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masako4645
大学に入ってすぐ、私が好きな人と付き合えた理由。
大学に入学した日のことを、今でも覚えている。
講堂に集まった学部の新入生を見渡して、気づいた。
女子が、ほとんどいない。
私の学部は女性が1割しかいなかった。つまり、男の子がたくさんいた。
モテそう、と思った人もいるかもしれない。でも実際は違う。選択肢が多すぎると、人はかえって動けなくなる。
その中に、彼がいた。
色白で、おとなしくて、どこか繊細な雰囲気の男の子。地方から出てきた、一人っ子のピュアな人だった。
私も田舎から出てきたばかりだった。
なんとなく、気になった。
私がやったことはシンプルだった。
周りの男友達に、こう話した。
「私、〇〇くんのことが好きなんだよね。」
それだけ。
狙ったわけじゃない。ただ、素直に口に出した。
でもこれが、じわじわと効いた。
噂は自然に広がる。彼の耳にも届いた。意識が生まれた。学校で話すようになった。
田舎から出てきた者同士、話が合った。
特別なことは何もしていない。ただ、一緒にいる時間が少しずつ増えていった。
そして春、彼の誕生日が来た。
「お祝いしてあげる」と言って、ケーキを持って彼の家に行った。
その日、付き合うことになった。
4年間、一緒に過ごした。
バイト終わりに迎えに来てくれた。半同棲みたいな日々だった。旅行にも行った。ほぼ毎日、一緒にいた。
卒業後、私は会社員になり、彼は大学院へ進んだ。自然な流れで、別れた。
悲しかったけど、後悔はなかった。
好きな人と、好きなだけ一緒にいられた4年間だったから。
振り返ると、私がやったことは3つだけだった。
好きだと、口に出した。
田舎者同士という共通点で、距離を縮めた。
誕生日というきっかけを、自分で作った。
テクニックじゃない。でも、確実に機能した。
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