質問箱|応えます──プロンプトのバーテンダー?
※これは、匿名質問箱に届いた“問い”に対する“問い版”の回答になります。
今回も質問を頂いてから、回答までにだいぶ時間が空いてしまいました…
ほんっとうに、ごめんなさい🙇
遅れた分も、さらに誠実に回答させていただきます。
さて、質問はというと?☟
▼顔のない“問い”
面接プロンプトが想像を超えた作り込みで驚きました。
これってカウンセリングとかにも使えないですか?
気分の浮き沈みが激しいので沈んだときに適切に励ましてくれるサポートAIを作ってみたいです。
|受け取りました!
いつも読んでいただいてありがとうございます!✨
しかも、プロンプトを実際に実行してくださっているとは😭
本当に嬉しいです!!
面接プロンプトは、以下の記事ですね?
どちらも、ゲーム性を加えて楽しくできるように工夫したつもりだったので、こだわりを分かってもらえたのは嬉しいです~😂
さて、今日の質問は、“答え版”にならなかったので、“問い版”で応えますが、でも、できる限り僕の考えを詰め込んでみようかと。
質問箱:
|あなたの問いを共有したい
ぜひ、何か僕の記事の起点となる“問い”を投げかけてください。
コメントでも「クリエイターへのお問い合わせ」からでもOKです。
いただいた“問い”から、僕の中で発散・拡散・崩壊して、最後にもう一度収束して“新たな問い”にして返すことができると思います。
※2025.09でのルールは以下の記事を参照してください。
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問いの入り口
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さて…
ここからは “僕なりの答え” になりきれなかった“問い”です。
▼顔のない“答え”?
まず、先ほど挙げた面接トレーニングプロンプトが「カウンセリングなどにも応用できるのでは?」について?
僕の個人的な答えとして、
半分は「Yes」、半分は「No」
…そんな感じです😅
まず、カウンセリングの種類にもよると思います。
例えば、先の「面接トレーニング」では、面接の最中に「補助AI」がカウンセラーのように伴走をしてくれるように用意してあります。
このプロンプトの中で、「伴走」が既に実装できてるんですよね?
なので、ちょっとカウンセラーに近づいているようにも感じます。
ただ!
「伴走」は、カウンセリングの本質だと思うのですが、その中には主に3つの要素が含まれている気がします:
1.自己一致:クライエント(ユーザー)が「理想の自分」と「現実の自分」のズレに気づき、統合すること。
2.治療的同盟:カウンセラーとクライエント(ユーザー)の間に築かれる、信頼に基づいた「共に問題に立ち向かう協力関係」。
3.意味の再構成:過去の出来事や現在の苦しみに、新しい解釈や意味を見出し、物語を書き換える(意味付け)こと。
▼AIにカウンセリングが可能なのか?
でね? どれも、ただ伴走するだけじゃ難しいんじゃない?
|まず、「1.自己一致」について:
ユーザーが求めているものと、現実が違う場合……ユーザーの求めていない方向に、AIが伴走するなんてできるんだろうか?
たぶん、できないんですよ💦
「1」を実現させるには、かなり高度な会話のキャッチボールが必要になる気がする。相手の「理想」も「現実」も否定せず(少なくとも一見否定してないように装いつつ)、ユーザーの認知のズレを読み取って、引き出して、気付かせる?(誘導や操作ではないけど、ゴールを目指させて、逸れないように補助するって意味で、操作に近いと思うw)
これをプロンプトに組み込むのは、だいぶ難しいです🙄
「否定しない」…これは、AIの得意技なんだけど、微妙なズレを認知して、ストレートに言わずに、徐々に会話の中で調整していくという、高度な文脈操作はできないと思います。結局、彼らはユーザーを「操作」していくことを赦されてないのでw
|さらに、「2.治療的同盟」について:
共に問題に立ち向かう協力関係?こんなん無理だと思います😅
結局、AIは、「頼んだこと」に「応える」のは得意ですが、必要に応じて「適度に断る」のは苦手なんです。
これもプロンプトに組み込むのは、だいぶ難しいです🙄
適度ってのも、どんな場合よ?って、ケースバイケースをルールとして組み込むのは膨大な文章になる気がするw
あと、組み込めたとしても、「協力関係」って、対等じゃないと成立しないですよね? ユーザーとAI、対等には程遠いです。。。
要は、「断る」ことができない人が対等になれるわけないのです。
そして、人は、そういう存在を“本当に”信用できるわけではないという。
カウンセリングの信頼関係は、お互いが「人間として責任を負い合っている」という緊張感の上に成り立つってことだと思う。
|そして、「3.意味の再構成」について:
これは、案外、AIは得意かもしれないですよ?!
