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漢詩:聴雨坐観(七言古詩)

静かに雨の音を聴きながら、瞑想し、心の揺らぎを見つめる──
この詩は、そんなひとときを描いた七言詩です。

繁體字原文
雨聲拍瓦靜心通,
閉目調息入禪風。
世慮千年同舊夢,
人情萬象繞浮空。
行歌遠旅尋安處,
筆墨弦聲寄意中。
我守當今觀念動,
心如擺子度無窮。


🇯🇵【日本漢文・読み下し文
雨聲(うせい)、瓦(かわら)を拍(う)ちて 心(こころ)、靜(しず)かに通(つう)ず。
目(め)を閉(と)じて 息(いき)を調(ととの)え、禪(ぜん)の風(かぜ)に入(い)る。
世(よ)の慮(おもんぱか)りは 千年(せんねん)も舊(ふる)き夢(ゆめ)に同(おな)じく、
人(ひと)の情(じょう)は 萬象(ばんしょう)となりて 浮空(ふくう)を繞(めぐ)る。
行(ゆ)き歌(うた)い 遠(とお)く旅(たび)して 安處(やすところ)を尋(たず)ぬる者(もの)もあれば、
筆墨(ひつぼく)と 弦聲(げんせい)に 意(い)を寄(よ)する者(もの)もいる。
我(われ)はただ 當今(とうこん)を守(まも)りて 觀念(かんねん)の動(うご)きを觀(み)つめ、
心(こころ)は 擺子(ふりこ)のごとく 無窮(むきゅう)を度(わた)る。


🇯🇵【意訳(現代日本語訳)
雨が瓦を叩く音に、心はしだいに静まりゆく。
目を閉じて呼吸を整え、禅の風に身をゆだねる。
人の悩みは千年経ってもなお、古びた夢のように繰り返され、
情のもつれは万のかたちを取り、ただ空しく漂うばかり。
歌い、旅して、安らぎを探す者もいれば、
筆を執り、弦を奏でて思いを託す者もいる。
私はただ「今」を見守りながら、移ろう思念を見つめ、
その心は振り子のように揺れながら、果てなき時を渡る。


🇨🇳【中文现代语译文】
雨聲敲打瓦面,心境由此靜定;
閉上雙眼、調勻呼吸,彷彿進入禪意的清風。
人世間的憂慮,就算千年過去,也像陳舊的夢輪迴不斷;
人情的牽纏化作萬象,在虛空中繚繞飄浮。
有人邊歌邊行、遠遊尋找安身之所;
也有人借筆墨、撫琴弦,把心意寄託其中。
而我只守著當下,觀照念頭的起伏,
讓心如鐘擺般往來搖盪,度過無窮的時光。


🌍️【English Translation】
The sound of rain taps on the tiles, and my mind grows calm.
Closing my eyes and steadying my breath, I drift into a breeze of Zen.
Earthly worries—though a thousand years pass—return like an ancient dream;
Human emotions swirl in myriad forms, drifting idly through empty space.
Some sing as they travel afar, seeking a place of rest;
Others entrust their feelings to brush and ink, to the resonance of strings.
I simply guard the present moment, watching each thought arise and fade,
While my heart swings like a pendulum, crossing the boundless flow of time.



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