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Vol.69 母の ” 推し活 ” 的な瞬間?

「顔が良くても芸が拙いアイドルは好きになれない」これが我が母(現在71歳)の基本スタンス(←※若干、誇張含む)。
そんなこんなで、『推し活』なんてものとは無縁な母ですが、そんな母でも ” 推し活 ” 的なテンションの上がり方をすることがありまして…

それは先日(「イオンシネマ近江八幡」にて)、滋賀県の近江八幡における終末期ケアの様子を収めたドキュメンタリー映画「近江ミッション 願いと 祈りと 喜びと」の「舞台挨拶付き上映」が行われた時の話。

※下記は約1分間の予告編です。

以前、同じテーマを撮った(同じく溝渕監督作品の)ドキュメンタリー映画いのちがいちばん輝く日を観た母が感銘を受けていたので「舞台挨拶付き上映」の事を教えると『ぜひ行きたい』との返事。
それでは、と告知チラシを見せたら母が一言『佐々木慈瞳さんがゲスト登壇者や♪』。
ちなみに佐々木慈瞳さんとは、NHK Eテレで(2016年7月のパイロット版の放送を皮切りに)2017年4月から2020年3月まで月一で放送されていたドキュメンタリー番組やまと尼寺 精進日記でお馴染みの、お坊さんにして公認心理士。なおやまと~では ” 音羽山観音寺の副住職 ” としてのクレジットですが その後下山されて、現在は病院や学校のカウンセラーとして活動中とのこと。
実は、母は ” 番組の関連書籍 ” を購入するほどのやまと~のファンで、『もしかすると、慈瞳さんからサインを書いてもらえるかも?』という期待が湧き上がり、『そうなったら関連書籍どのページにしてもらおうか?』と考えて、選んだページに付箋を貼り付けるという「事前準備」を開始。

そして迎えた当日、少々早めにロビーに入れば、特設ブースにいらっしゃる慈瞳さんを見つけて、足早に近づき話しかける母。
言いたい内容が少々説明不足になりながらも、テンション高めに一所懸命話しかけて、予定通り!?慈瞳さんから書籍にサインを頂戴している母の姿を目の当たりにして「これが、母における ” 推し活 ” の瞬間かも?」と思ったのでした(笑)。
その後は、私のスマホで「母と慈瞳さんの2ショット」「私と母と慈瞳さんの3ショット」の写真を撮り、興奮冷めやらぬ母と共に開場時間まで待ち、親子揃っていざ入場。

映画本編は「近江八幡の四季折々の風景」と「終末期ケアを受ける患者さん達の日常」が交互に描かれる、時に美しく、ちょっぴり笑いありの静かな作品でした。
そして、上映後行われた舞台挨拶は、 ” 溝渕雅幸監督 ” と、本作でナレーションを担当された 元NHKのアナウンサー ” 杉浦圭子さん ” 、 ” 佐々木慈瞳さん ” の三人が登壇…のはずが、溝渕監督が客席の(元滋賀県知事の) ” 嘉田由紀子さん ” に登壇を促したことから、中盤からは四人での舞台挨拶に。
結果、中盤以降は嘉田さんの「終末期ケアのみならず、近江八幡の四季折々の風景を収めて頂いて本当にありがたい」という、 ” 環境保護 ” & ” 伝承行事の保護 ” の想いが、割と長尺に渡って溢れまくったのはご愛敬(笑)。

改めて『 ” 作品を観終わった直後 ” に、感想を ” 人前で、適度な尺でトークする ” には、それ相応のスキルが必要』だと痛感しました。
…私じゃ絶対無理ですね{←当たり前(笑)}

では今週の締めの吃音短歌(注1)を…

朝露の きらめきにも似た 熱情が ノイズもどきに 朽ちるいらだち

※私の場合、「推しの相手」を前にしたら、吃音(注2)の症状が爆発!?して、かなり「おかしいしゃべり方」になりますね…たぶん(笑)

【注釈】

注1)吃音短歌

筆者が抱える障害でもある、吃音{きつおん}(注2)を題材にして詠んだ短歌。
この中では『「吃音」「どもり」の単語は使用しない』という自分ルールを適用中。

注2)吃音(きつおん)

かつては「吃り(どもり)」とも呼ばれた発話障害の一種。症状としては連発、伸発、難発があり、日本国内では人口の1%程度が吃音とのこと。

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