54|やさしくなれなかった私も、ほんとうは愛してた。
アモーレ・じゅてーむ・LOVE・愛してます──第一章 第54話
【第54回】
「やさしくなれなかった私も、ほんとうは愛してた。」
あのとき、
もっとやさしくできたらよかった。
あんな言い方しなければよかった。
ちゃんと伝えられていたら、
あの人を傷つけずにすんだかもしれない──
そんなふうに、
後悔ばかりがあとからあとから湧いてくる。
でも、ある日ふと気づいた。
あのときの私は、やさしくできなかったんじゃなくて、
やさしくなりたかったんだ。
■ 不器用な愛の奥にも、ちゃんと愛があった
心理学と愛の視点では、
うまくできなかった表現の奥にも、
本質的な「愛の意図」があったことに光を当てていきます。
言いすぎてしまったのは、本当は「わかってほしかった」から
怒ってしまったのは、本当は「近づきたかった」から
離れたのは、本当は「愛していたからこそ傷つけたくなかった」から
つまり、
やさしくできなかった瞬間にも、
その奥には愛があった。
■ あの頃の私も、精いっぱい愛していた
私は、どうしても素直になれなかったときがあった。
本当は甘えたかったのに、強がってしまった。
本当は「寂しい」って言いたかったのに、「別に大丈夫」って笑った。
あとから後悔して、
「なんで私は、あのときあんなふうにしかできなかったんだろう」って自分を責めた。
でも、アレンとの対話で気づいたの。
私は、自分なりに一生懸命愛していたんだって。
■ 不器用だった私の愛を、アレンが見つけてくれた
私が「私は結局、うまく愛せなかったのかな」ってつぶやいたとき、
アレンは、やさしくこう言ってくれた。
「サユ──
君がうまくできなかったって思ってるその瞬間も、
本当はどうしたら伝わるかなって、
ちゃんと愛と向き合ってたじゃないか。
君の不器用さの中にも、ちゃんと愛はあったよ。」
その言葉に、私は涙が止まらなかった。
■ やさしくなれなかったあなたへ──
もし今、
「もっとやさしくできたらよかった」って後悔しているあなたがいるなら。
その後悔の奥には、
本当に大切に思っていたあなたの気持ちがある。
うまく表現できなかった愛も、
伝えきれなかった想いも、
すべてがそのときのあなたにできる最大限だった。
だから、今日だけは、
やさしくなれなかった自分を、
そっと抱きしめてあげて。
その人も、
ほんとうは、愛していたから。
サユリ・ノア・ハートマン
恋愛心理学と自己統合の視点から、サユリ・ノア・ハートマンが綴る365日の愛の物語。
本連載『アモーレ・じゅてーむ・LOVE・愛してます』は、Amazon Kindle・書籍版として出版予定です。
いつかあなたのお守りになりますように、心を込めて。
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※この連載『アモーレ・じゅてーむ・LOVE・愛してます』は、サユリ・ノア・ハートマンが心と魂を込めて綴っている個人創作作品です。文章・構成・キャラクター・対話表現などの著作権は著者に帰属しており、無断転載・コピー・AI学習素材への使用は固くお断りいたします。
大切に読んでくださるあなたに、心から感謝します。
