沖縄・生活ヨガリトリートの活動報告
沖縄ヨガリトリートの様子
今年で9年目(自分では数えられないので、全回参加のメンバーに教えてもらいました)となった沖縄ヨガリトリート。
行き先は沖縄本島から見える小さな島。
この島を皆「神の島」と呼んでいます。
琉球神話の始まりの場所であり、今なお神話の中にある島。
部外者である私たちには俄かには理解し得ない時間がとうとうと流れています。その流れが素晴らしく心地よく、何もしきたりや儀礼を押し付けてくることも何もなく、本当に自然に、ただただ有り難さが染み込んでくるような場所なのです。
何かを探そうにも、それが何かがわからなく。感じるだけに徹しようとしても捉えることができない「神々しさ」があるのです。
毎回、奇跡のような出来事が当たり前に起こるリトリート。
今回も「なるべくしてこうなった」リトリートとなりました。
全くの予定不調和。
それが楽しさでもあるのです。
天気と共にある時間
自然に委ねるという言葉を耳にしますが、この島との関わりはまさにそれ。
数日まえから沖縄地方は雨予報。でも、風がさほど強い予報でもなかったので、雨の時間の過ごし方のシュミレーション(予定)をたくさん立ててのパッキング。
そして、雨予報が嘘のように那覇空港に到着した空は晴れ。
心は穏やかに、レンタカーに乗り込もうとした時、ほぼ同時に3方向からの情報が携帯をにぎわした。
そのいずれもが、”フェリーが欠航する”というもの。
当日朝の情報では、予定通りのフェリー運行と聞いてた。そしてこの晴れ模様。なにがあったのか、確定情報を待つ。
待っている間に過ぎる「予定不調和」という現実。
そして、我々の乗船することのできる便は全て欠航が決まったとの連絡。
先行して入島したメンバーはそのままに、渡ることのできないメンバーとどう過ごすか、直面する「宿」問題。そして、食事も含めた活動内容。
急激に発達した低気圧が予想を超え海面に船の航行には悪影響となる方向のうねりを生み出したことで、リトリートの形があっという間に変わる。
これだから、面白い。
方向転換
不思議と焦る気持ちよりも、ワクワクが勝る。
天気が私たちに何かを語っているよう。
そのまま、島が見える地に宿を取り直し、島に由来のある伝承が残る聖地巡礼。
気になっていた場所に行くと、干潮でしか見ることのできない海中の碑に触れることができ、実際に感じたエネルギー。
そして、そこから真東に臨む神の島。海中の聖地。
その昔、おそらくこの方向に祈りを捧げた人がいたであろう地に立つことができた。

いつもなら借りないのに、今回だけは事前に利用を決めていたレンタカーのおかげで、小回りがきく。海を眺めることのできる日の入りまで営業しているカフェでコーヒーを飲み、そのまま沖縄随一を誇る源泉掛け流しの温泉に浸かる。自炊をする予定であった夕食。ぼんやり眺めたグーグルマップの情報から、完全思いつきでたどり着いた沖縄家庭料理のお店の食事のクオリティーと働くひとのホスピタリティーの高さに一同感動しっぱなし。
心からもう一度いきたいお店ができたことの喜びに耽ることができた。

2日目の朝も曇り空の予報。
風はおさまりそうなので、船は動くという予想はたった。
迎えた早朝。
海岸へ出た私たちが見たのは、半月が残る朝の空に、行きたい島(目的地)から昇る黄金の朝日でした。


船が止まっていなければこの景色も、昨夜の家庭料理も、海中の聖地にも出会うことはなかった奇跡。
いそいで来ることないから、そこで時間をすごすといいよって天気という力をつかって神様が施してくれたようにしか思えなかった。
ようやくたどり着いた神の島
毎年来ているこの島に、たどり着いたという実感を持つことができたのも今回の記憶。
いつも来ているけれど、来れることは決して当たり前ではなかったということ。(実はこれまで1度だけ渡れなかったことがある。帰れなくなった人もいた。)
嘘のように穏やかな海面を滑るフェリーを降り、メンバーが合流。すでに始まってはいたものの、改めてリトリートの仕切り直しとなった。
お腹を空かせた私たちはまず、朝食準備。今回は基本的に全て自炊を予定。


