FENDER EXPERIENCE 2025②ルナシーJのラメフェスに参戦編
LUNA SEA関連のイベント抽選は、いつも撃沈。ファン層の厚みを思い知る。それでも今回、初めて当選した。
ベーシストのJさんが登壇する、FENDER EXPERIENCE 2025でのトークセッション。
Jさんが「ラメフェス」というほどに、ラメ愛にあふれた時間。
そう、ラメとはキラキラしたあれのことだ。
ラメ尽くしの美しい新型シグニチャーベースも登場、
ファンのひしめき合う会場に、低音が響きわたる。
初めて間近で見る、Jさん!
お楽しみください🎸
(今回のエッセイは、前後2部構成になります😃)
前編:FENDER EXPERIENCE with J(LUNA SEA)
《出演日時・場所》
10月13日(月) 14:30~15:30
表参道ヒルズ スペース オー
◆結論。
おもしろかったー!
勉強になったー!
Jさんは明るくて優しい💕
対バンした際にGLAYファンが、Jさんにざわついたというのにも納得。
なおわたしは、90年代から戻ってきたLUNA SEAファンに過ぎず、簡単に言うとROSIERの頃で時間が止まっている🌹
だからJさんのことは、ちょっと怖い上級生に見えている(現在形?😆)。
発売された自伝「MY WAY」を読むことで、失われた時間を補おうとしている。
憧れだったLUNA SEA。
一番近寄りがたかったJさんに、近くで会えるこの機会がとても嬉しかった。


◆柵、確保
今回のイベントは何百人も集う上、オールスタンディングだ。
ネット上の令和バンギャたちの言いつけを守り、わたしも柵を確保したw(通路を作るためにガードレールのように置いてあった)
すし詰めで、身じろぎもできない。
上下逆さまにしたJの字になって、左腕を柵に載せた。
柵は、思いのほか頑丈だった😆

運良く、Jさんがこちらを向いて座った。
お話はユーモラスで楽しい。
笑顔や、ベースの試奏で、疲れも暑さも吹き飛ぶ。
◆耳でも感じる
Jさんの、前夜のライブで少し枯れたらしい声が、会場に響く。
弾んでいて、聞き取りやすい。
そしてアンプから出てくるベースの音は、リハーサルスタジオさながらだ。
お客さんによっては初めてベベンとくる音を聴くらしく、少し驚いているようだった。
(司会のジョー横溝さんの言う通り、ライブ本番の際には、さまざまな機器や調整が入った状態で音が客席に届いている)
◆ラメラメ必須
特筆すべきは、トークセッションは「ラメフェス」と銘打たれた点か😆
Jさんが、ハーレーのヘルメットにせよ、海外で見つけたソファにせよ、ラメに目がないということがわかった。
この度の目玉「King’s Red Sparkle」も、もちろんラメラメ。
ピックガード(白い部分)は、ご本人曰く「石鹸箱」の模様。セルロイドの容器のことかなと想像😊
既存のモデルにも、その愛が刻まれている。


もし、将来Jさんと握手できるような機会があれば、ラメラメの爪にしていきたい。まぶたもラメラメ厚化粧にするかな?
◆J先生爆誕👑
技術面で印象に残ったことは、次の通り。
・ベースは弦が太くとも、強く弾く必要はない。
高価なモデルはなおのこと。
・ピッキング位置をずらせば、音の表情が変わる。
一曲の中でもイントロ、Aメロ以降ボーカルのバックなどで使い分ける。
わたし、ずっと同じ位置で弾かなきゃいけないと思いこんでいた。
音出しの際、Jさんは早めの音でも、ダウン(上から下に弦を弾き下ろす)で弾いていたな。(うちのAI曰く、筋力もリズム感も必要)
わたしはオルタネイト(上下上下…)でしか弾けない。