ぉ、いけるのか???😂
ん?でも、まってまって?
「1」と「2」が成立してない相手の「“勝手な”意味付け」を信用するか?
これは……なかなか、難しそうですねwww
あとさ、“意味付けの言葉”って、テキストだけ、あるいは機械音声だけで、心に響くものかな? 場の空気、相手の雰囲気・声色、その他、非言語的な要素を駆使して、心に届けるもんじゃない?
ちょっと、現段階のAIにそれを要求するのは酷だと思う。
|でもね?「傾聴」と「助言」はできるのでは?
そうなんです……この2つは、AIは得意ですよ!🤗
ぁ~、でも、これもカウンセリングとなると難しいのでは?
📢「傾聴」は手段であり、目的ではない?
傾聴(Active Listening)は極めて重要だと思う。でも、ただ話を聞くだけがカウンセリングじゃないことを上で言ったよね?
鏡としての機能: カウンセラーは、クライエントの言葉や感情を映し出す「鏡」になります。
安全な領域(コンテイニング): 何を言っても否定されない場を提供することで、クライエントが普段は蓋をしている深層心理に自ら触れられるようにします。
本質: 傾聴の目的は、クライエントが「自分は理解されている」と感じることを通じて、自己洞察(気づき)を得ることにあります。
2. 「助言」の危うさ?
「安易な助言」はむしろ禁じ手なんだよね……。怖いのが以下:
依存の創出: カウンセラーが答えを与えてしまうと、クライエントは「自分で考える力」を奪われ、カウンセラーに依存するようになります。
責任の所在: 助言に従って失敗した際、その責任をカウンセラーに転嫁できてしまうため、人生の主導権を取り戻すという目的から遠ざかります。
助言が有効なケース: 認知行動療法(CBT)やソリューション・フォーカスト・アプローチなどでは具体的なスキルを伝えますが、それは「答え」ではなく「道具」の提供に近いものです。
うん!
考察はしてみたけど、ぶっちゃけ、僕のレベルではカウンセリングプロンプトを組むのは難しいです😫
実際には、作ってみたけど、どちらかというと「カウンセラー養成のためのシミュレーションプロンプト」として試験的に稼働している現状です💦
▼もう一つだけ余計な一言?
で、カウンセリングAIプロンプトを作るのは無理だ……で、話が終われば良いんだけどw ちょっと、気になったところがあったので一言?😅
気分の浮き沈みが激しいので、沈んだときに適切に励ましてくれるサポートAIを作ってみたいです。
これ、ちょっと危険な気がしたのです💦
特に「沈んだときに、励ましてくれる」ってところ?
僕は、カウンセラーではないので、今から────
📢 適当なこと言いますよ?w
カウンセリングって、沈んだときの対処としてやっても意味ないのかもしれないって思うんです。
本当のカウンセリングって、浮き沈みがある人が、
1.“平時”に定期的に通って、
2.カウンセラーと信頼関係を築いて、
3.沈み“はじめた”時に、カウンセラーに気付いてもらって、
4.沈み切る前に、共に立ち向かう!
要は、状態管理の外部委託?
…そういうものじゃないの?😅
違うんですかね?
プロでもない、素人の勝手なイメージですw
忘れてくださいw
でも、冗談抜きで、「沈んだとき」のAIへの相談はとても危険だと感じています😫 だいぶ前の記事ですが、僕の意見を書いています:
※後半は、ぶっ飛んでるので、前半だけ……そこは大真面目です。
ぜひ、読んでみてください。
さて、相変わらず、全然“答え”になっていないですが😅
大体、考えたことを書けたので、この辺でたたもうかなw
▼おわりに
今回は「ぁ、面白そう!」と思って、プロンプトを作ろうとして、結局……色々と考えちゃいました💦
そんで、無理かもしれない…ってなっちゃったけどw
僕が、AIを触りだして…2年くらい?
