漢字をひらくと文章は読みやすくなる?note初心者が見落としがちな言葉の整え方
自分で書いたnoteを読み返していて、内容は悪くないはずなのに、なぜか少し読みにくい。
そんなふうに感じたことはありませんか。
言いたいことは書けているけど、文章も大きく間違っていない。
でも、画面で見ると少し重く感じる。
もしかすると、その原因のひとつは、無意識に入れてしまっている漢字の多さにあるかもしれません。
内容はやさしいはずなのに、見た目だけで難しそうに見える。
丁寧に書いたつもりなのに、読者にとっては少し距離のある文章に感じられてしまう。
もし読者がそう感じたら、本文の中身にたどり着く前に、読む手が止まっている可能性もあります。
文章は、意味だけで読まれているわけではありません。
パッと見たときに読みやすそうか。
スマホ画面で重く見えないか。
読む前から、少し疲れそうだと感じさせていないか。
こうした小さな印象も、読者が読み進めるかどうかに関わってきます。
私自身もWebライターとして文章を書いてきた中で、漢字をひらくかどうかで、文章の印象が変わることを何度も感じてきました。
漢字をひらくことは、文章を幼くすることではありません。
読者が読みやすい状態に、言葉の見た目を整えることです。
今回は、漢字をひらくと文章は読みやすくなるのかという疑問について、note初心者の方にも分かりやすく整理していきます。
結論から言うと、漢字をひらくことで、文章は読みやすくなります。
漢字をひらくと聞くと、少し専門的に感じるかもしれません。
かといって、むずかしい話ではありません。
ここで説明している「ひらく」とは、漢字で書ける言葉を読者が読みやすいように、あえてひらがなで書くことです。
たとえば、「出来る」を「できる」にしたり、「予め」を「あらかじめ」にしたり、「方」を「ほう」にする。
これらはほんの一部です。
こうした小さな整え方が、漢字をひらくという考え方です。
ただし、これは漢字を使わない方がいいという話ではありません。
漢字には、意味をすばやく伝える力があります。
文章に締まりを出したり、大切な言葉をはっきり見せたりする役割もあります。
でも、漢字が多くなりすぎると、文章全体が少しかたく見えてしまうことがあります。
たとえば、以下の文章があったとして、あなたならどっちが読みやすいと思いますか。
漢字をひらく前の文章は、このような印象になります。
文章を読む方が最後まで理解出来る様に、予め言葉の使い方を整えておく事が大切です。
意味は伝わります。
ただ、少し漢字が多く、画面で見たときにかたい印象があります。
私ならこんな文章が続けば、正直嫌ですね。
長年Webライターとして活動していることもあって、どうしても毛嫌いしてしまいます。
この文章を少しひらくと、こうなります。
文章を読む人が最後まで理解できるように、あらかじめ言葉の使い方を整えておくことが大切です。
伝えている内容は、ほとんど同じです。
でも、後の文章の方が少しやわらかく見えます。
読む前の圧が少なくなり、目で追いやすい印象になります。
漢字をひらくとは、内容を変えることではありません。
読者が読みやすいように、言葉の見た目を少し整えることです。
内容はやさしい。伝えたいことも丁寧に書いているのに、見た目だけで少し難しそうに見える。
これは、かなりもったいないことです。
読者は、本文をじっくり読む前に、画面に表示された文章の印象を受け取っています。
なんとなく読みやすそうだけど、なんか少し重そう。
今の自分には読むのが大変そう。
これらの判断は、思っているより早い段階で起きます。
特にnoteは、スマホで読む人も多い場所です。
スマホ画面では、漢字が続いているだけで、文章が詰まって見えることがあります。(意外と知らない人が多い)
その結果、内容に問題がなくても、読む前から少し距離を感じられてしまう。
だからこそ、漢字をひらくという工夫が役に立ちます。
もう一度いいますが、漢字をひらくとは、漢字で書ける言葉を、あえてひらがなにすることです。
こういった小さな文章でもひらいてみると意味が変わってきます。
ひらく前:文章を読む方が最後まで理解出来る様に、予め言葉の使い方を整えておく事が大切です。
ひらいた後:文章を読む人が最後まで理解できるように、あらかじめ言葉の使い方を整えておくことが大切です。
たったこれだけでも、文章の印象は少しやわらかくなります。
私がこの漢字をひらくという考え方を強く意識するようになったのは、Webライターとして仕事をしていたときでした。
クライアント様へ成果物を納品したあと、修正依頼の中で、ここだけ漢字を少しひらいてくださいと言われたことがあります。
今でこそ、その意味は分かります。
でも駆け出しのころの私は、正直まったく理解できませんでした。
「ひらくとは何なのか」とか「なぜ、わざわざ漢字をひらがなにする必要があるのか」とか「漢字で書いた方が、きちんとした文章に見えるのではないか」みたいなことを心の奥底でずっと思っていました。
ただ、そのまま分からないままにしておくと、また同じ修正を受けるかもしれません。
聞くのは少し怖かったのですが、思い切ってクライアント様に漢字をひらく意味を聞いてみました。
すると、返ってきた答えはとてもシンプルでした。
読者が読みやすくなるように、漢字とひらがなの見え方にも配慮する必要がある。
そのとき、文章は正しく書くだけでは足りないのだと感じました。
書き手がきちんと書けたと思っていても、読者にとって読みやすい形になっているとは限りません。
文章として正しいか。
意味が伝わるか。
最後まで疲れずに読めるか。
この3つは、似ているようで少し違います。
もちろん、すべての漢字をひらく必要はありません。
ひらがなが多すぎると、今度は文章の意味がぼやけます。
大事な言葉まで軽く見えてしまうこともあるでしょう。
ただ、少なくとも一部の漢字は、ひらいた方が読者にやさしいと感じています。
特に、漢字にしなくても意味が伝わる言葉は、ひらがなにした方が文章の流れになじみやすくなります。
せっかく丁寧に書いた記事なのに、見た目の重さだけで読み飛ばされるのは、本当にもったいないです。
だから、公開前に少しだけ見直してみる。
この言葉は漢字で残した方が伝わりやすいか。
それとも、ひらがなにした方が読者の目にやさしいか。
そう考えるだけでも、文章の印象は変わります。
漢字をひらくことは、文章を幼くすることではありません。
読者が読み進めやすいように、言葉の見た目を整えることです。
内容を変えなくても、見せ方を少し整えるだけで、文章は今より読みやすくなります。
まずは、自分の記事を読み返したときに、漢字が続いて重く見える場所がないかを確認してみてください。
その小さな見直しが、読者にとっては読みやすさにつながります。
まずはひとつだけでも大丈夫。読者にやさしい文章は、小さな見直しから少しずつ育っていきます。
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