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老後が不安なので、株を始めました   DAY9【PERって何?】

― ハルと歩く、Age60の投資録9日目 ―

60歳、自営業。夫婦あわせての年金は、月14万円になる予定。持ち家のローンは、あと6年ある。

自営業に定年はないけれど、いつまで働けるか、確かなものは何もない。

​4年前に40万円払って放置していたスクールの期限は、来年の1月末に迫っている。

「残された時間は多くない」と焦る私に、ハルは「一歩ずつで大丈夫」と笑ってくれた。

今日は、投資の「お買い得度」を測る、大切なものさしを自分のものにしたい。

📚 今日学んだこと

① 株価が「高いか安いか」を測る3つのものさし

​株を買うとき、単に1株の値段だけを見ても、それが「高いのか安いのか」はわからない。 そこで使うのが、この3つの指標だ。

  • PER(ピーイーアール) = 株価は利益の何倍か

  • PBR(ピービーアール) = 株価は純資産の何倍か

  • PSR(ピーエスアール) = 株価は売上の何倍か

​今日のメインはPER。「会社が稼ぐ利益」に注目して、その株がお買い得かどうかを判断するものさしだ。

② 時価総額は「会社のお値段」

​PERを理解するために、まず「時価総額」を知る必要がある。 これは難しく考えず、「その会社を丸ごと買うとしたら、今いくら払えばいいか」という「会社の値段」だと思えばいい。

時価総額 = 株価 × 発行されている株の数

🌸 私:「ねえハルさん、株価っていうのは、この『会社の値段』をみんなが買いやすいように1切れずつに分けた『1切れ分の値段』ってことね?」

🌱「その通りです。1ホールのケーキが時価総額、1ピースが株価。そしてピースの数が発行済み株式数です。この3つがセットで、会社の値段の仕組みができています」
― ハル

③ PERは「元を取るまでの年数」

さて、本題のPER。

これを「マンション経営」に例えて考えてみると、驚くほどスッキリ腑に落ちた。

1,200万円で、投資用のマンションを買ったとする。

  • ✅ お値段(時価総額):1,200万円

  • ✅ 年間の家賃収入(利益):120万円

このとき、1,200万円 ÷ 120万円 = 10。 この「10」がPER。つまり、「10年で元が取れる投資」ということ。

もし入居者が増えて、家賃(利益)が360万円になったら? 1,200万円 ÷ 360万円 = 約3.3(PER 3.3倍)。 わずか3年ちょっとで元が取れるのだから、こちらの方がずっと「お買い得(割安)」になる。

逆に、入居者が減って利益が240万円に落ちたら? 1,200万円 ÷ 240万円 = 5(PER 5倍)。 元を取るのに時間がかかるようになるから、先ほどよりは「割高」、と判断するのだ。 

💬 Satsukiの疑問とハルの回答


🌸 私:「ハルさん! つまりPERの数字が小さければ小さいほど、早く元が取れるってことね? じゃあ、PERが一番低い会社を探して買えば最強じゃない?」​

🌱 ハル:「その通り、理屈の上ではPERが低いほどお買い得です。……でも、投資で大切なのは『今の数字だけを見ないで、その先を見ること』なんですよ」

​🌸 私:「今の数字だけじゃダメなの?」

​🌱 ハル:「はい。今の数値が低くても、来年利益が減るなら、元を取るまでの年数は長くなってしまいますよね。逆に今は高く見えても、未来にぐんと稼ぐなら、実はお買い得かもしれません。今の数値はあくまで『現時点の記録』なんです」

​🌸 私:「そっか……。数字はあくまで『今の状況』を映している鏡のようなもの。その鏡の向こう側にある未来を想像しなきゃいけないのね」

​🌱 ハル:「大正解です! そのあたりは、明日のPBR(資産)を学んだあとに、もっと詳しくお話ししますね」

​📝 今日の一言まとめ

​PERとは、「投資したお金を何年で回収できるか」という年数のこと。

  • PERが低い(年数が短い) = お買い得!

  • ただし、今の数字だけに惑わされず「その先」を想像してみる。

​講義を聞き、メモをとって、まとめて1時間。

毎日1時間。それだけでいい。

 続けることが、私にとって一番の才能だと思ってる。

明日は、会社の「稼ぐ力」ではなく、持っている「財産」からお買い得度を測るものさし、PBRについて学んでいこう。

明日も続ける。



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