「もっと子育てに優しい街」を掲げた鈴木ゆうすけ議員は、なぜ公立幼稚園の見直し陳情で棄権したのか
要約
鈴木ゆうすけ議員は、無会派・無所属の1期目議員です。令和5年市議選では、選挙公報で「もっと子育てに優しい街」を掲げ、子育て・教育政策を訴えて当選しました。
一方で、令和6年3月の流山市議会では、市内唯一の公立幼稚園である流山市幼児教育支援センター附属幼稚園の廃園方針について、見直しを求める陳情に棄権しました。
これは、形式上は反対票ではありません。しかし、市民が求めた「廃園方針を見直してほしい」という陳情に、鈴木議員は賛成しなかったということです。この記事では、鈴木ゆうすけ議員の選挙時の訴えと、実際の表決行動の整合性を整理します。
目次
まず結論
鈴木ゆうすけ議員の基本プロフィール
前回選挙で掲げていたこと
公立幼稚園の見直し陳情で、鈴木議員は棄権した
棄権は反対ではない。それでも私は重く見る
「もっと子育てに優しい街」と棄権の整合性
棄権理由の説明は確認できるのか
市民が確認すべきこと
主な確認資料
まず結論
鈴木ゆうすけ議員は、令和6年3月19日の流山市議会で、陳情第16号「流山市幼児教育支援センター附属幼稚園の廃園方針」の見直しを求める陳情書に対し、棄権しました。
ここは正確に書く必要があります。
鈴木議員は、この陳情に「反対票」を投じたわけではありません。
表決結果は「-」、つまり棄権です。
したがって、「鈴木議員は廃園に賛成した」と断定することはできません。
しかし、次のことは明確に言えます。
鈴木ゆうすけ議員は、流山市唯一の公立幼稚園の廃園方針について、市民が求めた「見直し」の陳情に賛成しませんでした。
私は、この棄権を軽く見ることはできません。
なぜなら、鈴木議員は選挙時に「もっと子育てに優しい街」を掲げ、子育て・教育政策を訴えて当選しているからです。
対象議員:鈴木ゆうすけ議員
会派:所属なし
所属政党:無所属
期数:1期
所属委員会:都市建設委員会、議会広報広聴特別委員会
陳情第16号への態度:棄権
市民向けの整理:廃園方針の見直しを求める市民陳情に賛成しなかった
鈴木ゆうすけ議員の基本プロフィール
公開資料上、鈴木ゆうすけ議員は、流山市議会で会派「所属なし」とされています。
所属政党は無所属、当選は1期です。
所属委員会は、都市建設委員会と議会広報広聴特別委員会です。教育福祉委員会所属ではありません。
令和5年4月23日執行の流山市議会議員一般選挙では、無所属・新人として立候補し、2,409票を得て当選しています。
新人候補として、かなり多くの票を得て議会に入った議員です。
だからこそ、選挙で掲げた言葉と、実際の議会での態度がどうつながっているのかを、市民が確認する意味は大きいと思います。
前回選挙で掲げていたこと
令和5年の選挙公報で、鈴木ゆうすけ議員は、大きく次の言葉を掲げていました。
「もっと子育てに優しい街」
そして、もう一つの大きな柱として、
「シニアも便利で暮らしやすい街」
も掲げています。
政策欄では、次のような内容も確認できます。
子育て・教育
学校給食費完全無償化を目指します
児童手当の所得制限撤廃推進
福祉・生活
安心・安全
公助と共助でやさしいまちづくり
ここは、今回の検証で非常に重要です。
鈴木議員は、選挙時に「子育てに優しい街」をかなり前面に出して当選しています。
その議員が、流山市唯一の公立幼稚園の廃園方針見直しを求める陳情に対して、賛成でも反対でもなく棄権した。
子育て・教育を掲げた議員が、子どもの居場所に関わる重要な陳情で、なぜ明確な賛成を示さなかったのか。
これは、市民が確認してよい論点です。
公立幼稚園の見直し陳情で、鈴木議員は棄権した
令和6年第1回定例会では、陳情第16号として、「流山市幼児教育支援センター附属幼稚園の廃園方針」の見直しを求める陳情書が扱われました。
この陳情は、流山市唯一の公立幼稚園である流山市幼児教育支援センター附属幼稚園について、廃園方針の見直しを求めるものです。