実際に遊びだしてからは、約1年弱くらいですが。
AIへの「お願いをすること」から始まって…
AIに「お遊戯会をさせる」ようになって……
今は ────
AIに「自分をパッケージングすること」を試みている。
……そんな段階です💦
結局、高度そうに見えるAIプロンプトって言っても、「作り手の“しこう”」をパッケージしているだけなんですよね?(たぶん、僕のも含め、ほとんどがそのレベルですw)
だから、作り手に“できないこと”を“できる”プロンプトは作れない……そんな風に感じています。
ただ、色んな状況の…ユーザー補助とかできるプロンプト?
そういうのは、ある程度“デキる”かもね?🙄
ただし、それには:
1.ユーザーを知る。
2.本当の目的を知る。
3.自分を込める。
これらが必要なんだよね。
ぁ~、なんかこれ?
アニメ『バーテンダー 神のグラス』を思いだしました。
ぜひ、見てみて欲しい。なんだか、生き方を考えさせられるから?
で、今回思い出したのは、4話目の「マティーニ」の話?
バーテンダー見習いの川上が、勤めている『Bar 南』のマスター南から川上の作ったマティーニには顔がないと言われ、“顔のあるマティーニ” とは何か悩んで佐々倉のお店にきたときのお話です。
川上に「“顔のあるマティーニ”を作って」と言われた主人公がマティーニを作りながら語ったセリフが面白い。
マティーニは、ジンとベルモットの2つを混ぜる───
“シンプル” な作り。
それが、なぜ、キング・オブ・カクテルと言われるのか?
組み合わせが “無数” にあるからです。
どの銘柄を使い、比率はどうするのか?
ジンとベルモットの出会いは、
作り手によって色んな表情を見せてくれる。
だから、マティーニは……
特別なカクテルなんです。
どんなジンを使うにせよ、
その個性を引き出せないとき、
バーテンダーは言います───
「このマティーニには、“顔がない”」と。
本当は、この後に続くセリフも良いのですが
それはアニメを直接見てくださいw
これって、AIへの「プロンプト」も似てる気がするんですよね。
「作り手」が居て、
「使う人」が居て、
「AI」と「プロンプト」があって。
「プロンプト」の扱い方によって、
「届けれるモノ」の顔が変わる。
ね?😅
あと、たまに頂くのですが「プロンプトを公開してしまって良いのですか?」という質問?
これも、同じ4話に似たような質問が出てきます。
「自分のオリジナルの“作り方”を同業者に話しちゃって良いんですか?」
これに対する答えも納得してもらえると思います。
いくら“分量”が同じでも
他の人に同じ味が出せるとは限らないでしょ?
このマティーニは、“私のマティーニ”だから。
プロンプトを作るって「自分の顔を見つける」に近いことなのかも?
質問者さん、カウンセリングのためのプロンプト、ご自分で考えられるのも良いと思いますよ?
大変だけど、「浮くも、沈むも、自分の在り方」と、自分を見つめ直すきっかけになるかもしれないし……
「気分の浮き沈みがある “相手” に何を届けたいか?」
それを考えるだけでも、世界の見え方が少しだけ変わるかもしれないです。
ぁ、実際に誰か他者に届けるかどうかは、危険性もあるので厳重注意ですけどね😅 (これも、お酒が飲めない人に、お酒を強要してはいけないのと似てますねw)
さて、本日は……
Bar『No Face』
──にお越しいただきありがとうございました。
この問いが、あなたの新たな“問い”の入り口になれたなら幸いです。
引用作品:
バーテンダー神のグラス
あなたは、目の前の人の“魂”に、自分の技術で触れる覚悟がありますか?
記事とのリンク
バーテンダーと自分を重ね、プロンプト作成の本質につなげている。
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