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【ストレッチシリーズ】 基本理論と効果解説  ④予備知識(2回目) ~神経支配、反射、呼吸~

こんにちは。
リンパデトックスや整体、美容のテクニックを通じて、カラダとココロの両面からケアを行う「サイクリスト整体リンパ療法師」のみかみけんたろうです。私は「構造」「栄養」「精神」の3つのバランスを整え、健康寿命を伸ばし、人生100年時代、ピンピンコロリが当たり前の世の中にすることを目指しています。

デスクワーク中心のオフィスワーカー・在宅ワーカーのために、セルフケアとしてのストレッチについてお伝えする「ストレッチシリーズ」です。

前回に続き、「予備知識(2回目)」を説明します。

ステップ1 ストレッチの基本理論と効果解説
💪ストレッチとその効果
💪ストレッチの種類
💪ストレッチの注意点
💪予備知識・・・・・・・・・・・今回(2回目)
💪長期的な展望
💪お風呂から出て1時間以内くらいにストレッチ
💪起床時は軽くにとどめストレッチの形だけ(カラダのスイッチをOFFからONに)
※具体的なストレッチのやり方は、ステップ2 実践編でお伝えします。

①筋紡錘、②腱紡錘は、前回のnoteをご覧ください。
💪①筋紡錘(きんぼうすい)
💪②腱紡錘(ゴルジ腱器官)

今回は、ここからです。

💪③相反性二重神経支配

ある筋肉が収縮している時に、その拮抗筋※(きっこうきん)は弛緩するように神経支配を受けることを言います。
※解剖学用語で、拮抗筋と主動筋という表現をすることがあります。
 2つの相対する筋肉がお互い逆の役割をするときに使う用語です。
例えば、肘(ひじ)を曲げる動作(解剖学では肘関節屈曲(ちゅうかんせつくっきょく)と音読みで表現します)ですが、主に上腕二頭筋(ちからこぶ)が縮むことで肘が曲がります。
そのとき反対側の上腕三頭筋(振袖と言ってはいけないか。。。)側は、特に意識せずとも、力が入らず自然に弛緩している状態になります。
このときの収縮している方が主動筋(上腕二頭筋)で、伸張している方が拮抗筋(上腕三頭筋)となります。
一方、曲がった肘を伸ばす動作(肘関節伸展)は、これとは反対のことが起こります。
まとめると下表の通りになります。

肘関節の屈曲と伸展

同様に、膝を曲げる動作も次のように分解できます。

膝関節の屈曲と伸展
図:肘関節、膝関節の動作のイメージ
引用:GoogleGemini生成


💪④伸張反射

筋断裂を防ぐための防衛反応です。筋肉が急激に引き伸ばされて、筋紡錘が感知し、中枢神経に伝達します。中枢神経とは、脳と脊髄を言いますが、ここでは脊髄での反射です。中枢神経では筋肉が引き伸ばされたことに対して、すぐに筋肉を収縮するように命令を発し筋肉を守ります。脳まで伝達、処理、命令を待っている時間がない緊急事態での防衛反応を言います。


💪💪💪コラム💪💪💪
筋肉センサーと神経が連係して、転倒から守ってくれた話

各器官と神経、筋肉が連係して活躍した、ちょっと恥ずかしいよくある話です。
通勤電車で立ったまま寝てしまい、ガクッとなっても崩れ落ちはしなかった経験はありませんか。眠くなりだんだんと力が抜けていって、突如、膝がガクッと急激に折れ曲がったタイミングで、大腿四頭筋群が瞬間的に収縮し踏ん張ってくれて、床に崩れ落ちないで済んだのです。これがまさに④伸張反射(脊髄反射)です。脳と連絡を取って指示を待っては間に合わないので、脊髄から直接筋肉に命令を出す現象です。センサーたちのおかげで倒れなかったのは幸いでしたが、全身がガクッと動き、半分は沈んでいますので、周りの人からはクスクスと笑われることは間違いないでしょう(笑) おつかれさまです。

💪⑤呼気を長くとる呼吸法(自律神経を間接的にコントロール)

息を吐いているときに筋肉が緩むことがわかっています。これは自律神経(体の生理現象等をオートマチックに制御している神経)の働きで、吸気では交感神経、呼気では副交感神経が働きます。意識的に自律神経をコントロールすることはできませんが、呼吸を介して間接的に調整することができます。  

「鼻から3秒かけて息を吸って、口(鼻でもよいです)から7秒かけてゆっくりと吐いてください(合計10秒でわかりやすいから)」

という呼吸法を日ごろおすすめしています。
この呼吸を2~3回繰り返し、20~30秒を1セットとして、3セット繰り返し行うようにとお客様にお伝えしています。
吐いている時間を倍以上長くすることで、交感神経よりも副交感神経が優位になり、リラックス状態に導き、筋肉は緩みやすくなります。
鼻呼吸も大事です。

💪まとめ(ポイント:ここだけはおさえておこう!)

各器官の機能、神経反応、呼吸法をうまく利用してストレッチを効果的に行いましょう。

 ●伸張反射をできるだけ起こさせないようにしつつ、ゴルジ腱反射をできるだけ起こさせるようにすること。
 ●ストレッチは、反動をつけずに、一定のところで止めて保持しておくようにすること。
 ●呼気を長くとって、副交感神経が優位になるようにすること。
 ●起始停止※をできるだけ遠く離して引き伸ばすのがストレッチ

※筋肉の「起始」と「停止」は、筋肉が骨に付着している場所を表す解剖学用語です。「起始」とは筋肉が始まる部分で、通常は体の中心(胴体)に近い側(近位)や、動きが少ない安定した骨に付いています。「停止」とは筋肉が終わる部分で、体の末端側(遠位)や、実際に動かす骨に付いています。筋肉が収縮することで関節が曲がったり伸びたりします。

次回が基本理論と効果解説のラストになります。
その次から実践編に入っていきます!
ではまた!

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