今の社会で生きるために必要な才能がない、と感じるときは
どーも、西村です。
今回は、『今の社会で生きるために必要な才能がない、と感じるときは』というテーマで話を掘り下げていきたいと思います。
SNSには、自分より若いのに稼いでいる人、自分より不器用そうなのに人に愛されている人、毎日を楽しそうに生きている人がたくさんいる。
一方で、自分は特別な才能もなく、毎日ただ無難に生きることで精一杯。
仕事で圧倒的な成果を出せるわけでもないし、誰かの心を動かせるようなスキルもない。
「この社会で求められているのって、そういう“強さ”とか“華やかさ”なんだよな……」
と、どこか置いていかれるような感覚を感じたことがある人もいるかもしれません。
「今の社会に適応するために必要な才能が、自分には足りない」
そう思ってしまうとき、人は自分の存在そのものを否定したくなってしまいます。
しかし、まず冷静に立ち止まって、こう問い直す必要があります。
「今の社会に必要な才能は、本当は何なのか?」
たとえば、20~30年前には「記憶力」が重視されていました。
知識をどれだけインプットしておけるかが、能力の基準だった時代です。
でも今は、検索すればすぐに情報が出てくる時代になっていますから、その“才能”はあまり評価されません。
代わりに現代では、「クリエイティビティ」や「発信力」「共感性」など、より人間的な資質が評価されるようになりました。
そしてそれは、また10年後には違うものに塗り替えられているかもしれません。
つまり、「今の社会に必要な才能」というのは、“社会の空気”や“時代の要請”によって大きく変わってしまうのです。
もし仮に、自分の才能が今の社会に必要な才能と合っている人がいても、10年後には、その人の才能と社会が求める才能はズレているかもしれません。
逆に、自分の才能が今の社会に必要な才能と合っていない人でも、10年後には、自分の才能と社会が求める才能が合う場合だって考えられます。
そんな、時の流れとともに変わってしまうものに対して、「自分にない=価値がない」と結びつけてしまうと、いつまでも不安と自己否定のループから抜け出せません。
以前、私の知人で、仕事に対して器用に振る舞えず、ずっと「社会不適合なんじゃないか」と悩んでいた人がいました。
特に職場の“飲み会文化”や“空気を読む力”が苦手で、出世レースからも自然と外れていったといいます。
でも彼は、ある時から「自分には“派手さ”も“空気を読む力”もないけれど、人の話をじっくり聴いて、丁寧に関係性を育てることはできる」と気づいたんです。
そして転職後、まさにその“丁寧さ”が評価される職場に巡り合いました。
クライアントとの長期的な信頼関係を築くことが重視される仕事でした。
そこで彼は、同僚よりも“結果が出るまでに時間はかかるけど、着実に信頼を獲得していく人”として重宝されるようになったのです。
彼の持っていた力は、ただ“今までの場所では光らなかった”だけでした。
人の才能は、環境とセットで発揮されるものです。
あなたが“才能がない”と感じているのは、「あなたが持つ才能とは別の才能が評価されやすい場所」に身を置いているからかもしれません。
たとえば、
・静かに物事を考えるのが得意な人が、発言の速さや即レスが重視される職場にいる
・人を深く理解できる人が、成果主義で数字ばかり追いかける環境にいる
・内向的な性格なのに、常に笑顔で元気な接客を求められる現場にいる
といった感じで。
そんなふうに、“自分に合っていない舞台で戦っている”としたら、才能を見えなくなってしまっても仕方がないと思います。
だからこそ、常日頃からこう自分に問う習慣をつけておきたい。
「自分が“才能がない”と感じているのは、どんな場面だろう?」
この問いかけをすれば、少なくとも自分が才能を発揮できない場面はすぐにわかります。
今の時代、SNSを開けば、何万人もの“すごい人たち”が目に入ってきます。
その中で、つい「自分には何もない」と感じてしまうのは自然なことです。
でも、思い出してみてください。
私たちが本当に心を動かされたのは、いつも“身近な誰かのやさしさ”や、“地道に頑張ってきた人の誠実さ”だったのではないでしょうか。
であれば、才能というのは、“光り輝く目立つ何か”ではなく、「その人が、その人らしくいられるときに、自然と発揮されているもの」なのだと思います。
「今の社会で生きるために必要な才能がない」と感じるとき。
それは、「他人の基準」に合わせようとしすぎているサインでもあります。
たとえば、
・もっとSNSで発信しなきゃ
・自分の意見を堂々と言えるようにならなきゃ
・時代に合ったスキルを身につけなきゃ
そうやって“社会の要請”ばかりを追いかけてしまうと、自分らしさはどんどん薄れていってしまいます。
しかし、本当にやるべきことは、
「どんな社会でも、自分らしくいられる場を見つけられること」
ではないでしょうか。
向いていない舞台から一歩離れ、自分に合った土壌に立ち、自分のペースで花を咲かせる。
それは決して「逃げ」ではなく、自分をちゃんと理解し、誠実に生きるということです。
最後に。
「自分には、今の社会で生きる才能がない」と感じるとき、それはあなたの才能が“ない”のではなく、“合っていない場所にいる”だけかもしれません。
あなたの中にすでにある“ゆっくり発芽していく種”を、誰かのペースに急かされることなく、あなた自身のタイミングで、大切に育ててあげてください。
きっと、あなたの才能が自然に“今の社会”と交わる瞬間が、ある日そっと訪れるはずですから。
それでは、今回はこの辺で。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
P.S.

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