これまでと変わった姿を見せたいですか?西武の武内夏暉投手。開幕投手めざし、オープン戦で好投。2試合無失点。2年前の新人王。昨季はけがの影響で4勝止まり。今季は二けたがマストだ
これまでと変わったところを見せたいですか?西武の武内夏暉投手に注目だ。初の開幕投手をめざしてオープン戦で好投を続けている。2試合計5回を挙げて無失点。2年前の新人王だが、昨季は4勝止まり。今季は二けた勝利がマストになるだろう。武内投手の再ブレイクに期待したい。
武内投手はプロ3年目の24歳左腕。福岡県出身。地元の県立八幡南高時代は甲子園出場なし。国學院大學に進むと才能が開花した。
2年秋に登板した明治神宮野球大会で8回2死までパーフェクト投球。無四球完封のピッチングで全国にアピールした。4年時には大学日本代表に選ばれた。
2023年のドラフト会議で西武、ソフトバンク、ヤクルトから1位指名。くじで交渉権を獲得した西武に入団した。
背番号は「21」に。レジェンド松坂大輔さんが付けた「18」も候補にあったが、武内投手は「21」を選んだ。この番号は通算251勝をマークし野球殿堂入りした東尾修さんが付けていた。どちらにしても出世ナンバー。球団の期待の証しだ。
そして2024年のルーキーイヤー。武内投手は10勝(6敗)、防御率2.17の好成績で新人王に選ばれた。
ただ、翌年1月に暗転する。左ひじを故障。シーズンの開幕に間に合わず、初登板は5月となった。12試合しか登板できず、4勝5敗。防御率も5.26と悪化した。
シーズンオフにはけがをしない体づくりと投球フォームの改善に専念した。
それがオープン戦の好結果につながる。2月26日のオリックス戦では2回無失点。そして2度目の登板となったのが3月5日だ。北海道のエスコンフィールドで行われた日本ハム戦。3回無失点に抑えた。これで2試合計5イニングを投げて無失点だ。
5日のゲームでは、昨季2位の日本ハム相手に許したヒットは1本のみ。二回、三回は三者凡退に抑えた。最速151キロ。無四球投球と安定感も漂っていた。
これまでエースとして活躍してきたのは今井達也投手だった。今季はメジャーリーグのヒューストン・アストロズでプレーするため米国へ渡った。昨季、今井投手が挙げた10勝。この穴を、どう埋めるかがチームの課題だ。
武内投手が狙うのは新エースの座だ。2月1日のキャンプ初日にブルペン入り。投内連係の練習でも「変わったところを見せたくて」と率先して動いた。
初の開幕投手をめざし、プロ8年目の渡辺勇太朗投手とその座を争っている。オープン戦で結果を出して、つかみとりたい。
今季の武内投手にとって、2年前に挙げた10勝がマストだろう。これまでと変わったところを見せられるか。武内投手の活躍に期待したい。