議員別表決結果一覧では、鈴木ゆうすけ議員の欄は「-」です。
資料末尾には、「-:棄権」と明記されています。
つまり、正確な表現はこうです。
鈴木ゆうすけ議員は、令和6年3月19日の市議会で、流山市幼児教育支援センター附属幼稚園の廃園方針見直しを求める陳情に対し、賛成票も反対票も投じず、棄権した。
ここで大事なのは、陳情の中身です。
問われていたのは、最終的な廃園条例そのものではありません。
問われていたのは、まず廃園方針を見直すべきかどうかでした。
その見直しに賛成しなかったということは、少なくとも鈴木議員は、市民側の「いったん立ち止まって検証してほしい」という声に、明確には乗らなかったということです。
棄権は反対ではない。それでも私は重く見る
棄権は、制度上は反対票ではありません。
そこは正確に分ける必要があります。
しかし、私は今回の棄権を、かなり重く見ています。
なぜなら、この陳情は「廃園を今すぐ完全に止めろ」という最終議案ではなかったからです。
市民が求めていたのは、まず廃園方針を見直してほしいということでした。
言い換えれば、これは「子どもたちのために、保護者のために、要配慮児の受け皿のために、いったん立ち止まって検証してほしい」という声です。
その場面で棄権することは、私は、少なくとも市民側の見直し要求に積極的には立たなかった行動だと受け止めています。
もちろん、表決上の分類は棄権です。
しかし、市民から見れば、結果として鈴木議員は見直しを求める側には立たなかったということです。
ここを曖昧にしてはいけないと思います。
「もっと子育てに優しい街」と棄権の整合性
私は、鈴木議員の今回の表決について、最も問われるべき点はここだと思います。
「もっと子育てに優しい街」を掲げて当選した議員が、なぜ公立幼稚園の廃園方針見直しに賛成しなかったのか。
流山市幼児教育支援センター附属幼稚園は、市内唯一の公立幼稚園です。
この園の廃園方針をめぐっては、園児数やコストだけでなく、要配慮児、発達支援、療育との接続、公立園の受け皿としての役割も問われています。
子育てに優しい街という言葉は、聞こえのよいスローガンだけで終わらせてよいものではありません。
本当に子育てに優しい街を目指すなら、支援を必要とする子どもや保護者が関わる可能性のある制度変更について、まず慎重に検証するのが筋ではないでしょうか。
鈴木議員が棄権したことについて、市民として確認したい問いは明確です。
公立幼稚園が担ってきた役割をどう評価したのか
要配慮児や発達に不安のある子どもの受け皿をどう考えたのか
私立幼稚園や保育園の空きで、本当に代替できると考えたのか
「もっと子育てに優しい街」という訴えと、見直し陳情への棄権はどう整合するのか
なぜ賛成でも反対でもなく、棄権だったのか
これは、感情的な攻撃ではありません。
子育て政策を掲げて当選した議員に対して、市民が当然確認したくなる問いです。
棄権理由の説明は確認できるのか
今回確認した範囲では、鈴木ゆうすけ議員本人が、公式サイト・SNS・ブログ・一般質問などで、なぜ陳情第16号に棄権したのかを説明している公開発信は確認できませんでした。
流山市議会公式ページ上でも、少なくとも今回の確認範囲では、鈴木議員の欄にHP/SNSボタンは確認できません。
もし棄権に理由があるなら、それは市民に向けて説明されるべきです。
特に、鈴木議員は選挙時に「もっと子育てに優しい街」を掲げていました。
子育て・教育を掲げて当選した議員が、子ども・教育に関わる公立幼稚園の見直し陳情で棄権した。
その理由が見えないままでは、市民は判断できません。
棄権は、賛成でも反対でもない態度です。だからこそ、なぜその態度を取ったのかの説明が必要です。
市民が確認すべきこと
私たち市民が確認すべきなのは、単に「誰が悪いか」ではありません。
確認すべきなのは、もっと基本的なことです。
議員が選挙で掲げた言葉と、実際の議会での表決行動がどうつながっているのか。
