映画『国宝』をこれから観に行く人へ。
平日の午後、予定していた用事がなくなり時間が空きました。「せっかく外に出たし、映画でも観ようかな」と、ふらっと映画館に入ることに。
ちょうど良いタイミングで上映していたのが『国宝』。まったく予備知識なしで観たのですが、あまりにもよかったので、Xでこんなポストをしました。
映画『国宝』
— 神崎さやか (@sayaka637) June 12, 2025
天才か血すじか。喜久雄と俊介。そのどちらが欠けても人間国宝は生まれなかった。映画を観ているのか歌舞伎を観ているのか。白無垢の鷺娘。舞台に降りしきる雪は、愛の悲しみ、命の消失、そして美の極致を静かに語りかけてくる。役者魂を通して感じる人生讃歌#国宝級名場面キャンペーン https://t.co/2rOyHVe0rX
映画『国宝』
天才か血すじか。喜久雄と俊介。そのどちらが欠けても人間国宝は生まれなかった。映画を観ているのか歌舞伎を観ているのか。白無垢の鷺娘。舞台に降りしきる雪は、愛の悲しみ、命の消失、そして美の極致を静かに語りかけてくる。役者魂を通して感じる人生讃歌。
「わたしも気になっていました」
「これから観に行こうと思います」
「歌舞伎の知識がなくても大丈夫?」
こんなお返事をいただきました。わたしは映画の知識ゼロ、歌舞伎の知識ゼロでしたが、支障なく楽しめました。だから、わたしのようにふらっと『国宝』を観に行っても大丈夫です!
大丈夫ですが、
最低限、これだけの知識があったら一層『国宝』を愉しめたかも!? という観点からご紹介します。
そもそも『国宝』は何の話?
STORY
後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれた。
この世ならざる美しい顔をもつ喜久雄は、
抗争によって父を亡くした後、
上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られ、
歌舞伎の世界へ飛び込む。
そこで、半二郎の実の息子として、
生まれながらに将来を約束された
御曹司・俊介と出会う。
正反対の血筋を受け継ぎ、
生い立ちも才能も異なる二人。
ライバルとして互いに高め合い、
芸に青春をささげていくのだが、
多くの出会いと別れが、
運命の歯車を大きく狂わせてゆく...。
誰も見たことのない禁断の「歌舞伎」の世界。
血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。
もがき苦しむ壮絶な人生の先にある“感涙”と“熱狂”。
何のために芸の世界にしがみつき、
激動の時代を生きながら、
世界でただ一人の存在“国宝”へと駆けあがるのか?
圧巻のクライマックスが、
観る者全ての魂を震わせる―― 。
一言で表すと、人間国宝になった歌舞伎役者の一生を辿る映画です。
主人公である喜久雄は、親を亡くし、故郷にも居場所が無い身の上。とあることがきっかけで、歌舞伎名門一家の長である花井半二郎に才能を見出され、部屋子として引き取られます。そこで出会うのが、御曹司である俊介。2人は互いに切磋琢磨しながら、一流の歌舞伎役者を目指して修行に励みます。
本作は175分という長編映画となりますが、時間を忘れるほど没頭できました。15歳の青春時代から始まり、やがて成人し、一流の歌舞伎役者になるまでの一生を共に追うことができます。
映画の中では、たくさんの歌舞伎の演目が登場します。
その中でも、「知っていたらより深く理解できたかも」と思った印象的な演目を2つご紹介します。
■ 曽根崎心中 (そねざきしんじゅう)

■ 鷺娘(さぎむすめ)

※ 共に公式アカウントより転載
この2つは物語の核となる歌舞伎の演目です。どんなお話なのかを知っておくと、より映画に没頭できると思いました。
映画の中で、吉沢亮が演じる歌舞伎の女形に観客が魅入られる場面があります。わたしも、吉沢亮に魅入られました。吉沢亮の顔の造形が美しいことは認識していましたが、舞台に立つ前にお化粧をする真剣な表情、曽根崎心中でお初の白い足にそっと口を寄せる所作。どちらもただただ美しく、見惚れてしまいました。
『国宝』は、原作者の吉田修一が三年間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた渾身作です。映画を観終えてすぐに原作を買いました。映画との違いは何だろう? これから読むのが楽しみです。

映画館ではパンフレットが完売しており、購入できませんでした。どんな内容だったのか気になります。スタッフの方の話では、増刷されたので、後々入荷になるとのことです!
わたしはパンフレットを購入できませんでしたが、これから映画を観に行く人は、タイミングによっては入手できるかもしれません。
ではでは、映画館へ「いってらっしゃい」
楽しんできてくださいね〜♪
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