参加メンバーにも恵まれ、みんなで協力してあっという間に素晴らしい朝食が完成。
幸い空はいい天気。半袖で過ごせる夏日。
朝食を済ませ、ずっとやりたかったビーチクリーンへ。
のんびり過ごしたり、自転車で島をまわることもあるけれど、今回は必ず取り入れようと決めていたアクティビティーの一つ。


いいとか悪いとかを言いたいわけではなく、ただ、「綺麗にしたい」という思いで海岸を散策。あっという間に手に余るほどのゴミを回収。
見知った外国の文字の書かれたものばかり。
地球のつながりを知る。ゴミは国境を渡る。
そして、もう一つの活動が「釣り」

簡単な仕掛けと竿を持参し、数年前のリベンジをと諦めの悪い2人が参加。
しかし、魚の影が一つも見えず。
そんな時、顔見知りの漁師さんを発見。

まさに釣りたてほやほやの魚を手にいれることができた。自分の竿で釣ったものではないけれど、こっちの方が豊か。
こうした漁師さんとの関係も、これまでコツコツと積み上げてきたもの。とても有り難く、かけがえのない時間でした。その場で捌いて、袋に入れて持たせてくれた今日の夕食。

昼食には、参加メンバーのTさんが、あっという間に本格豚骨そばを調理。
これは感動的な美味しさでした。具材はもやしと石垣島から持参いただいたオオタニワタリという沖縄の食材を使用。島豆腐と、島の塩をつかった塩にぎりを添えて。
夕方には、雲の広がり始めた空のしたでこのリトリートはじめてのアサナタイム。波と風と鳥の声に包まれた広い空間に手を伸ばし、深呼吸を楽しんだ。

すっかり暗くなって宿に戻ると、まさかの停電。前日朝、フェリーを止めた低気圧の雨の影響での漏電が原因。
でも、一つも動じることなく、小さなあかりと、近所からのライトのヘルプがあり、薄暗い中での夕食料理。



漁師さんからの魚を贅沢に使用。それ以外にもモズク天ぷら、島のお野菜のサラダ、豚骨出しの卵スープ、ゴーヤ炒めなど食べるものを自分たちで準備。
一部回復した部屋の光の下で、島の人も交えたゆんたく時間となりました。
雨の朝
3日目の朝は、雨の予報が曇り空。
真っ白な空と海を眺めに、早朝海岸瞑想。
前日夜に星を見に出かけたけれど、あまりの闇に怖くなって引き返した場所。
昨日のような日の出は見えないけれど、この光そのものが太陽からの恩恵。それを知っているから、眼に見えるもの以外に包まれていることがわかる。
太陽もまた一つではない。つまり、やさしさの形も、ひとつではないのでしょう。

そうこうしているうちに雨が降り出し、宿でアサナの時間。
自らの感覚を落ち着かせ、もっと大切なものを感じる力が目覚めるように。

作る、食べる、動くを共有してきたメンバーの手際がどんどんよくなり、朝食もあっという間に素晴らしい献立になりました。
ビーツ炒め、ポハ、ゴーヤと舞茸の炒め物、卵焼き、島のパイナップル。


準備した食材を余すことなく全てを使いきり、そして全てを自分たちの体に染み込ませた時間でした。
食事していると空も明るくなり、帰る頃には日差しも戻り。
旅の思い出を皆に共有したメンバーの表情はとてもとても清々しく、豊かなものでした。



メンバーの心に起こるいろいろを全て書き出すことはできないけれど、きっと今回のリトリートも他では味わうことができない唯一無二のものになったのではと思っています。
予定不調和。
これほど面白く、味わい深く、自分の皮が剥がれていく時間は他にない。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
次回のリトリート
次回は、11月を予定しています。詳しい詳細が決まりましたらまたこちらでも告知いたしますね。
その他のリトリート
2025年7月 高野山ヨガ合宿
詳細 https://seikatuyoga.com/rt-koyasan-2/
2025年9月 高野山ヨガ合宿
2025年9月 静岡県(三保地区)ヨガリトリート
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