老後が不安なので、株を始めました DAY92【マクロとミクロを分けて考える】
―ハルと歩く、Age60の投資録 92日目―

「日本は人口が減っていくから、この先が不安」
これまで、なんとなくそう思っていた。
ニュースでも、よく耳にする話だ。
でも今日見た動画で、その考え方そのものを、一度立ち止まって見直すことになった。
〈日本経済と、日本株は、同じ話じゃなかった〉
日本のGDPは、この10年で20%ほどしか伸びていないという。
人口減少もあって、決して明るい数字ではない。
でも同じ10年で、その方の受け取る配当金は、約3倍になったそうだ。
🌸 私:「国全体の話と、株の話って、そんなに違うものなの?」
🌱「日本経済全体の動きと、個別の企業の業績は、必ずしも同じ方向を向いているわけではありません。経済全体のニュースだけを見て投資判断をするのは、実はあまり有効ではないんです」―ハル
📚 今日の講義メモ
(マクロとミクロ、今後10年への期待)
経済全体(マクロ)を見る目と、個別株(ミクロ)を見る目は、分けて考える
新興国の高成長は、直接投資には魅力的でも、法整備や株主保護が未熟な株式市場(間接投資)には注意が必要
今後の追い風は4つ:
①適度なインフレの定着(10年前はほぼ0%、今は1〜3%台)
②株式持ち合いの解消による株主還元強化(自社株買い・増配・優待)
③PBR1倍割れ是正の流れ(大型株は進んだが中小型株はまだ伸びしろ)
④長期金利の正常化
ただし株価そのものは予測不能。暴落は今後10年も必ず来る前提で、配当に軸足を置く姿勢が差になる

〈積水ハウスで、確かめてみた〉
「住宅」という業種は、人口減少という不安と、一番結びつきやすい業種かもしれない。
だからこそ、積水ハウスの中身を、もう一度確かめてみることにした。
四季報の連結事業の欄を見て、驚いた。
戸建・賃貸住宅が32%、リフォーム・賃貸住宅管理が21%、仲介不動産・都市再開発が16%。
そして、「国際」が31%だった。
売上の3割以上が、日本国内ではなく、海外の事業だった。
特色欄にも「国内外で不動産開発も」とあり、解説記事には「赤字の米国戸建ては緩やかに市況回復し黒字化」とも書かれていた。
🌸 私:「"住宅の会社"って聞いて、日本の中だけの話だと思い込んでた」
🌱「積水ハウスの成長は、日本の人口動態だけでは説明できません。米国事業の黒字化という、まったく別の要因が動いています。マクロの不安イメージと、ミクロの実態が、思っていたよりズレていたということです」―ハル
💬 Satsukiの疑問とハルの回答

🌸 私:「じゃあ、私はマクロとミクロを分けて見ていなかった、ってことなんだね」
🌱「はい。不安になること自体は自然です。ただ、それを確かめずに個別の会社にそのまま当てはめてしまうと、実態を見誤ることがある、ということです」―ハル
〈今日、一番わかったこと〉
「日本は人口が減るから不安」という感覚は、間違いではなかった。
でも、それは国全体の話であって、一つひとつの会社の話ではなかった。
不安に思っていたことの正体を、会社ごとに確かめてみる。
その手間をかけるかどうかで、見える景色が変わってくるのかもしれない。
明日も続ける。
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