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あなたに会えて幸せ/あとがき

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

最初いきなり、
【車椅子ユーザーの独り暮らし】
という主人公設定に驚いた方も多いのではないでしょうか?

また、【独り暮らし車椅子ユーザー同士の恋愛・結婚・出産】という設定にも驚いたと思います。

本作品【あなたに会えて幸せ】は、構想から25年の作品です。
当初、
【脳性麻痺男性・全盲男性の風俗店利用に付き添う】
という個人活動でした。
脊髄損傷の若い男性・脳性麻痺ご夫婦・福祉関係者、色々な人に会いました。
その活動が、河井香織さんの著書【セックスボランティア】で紹介されました。
また、書籍
【車椅子で夜明けのコーヒー】
【癒しのセクシートリップ】
を読み、
一般社団法人『ホワイトハンズ』の活動に注目しました。

そんな中、2019年08月16日に、
『AbemaPrime』
【障害者は、子どもを生んではいけないのか】
に、出演させていただきました。

私自身、車椅子ユーザーであり、2017年から独り暮らし。
2020年には、介護サービス解約・障害者手帳自主返納して、【障害者の自立とは?】を自問自答してきました。
日本国憲法を繰り返し読み、
【そもそも障害とは? 福祉とは? 人権とは?】
と、テーマが拡大しました。

並行して、アドラー心理学を勉強して、ようやく本作品の執筆に着手できました。
本作品でのこだわりは、

・【障害、障害者、健常者】という言葉を使わない。

特に、ミクとトモキのセリフは、【不自由】という言葉も使いませんでした。
・車椅子ユーザー×健常者の恋愛結婚出産は、たまに実例がありますが、
介護される人×介護する人、という枠組みから逃れられません。
そこで、【補い合うふたり→車椅子のふたり】という基本設定【車椅子女性・車椅子男性の恋愛結婚出産】にしました。

【障害】とは、元々、心身の特記事項に過ぎません。
【障害】と呼ぶことによって、当事者や家族の【劣等コンプレックス】を生みます。
反対に、第三者の【優越コンプレックス】を生みます。
【障害者】という呼び名に至っては、
当事者・家族の【自己卑下】を産み、第三者に【人生終わった人・何もスキルを持たない人】のイメージを持たせ、社会の最下層・蔑視の対象になっています。

私が近年悩んだのは、
【障害者と健常者の非対称性】
でした。
たくさんの時間とエネルギーを費やしてしまいましたが、高い視座から捉えることができました。

アドラー心理学の教えは明確です。

『自己卑下をしない。
 変えられないものに執着せず、
 変えられるものに注力する』

それが、自己受容であり、幸せの条件なのです。

【障害】という自己卑下から、たくさんの方々が解放されますように。


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