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家を出てから、快適に過ごせる場所はありますか?車いすテニス全仏オープン。小田選手と上地選手にとって、パリは「ホーム」。昨年のパラリンピックに続いてシングルスⅤ

家を出てから、快適に過ごせる場所はありますか?車いすの全仏オープン。小田凱人選手と上地結衣選手が男女のシングルスで優勝した。2人は昨年、パリで行われたパラリンピックでも金メダルを獲得している。まさにパリは好記録を作れる場所。快適な気分となれる「ホーム」だろう。そんな場所を多く作れる人は幸せに違いない。

7日にパリのローランギャロスで行われた全仏シングルス決勝。第1シードの小田選手は史上2人目となる3連覇を達成した。今回もパリの人たちは19歳の若者に喝采を送った。

第2シード、米国のアルフィー・ヒューイット選手との頂上決戦は激戦に。第1セットを6-4で奪った小田選手。第2セットは大接戦。6-6でタイブレークに突入した。最終ゲームを8-6で粘り勝ち。第2セットを7-6と制して、3連覇を達成した。

小田選手は喜び爆発。ラケットをギターに見立てて、派手に演奏するようなパフォーマンスを披露した。パリで小田選手はロックスターになれる。

昨年はパリのパラリンピックで優勝を決めた後、車いすの片方の車輪を外して、地面にダイブ。コートに仰向けになって、喜びを味わった。

小田選手にとって、パリは「ホーム」だ。だから話しぶりも滑らかになる。小田選手の師匠的な存在、国枝慎吾さんは全仏で4連覇を達成した。小田選手はインタビューで「10連覇をめざして頑張ります」と宣言した。

女子シングルスでは、上地選手が5年ぶり5度目の優勝を飾った。女子ダブルスに続いての2冠達成だ。

昨年11月から左手首の腱しょう炎、さらに2週間ほど前には左手のひらに痛み。厳しいコンディションでの大会出場だった。

それでも上地選手は昨年のパラリンピック女王。パリでの勝ち方を知っている。けがで苦しんでいても、上地選手にとって、パリは「ホーム」なのだ。シングルス決勝で優勝を決めると満面の笑みを浮かべた。

小田選手の10連覇宣言も、パリが「ホーム」状態なので、実現しそうな気がする。単複2冠を達成した上地選手もパリでは無双に思える。

快適な気分で、自分のパフォーマンスを最大限に発揮できる場所こそ「ホーム」だ。そんな場所を多く作れる人は幸せに違いない。

家を出てから、快適に過ごせる場所はありますか?小田選手と上地選手のパリでの活躍は、そう問いかけているように思えた。

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