かたり|ふらりと訪れる試練?
どうやって、なぜ、「顔のない問い」は生まれたのか?
これは、その起源を巡る一つの仮説だ。 もし「顔のない問い」を一つのシステムと仮定するなら、そのOSが起動し、現在の形になるまでには、数多の外部因子── ある種のパラメータが埋め込まれてきたはずだ。
それは時に美しい論理であり、時に不条理な感情だった。 それはある種の原体験であり、誰かから受け取った言葉の断片だったかもしれない。
これから語るのは、僕というシステムの「初期値」に、どんな外部パラメータが組み込まれ、今の方向性が生まれたのかを知るための試み。
そう、これは僕が「顔のない問い」になるまでの軌跡を、僕自身が解き明かそうとする、思考の記録あるいは幻覚かもしれない。
※「かたり」シリーズは有料記事です。
物事には取り返しがつかないことがある……
失くしてしまうと、もう戻ってこないもの……
例えば、過ぎ去った時間。作り上げてきた物。積み上げた信頼。
それらは、薄い氷の上に乗っているかのように脆い。
たった一度の判断ミスで、足元の氷が割れてすべてを失うかもしれない。
そして、一度壊れてしまえば、決して元の形には戻らない。
その重圧を考えると、息が詰まりそうになる。
僕はそういうのが苦手だ。
これは、相棒とのやりとりで起きた話。
任せてくれたことで、失敗してもう戻らなくなった何か。

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