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フィリピン留学記⑱マニラのおすすめ博物館3選

私は博物館が好きだ。正直ディズニーの上位交換だと思っているほどに。
理由は3つほどに抑えておこう。
まず、学生に優しい。ほとんどの博物館は入場が無料か学割が効いており、貧困大学生の余暇の過ごし方をを経済的に支援してくれる。
次に、まるで異世界に迷い込んだかのような没入感を味わえる。こだわり抜かれた展示方法と、独特な世界観は参加者たちを容易く別世界に引き込んでしまうだろう。
最後に、展示の中には大喜利のお題だとしか思えないものもある。なので、ぜひお笑い好きな仲のいい人たちと行くのをお勧めする。

アヤラ博物館


マカティにある歴史博物館。ここはアヤラ財閥が保有している博物館であり、そのスケールには驚くほかない。特に最上階の「黄金」の展示は開いた口がふさがらなくなってしまう。スペイン統治前のフィリピンは金の採掘場として有名で、とにかく金であふれかえっていた。
どれぐらい普遍的なものになっていたかというと、ピガフェッタ(マゼランのクルー)の日記によると先住民が金箔を歯に着けていたことを記述している。
そんな黄金の展示がワンフロアにまんべんなく展示されており、おそらく全部売ったら子孫含め一生遊べるほどの金銭が手に入るほどだと思う。
金の鎖、ベルト、指輪、イアリング。思いつくものはすべて金でできていた。
アヤラ財閥恐ろしやと思う反面、各フロアのコンセプトや、フィリピンの歴史を時間軸的に回れる展示方法はこだわりを感じれたので、是非自分で経験してみてほしい。

金がいっぱい
民族衣装たち

国立人類学博物館


文化人類学専攻として楽しみにしていた博物館の一つだ。なんと料金は無料。
4階建てで、伝統衣装、武器、農耕道具などが展示されていた。特に心が惹かれたのがフィリピン南部のミンダナオ島に関するイスラムの展示だった。フィリピン人は大多数がカトリックで有名だが、島の南部には人口の7%ほどのイスラム教徒がいる。彼らの独特な儀式、踊り、武器や楽器は興味深く、自分の知らない文化と触れ合う機会を与えてもらった。
さらに、フィリピンの言語の歴史や、モダンアートまで4階層にぎっしりと詰められている。
是非行ってみてほしい。

目が小さめのBuraq
真っ白で美しい

アテネオ・アートギャラリー


我らがアテネオ大学内にある美術館。ここの学生になるともちろん無料になるので一度入学するのがおすすめだ。
アート展は時期によって展示するものが変わるのだが、私が行ったときはフェルナンド・ゾベル(Fernando Zobel)という画家がアテネオに寄付した絵画たちが展示されていた。フィリピンのアートの歴史は長く、戦後一気にモダニストが潮流となった。ゾベルはアテネオOBで、実際授業をいくつも開講していた画家なので、教室で教えているときの絵には親近感がわいた。
昨今、多くの学問が論理性を求められ、ますます科学的になろうとしている中で改めて芸術の複雑さや繊細さを知ることができた。絵も描きたくなった。
ギャラリーの2階でされていたグズマン(Kristine Guzmán)による「居場所」をテーマにした展示は心をざわつかせられた。幼少期の家族とのトラウマが絵画や動画になって表現されており、不気味かつホラーな表現に心打たれてしまった。
是非行ってみてくれ。

目で訴えかけてくる
こんなゴキさん絶対嫌だ


おわりに


博物館にはミッキーもタワーオブテラーもないが、はく製のネズミや、人の恐怖心を煽るような絵は沢山あるのではないだろうか。
Ameusement Park とMuseumの綴りが若干似ていることもこの二つに親近感を感じる理由の一つだと思う。
学生の特権である博物館にはぜひ学生のうちに行ってみよう。



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