J先生、ありがとうございます!
勉強になりました!
こうしてベースのお話を聞けたことが、後述する理由で幾重にもうれしかった。
そして、もし私の音楽仲間Rが隣にいたらなぁと思った。
きっと感想や、うんちくを聞かせてくれただろう。
ここからは、フェンダーをトリガーとした回想録になる。
わたしだけの、一生で一度の FENDER EXPERIENCEだ。
主役もJさんから、Rというギタリストに交代する。
あなたにも、なにか感じてもらえるかもしれない。
しばしお時間をください。
後編:FENDER EXPERIENCE with R(TRUE BLUE)
《出演日時・場所》
10月13日(月) 終日
筆者の記憶の中 ラメ入り
◆ベースに挫折
壇上のJさんの前で、ベーシストは来ているかと聞かれ、にぎやかしで手を挙げてしまった。
元ベーシスト志望と謹んで過去形に訂正する。
わたしは初め、バイト代を貯めてギターを買った。
15歳の頃。
正直にいうとその時は、青いギター(YAMAHA)の松本孝弘さんに憧れていた。
故郷の東海地方では、稲葉さんのラジオ番組が放送されていたから、早めにB'zを知っていた。
(アルバム Imageで LUNA SEAに出会う直前)
店員さんのおすすめを買ったが、安価なギターは重い。
ストラップが食い込む肩に、大きな青あざを作っていた。
弦を押さえる左の指先も、たこのように固くなり、時々脱皮する。
グループレッスンに通うも、ついていけない。
同じ頃、幼なじみが「もう弾かない」と、ベースを貸してくれた。
つまりは、ギターもベースも自分の部屋に置いてあったということだ。
ピアノやシンセサイザーまで持っていた。
そんなんだから、大学受験にも失敗しているが。
ギターよりはベースの方が、幾分ましな音が出せた。
しかし知人に、「ハイウェイスター」をステージで弾くよう頼まれた。
たちまちベースの奥深さに気づき、ギブアップした。
それでもなにか、音楽をやりたかった。
新しいバンドをはじめるに際して、ギタリストとして無双だったRをゲット。
Rは、高校生のくせにちょっと渋くて、「禁じられた遊び」や「天国への階段」をお遊びで弾いてくれたのだが、驚くような美しい音色が鳴っていた。
運良く、わたしは彼の同級生だった。
ベースについては、自分のきょうだいに任せた。
LUNA SEAの「BELIEVE」の譜面で、手ほどきをした覚えがある。
仏間がうちのスタジオだった。
二人ともちゃんと弾けるから、わたしはもう、歌うしかなかった。
(蛇足だが、バンド生演奏で歌う時はベースの音とリズムを頼りにすることが多い。)
そんなこんなで弦楽器は、いまだ満足に弾けないままだ。
ある調査では、弦楽器の一年間での挫折率は9割というが、そっち側だ。
コンプレックスを持っている(笑)
◆弾けるのは努力の結晶
弦楽器がきちんと弾ける人は、Jさんのいうとおり、触っている時間が長いということだ。
その努力の積み重ねは、尊敬に値する。
LUNA SEAの弦楽器トリオ(J、INORAN、SUGIZO)のことも大好きだ。
ライブでも音がバシッと揃って、聴いていてほんとうに気持ちがいい。
とはいえトリオに頻繁に会ったり、気軽に質問できるわけではないから
(後輩になりたいけれど)、
これまで弦楽器や音響など、知りたいことはRに聞いていた。
Rは中学の頃から、良き先生と、思う存分弾ける環境に恵まれていて、18歳にして名古屋イチの栄誉を手にしていた(某メーカーのコンテストにて)。
90年代の、名古屋のインディーズのレベル感は、バンド好きな方ならご存知だろう。
それなのに当人は「プロにはなりたくない」という。
スカウトにも乗り気ではない。不思議なものだ。
記憶の中のRは、フェンダーの青いギターを下げている。
◆小さな悔やみ
そんなRが、大人になって東京へ遊びにきてくれた日。
ランチをした後に、彼はひとりでフェンダーのお店へ行った。


わたしは、ついていかなかった。
弦楽器のことは、Rに任せておけばいい。
ましてや自分は、もう何年も音楽をやっていないのだから。
かたやRは、骨の髄までギタリストだ。
「フェンダー(お店)に住みたい」と名言を放ち、音楽仲間を笑わせた。
たくさんの弦楽器が並ぶ店内の様子。


関西でのインディーズツアーもやり切ったR。
ほどなくして彼は、仲間たちが予想していたよりもずっと早く、すっと亡くなった。
バレンタインデーだから、なんだかかわいいらしい命日となった。
そういえばメガネを外せば、顔も少しかわいらしかったっけな。
わたしには、知識を分け与えてくれる人がひとたびいなくなった。
◆お店に足を踏み入れる
表参道でのイベントのあとは、少し離れた「フラッグシップトーキョー」へ向かった。スタンプラリーを口実に。
Jさんが呼んでくれた、フェンダー……
心のどこかに、二年前、Rを一人で行かせたことをつぐないたいような、そんな気持ちもあった。
Rが見た世界の追体験をしたかった。
お店は、確かに素敵だ。


ギターのコレクションに、豪華なソファー。
美術館と讃える方もいるが、ロックスターの邸宅のようでもある。
これは住めるわ(笑)と思った。

帰り際、プレゼントにコーヒーをもらった。

そして、フェンダーの長袖Tシャツを二枚買った。
一枚は、J先生と、ちょこっとINORANに会えた(詳細は①にて)、今日という日の思い出に。
もう一枚は、かつての大切な仲間Rのことを想ったあかしとして。


◆楽器の楽しさ
わたしも、弦楽器にチャレンジしてみて良かった。
挫折したからこそ見え方が変わり、思い出もできた。
最後に、あなたに提案だ。
ギターは、指の押さえ方など少々難しいが……
ベースだったら、弦一本だけでもそれらしい音が鳴る。
地元の楽器屋さんで、「さわってみたい」とお願いしてはどうだろう。
楽器屋さんでの試奏は、自然なことだ。
何度か試してやってみようと思えたら、手頃なものを買ってみてもいいかもしれない。
あるいはお友達が、眠っている一本を貸してくれるかもしれない。
そうやって楽器をさわってみたら、LUNA SEAたちアーティストのすごさが、きっと、いっそうわかるようになるよ。
世界が変わるよ。
日暮れ前、少し歩いて明治神宮へ行った。
真ちゃんや隆一の健康、弦楽器トリオとファンの、末長い幸せをお願いしてきた。
来月のルナフェス(幕張での LUNATIC FEST.)も成功してほしい。
本日の推し活、無事に完了だ。
①INORAN編はこちらから
◆あとがき
青色が好きだったわたしが、授業中に考えたバンド名。
かっこいい単語を並べただけのもの。
くしくも数ヶ月後、LUNA SEAの新曲となって世に放たれ、大ヒットした。
本当の意味は、
裏切らない、誠実な、混じりけのない、真実の……
Jさんが原曲を作った。