市民から出された見直し陳情に対して、賛成したのか、反対したのか、棄権したのか。
そして、その理由を市民に説明しているのか。
鈴木議員の場合、確認すべき点は明確です。
令和5年市議選で「もっと子育てに優しい街」を掲げていた
政策欄で「子育て・教育」を掲げていた
令和6年3月の市議会で、公立幼稚園廃園方針の見直し陳情に棄権した
つまり、市民側の見直し要求に賛成しなかった
棄権理由について、現時点で確認できる公開説明は見当たらない
この並びを見たとき、市民が疑問を持つのは自然です。
流山市幼児教育支援センター附属幼稚園の廃園は、ただの施設整理ではありません。
市内唯一の公立幼稚園をどう位置づけるのか。
要配慮児を含む子どもたちの受け皿をどう考えるのか。
「子育てのまち」という言葉を、実際の政策判断の中でどう実現するのか。
そこが問われています。
最後に
鈴木ゆうすけ議員は、令和5年市議選で「もっと子育てに優しい街」を掲げ、子育て・教育政策を訴えて当選しました。
しかし、令和6年3月19日の流山市議会では、流山市唯一の公立幼稚園について、廃園方針の見直しを求める陳情に棄権しました。
これは、表決上は反対ではありません。
けれども私は、今回のような「見直しを求める陳情」における棄権は、市民側の見直し要求に積極的には立たなかった行動として、非常に重いと考えています。
公立幼稚園の廃園は、ただの施設整理ではありません。
流山市がこれまで掲げてきた「子育てのまち」という言葉が、実際にどこまで子どもたちや保護者の側に立っているのかを問う問題です。
だからこそ、議員一人ひとりが何を掲げ、何に賛成し、何に反対し、何を棄権したのかを、市民が確認していく必要があります。
鈴木ゆうすけ議員には、なぜ見直し陳情に棄権したのか、「もっと子育てに優しい街」を掲げた議員として、市民に分かる言葉で説明してほしい。
その説明と今後の行動を、引き続き確認していきたいと思います。
主な確認資料
流山市議会「議員の紹介」
https://www.nagareyamagikai.jp/gaiyo/流山市「令和5年4月23日執行 流山市長選挙・流山市議会議員一般選挙投票結果・開票結果」
https://www.city.nagareyama.chiba.jp/information/1008966/1009079/1009080/1042189/index.html流山市「令和5年執行 流山市長・市議会議員一般選挙選挙公報」
https://www.city.nagareyama.chiba.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/042/189/r5sigikouhou.pdf流山市議会「令和6年第1回定例会 議員別表決結果一覧」
https://www.nagareyamagikai.jp/doc/2024032200014/file_contents/R6-1_giketukekka.pdf
確認できた事実と、未確認の事項
確認できた事実
鈴木ゆうすけ議員は、流山市議会公式ページで会派「所属なし」、所属政党「無所属」、当選1期と掲載されている。
所属委員会は、都市建設委員会、議会広報広聴特別委員会である。
教育福祉委員会所属ではない。
令和5年流山市議会議員選挙では、無所属・新人として2,409票で当選している。
選挙公報では、「もっと子育てに優しい街」「子育て・教育」などを掲げていた。
令和6年第1回定例会の議員別表決結果一覧で、陳情第16号に対し、鈴木議員は「-」だった。
「-」は棄権を意味するため、鈴木議員は廃園方針の見直しを求める陳情に棄権したと整理できる。
未確認の事項
鈴木議員が陳情第16号で棄権した具体的な理由。
棄権理由について、本人が公開の場で説明しているかどうか。
廃園条例案が正式に出た場合、鈴木議員がどのような態度を取るか。
この公立幼稚園廃園問題について、本人確認済みSNSやブログ等で詳細な説明があるかどうか。
