高校野球に絶対はありますか?甲子園をめざす地方大会に異変。選抜Ⅴの大阪桐蔭が早期敗退。準Ⅴの智弁学園、4強の中京大中京も。春には春、夏には夏の戦い方がある?
高校野球に絶対はありますか?甲子園をめざす地方大会。各地で異変が起きている。選抜Ⅴの大阪桐蔭がまさかの4回戦敗退。準Ⅴの智弁学園(奈良)、4強の中京大中京(愛知)も涙をのんだ。春には春、夏には夏の戦い方があるのだろうか?
大阪桐蔭は今年の選抜を制し、3回目の春夏連覇を狙っていた。それがまさかの4回戦敗退。大阪立命館に延長10回タイブレークの末に夢が潰えた。
大阪大会で8強入りを逃したのは2016年以来10年ぶり。延長でのスクイズが反則打球によるアウトとなったのが響いた。
智弁学園は奈良大会3回戦で、奈良大付に6-9で打ち負けた。また、中京大中京は愛知大会5回戦で享栄に1-4で屈した。
選抜4強入りした高校で唯一勝ち上がっているのが、千葉の専大松戸だ。千葉大会では8強入りしている。甲子園まで、あと「3つ」。
また兵庫では私立の強豪2校がいずれも公立校に敗れる波乱があった。20日の5回戦。昨年の選抜から3季連続で甲子園に出場していた東洋大姫路。加古川西に4-6と競り負けた。
そして今春の近畿大会を制した報徳学園。明石商に0-8と7回コールド負けを喫した。昨秋、今春の県大会ではいずれも報徳が勝利を収めていたが、3度目の戦いでまさかの結果となった。
昨夏の兵庫大会決勝では、東洋大姫路が報徳を7-6と大接戦の末に制して甲子園切符を手にした。昨夏の2強が同じ日に早期敗退を喫したのは、異変と言えるだろう。
関東にも波乱の波が起きている。2023年選抜Ⅴの山梨学院大付が準決勝で帝京三に延長タイブレークの末に敗れた。菰田陽生選手がドラフト上位候補に挙げられているが、最後の夏は聖地にたどり着けなかった。
強豪を下して勢いに乗り、甲子園出場を決めたチームもある。秋田大会を制した横手だ。初戦で3年連続の夏の甲子園をめざした金足農を下した。どんどん勝ち進んで1969年夏以来2度目の甲子園へ出場する。
一方で、昨夏の甲子園覇者の沖縄尚学は、沖縄大会を制して今夏も戻ってくる。
夏の覇者が帰ってきて、久しぶりの高校も名乗りを挙げた。
どんなに強豪でも、各地方大会で1位にならないと甲子園切符をつかめない。そこが選抜出場との大きな違いだ。
春には春の戦いがあり、夏には夏の戦いがある。どんなチームが憧れの大舞台に登場するのだろう。
甲子園切符をつかんだチームをたたえたい。そして敗れ去ったチームに惜しみない拍手を送りたい。
