエーションを考えてみましょう。

ケンタッキー・フライド・チキンの創業者、カーネル・サンダースは、65歳を過ぎてから車で各地の店を回り、自慢のフライドチキンを売り込みました。

何度断られても諦めず、その挑戦が、やがて世界中に広がるKFCへと育っていきました。

一説には、1,009回も営業を断られたと伝説になっている方です。


あなたが、もし60歳を過ぎていて、

これから起業しようと思っているけれど、年齢的にも体力的にも自信がなかったとします。

そこに「ケンタッキー・フライド・チキン」を買ってきて、

「カーネル・サンダースのように、諦めないで挑戦して」

もしも、こう言われたら、勇気づけられるかもしれません。

魔法みたいです。


次に、菊の花です。

菊の花と聞くと、仏壇やお墓に供える花を思い浮かべる人も多いでしょう。そのため、普段の贈り物として受け取ると、少し戸惑う人もいるかもしれません。きっと、あなたがもらっても嬉しくないと思います。

しかし、あなたの大切な誰かが亡くなった直後に、あなたの友達がすぐに駆けつけてくれて、

「亡くなった方に捧げたくて、持ってきました」

と言って、すぐ仏壇に手を合わせてくれたとしたら、どうでしょうか?

この人はなんて温かい人なんだろう。
そう感じるかもしれません。

魔法みたいですよね。


次に、五円玉です。

五円玉を一つもらって喜ぶ人がいるでしょうか?

今では「5円があるよ」も買えません。
しかし、あなたが外国に旅行に行って、少年と出会い、

その少年が「いつか日本に行くのが夢なんだ」と言った時に、

「これは、日本の硬貨だよ。お守りとして持っていてね」

そう言ったら、少年はもしかしたら、感激するかもしれません。
魔法みたいですよね。


では、ここから難問です。

壊れた腕時計。

さすがにこれは使えない?

これで相手を感激させることができるでしょうか?

もし、あなたが女性で、好きな男性とちょっとしたすれ違いで
別れてしまって、お互いに好き同士だったとします。

再会した際に彼の家に行き、

あなたが5年前にプレゼントした腕時計が、

壊れてもなお机の上に置いてあったら、
もしかしたら、復縁できるきっかけになるかもしれません。

魔法みたいです。


もっと難しいことを考えてみましょう。

紙切れ一枚。

これだけで人を感動させることができるでしょうか。

例えば、あなたが無職だとして、1か月先に仕事が決まっているとします。恋人にごちそうしたいけれど、給料が出るまでは何も買ってあげられない。

そんな時、AIを使って「かなり精巧にできたごちそうします券」を

紙切れに印刷し、誠意を込めて事情を話し、お給料が出てからごちそうする約束をしたとしたら、喜ばない可能性はあるけれど、誠意は伝わるかもしれません。

紙切れ一枚で誠意が伝わる。

魔法みたいですよね。

いかがでしたでしょうか?


砂も、
「アホすぎる!」という言葉も、
ケンタッキー・フライド・チキンも、
菊の花も、
五円玉も、
壊れた腕時計も、
一枚の紙切れも、

そのもの自体が変わったわけではありません。

変わったのは、

それを受け取る人と、
渡す場面と、
そこに込められた物語です。

何でもないものに、
その人だけの意味を見つける。

私は、この考え方を

「バッチリ思考」

瀬海歩考案の思考法

と呼ぶことにします。
ダサい名前ですよね(笑)

でも、相手の心にバッチリ届くなら、
名前は少しくらいダサくてもよいのかもしれません。

あなたにプレゼントしたものも、
このバッチリ思考から生み出されております。

私がこれまで誰かに贈ってきた

曲も、画像も、言葉も、技術も、
特別な材料から生まれたものではありません。

その人が何を大切にしているのか。
どんなことで笑うのか。
どんな道を歩いてきたのか。

それを考えながら、

身近なものに、その人だけの物語を重ねてきました。


人を喜ばせる魔法とは、
高価なものを用意することではなく、
その人を、よく見ること。

その人の言葉を、覚えていること。

そして、

「あなたのことを考えました」

と伝えることなのかもしれません。


作家の端くれとして、
物を使わず、
文章だけであなたを驚かせることができたなら、
これほど嬉しいことはありません。

さて、次はあなたの番です。

あなたの身の回りにある、
誰も喜ばないようなものに、
大切な誰かの物語を重ねてみてください。

それはもしかすると、

世界に一つしかないプレゼントに変わるかもしれません。

あなたなら、

何に魔法をかけますか?


そして、この文章そのものが、
作家としての私の、
現時点での実力証明です。

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