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勉強してないのに地理が頭に入った、桃鉄の思い出

地理って、覚えようとすると急に難しくなる。
なのに小学生のころの私は、特に勉強していないのに社会の成績だけは妙によかった。

テストで県名が出てきても、なぜか手が止まらない。
地図のどのへんかも、ふわっとじゃなくて、ちゃんと場所が一致する。

今思えば不思議なんだけど、当時はそれが普通だった。
でも、ふと理由に心当たりができた。

そういえば、桃鉄で遊んでいたな…。

地理をまともに勉強した記憶はない。
それなのに、県名と場所がつながっていた。

なんでかな?って思った。

勉強じゃないのに、気づいたら身についてたものってありませんか。

遊びとか趣味って、意外なところで記憶に残るんですよね。


桃鉄の中では、私はずっと「ももたろ」の名前のまま、あちこちを駆け回っていた。

目的地に向かって進んで、着いたら物件を買う。それだけなのに、なぜか飽きなかった。

急行カードで一気に距離を詰めたり、ぶっ飛びカードで運任せに飛んだり…

調子に乗っていると、貧乏神がくっついてきて、気づけばキングボンビーに進化していたりしてヤバかった。

他のプレイヤーに貧乏神を擦り付けながら逃げ回って、巻き返して、また笑って。

あのドタバタが、今でも妙に記憶に残っている。

あの頃の私は、地理を勉強していたわけじゃない。
ただ、遊びながら移動していただけだ。

でもその途中で、沖縄ってこんなに遠い場所にあるんだ、とか。
ハワイって日本じゃなかったんだ、とか。

今なら当たり前にわかることを、当時は新鮮な驚きとして受け取っていた。

そしてその驚きが、たぶん無意識のうちに、場所の感覚を頭に刻んでいった。


桃鉄と出会う前、社会のテストは正直パッとしなかった。

嫌いってほどじゃないけど、得意とも言えない。そんな位置づけで、点数もどこか曖昧だった記憶がある。

ところが、桃鉄を遊ぶようになってから、パッとしなかった成績が少しずつ変わっていった。

何かを決意して、社会をがっつり勉強したわけじゃない。

ノートを真面目にまとめたとか、問題集を何周もしたとか、そういう努力の記憶はあまりない。

それなのに、なぜか県名と場所がつながり始めて。
気づけば、地図帳にも興味が湧いていた。

桃鉄で出てきた地名を見つけたくて、地図帳を開く。

一回見て終わりじゃなくて、また思い出したように見返す。

そのうち、ページの端っこが少しずつヨレていくくらい、何度も触っていた。

そうやって何度も地図帳を見返しているうちに、都道府県の位置が自然と頭に入っていた。

小学生のころには、だいたいじゃなくて、わりと正確にわかるようになっていた。

あの頃の私は、努力で伸ばしたという感覚がない。

たぶん、努力型というよりも、触れた回数で伸びるタイプだったんだと思う。

それに気づけたのは、桃鉄のおかげだった。


勉強は、努力すれば点数が伸びる。たぶんそれは本当だ。

でも同時に、勉強が苦手な人だっているし、嫌いじゃなくても、気合いを入れてまでやりたくない人もいる。

当時の私は、まさにその真ん中だった。
勉強が嫌いというわけではなかったけど、自分から進んで問題集を解くような勉強好きでもなかった。

だから、桃鉄みたいに何かに触れて、そこで興味を持てたことが大きかったんだと思う。

面白いから触れる。触れているうちに、自然と頭の中に入ってくる。
あの感覚は、頑張って覚えたというより、いつの間にか身についたに近い。

たぶん、強制して詰め込んだものは、時間が経つと薄れていく。

でも、自然と頭の中に入ってきたことって、意外と残る。

地図を思い浮かべると、今でもあの頃の感覚が戻ってくるのは、そのせいかもしれない。

大人になってから気づいた。
努力が足りないんじゃなくて、入口が合ってないだけだったのかもしれないということに。

もし今、うまく覚えられないものがあるなら、あなたの入口はどこにありますか。

よかったら、遊びや趣味の中で、気づいたら身についていたことをひとつだけ教えてください😸


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