干し柿を作ってみよう?
10月になって急に寒くなりましたね~。
この時期になると、なんだかソワソワ…
そう、今年も “干し柿” を作る季節がやってきました!
「え、干し柿?」
「田舎の家で見たことはあるけど…」
なんて声が聞こえてきそうですが😅
たしかに今どき、わざわざ作るなんて珍しいかもしれません。
でも!!
あの渋かった柿が、太陽と寒風だけで、まるで蜜のような甘さの「冬の宝石」に変わる瞬間を知ったら…?
今日は、その驚きと感動を共有したくて書きます!!
▼干し柿の作り方
一般的な作り方がネット上に転がっています!
めちゃくちゃ簡単に言うなら……
①皮をむく→②紐をつける→③消毒する(湯 and/or 酒に通す)→④吊るす。
本当にこれだけです😅(さらに、後の方の「防カビが核心?!」のところで説明する消毒用アルコールがあれば、難易度がグッと下がると思いますw)
ただ、流石にこれだけだと不親切だと思うので、
以下に、少し詳しく書いておきます。
|⓪ 準備するモノ
★渋柿
★包丁、皮むき器(ピーラー)
★ビニールひも
★大き目の鍋など(熱湯消毒用)
★干す場所
▲35度以上のアルコール(焼酎,ホワイトリカー)
📢 ★は必須,▲は無くても行ける!
そして、天気予報を調べてください!!
決行日から、2‐3日以内で雨が降らないときが望ましいです。
|① 皮をむく!
1-1.渋柿を軽く濯ぎます。
1-2.キッチンペーパーで水分を軽く拭き取ります。
1-3.皮を向いた渋柿を「置く場所」をアルコール消毒します。
1-4.渋柿の皮をむきます。
この段階では、あんまり滅菌を気にしなくても大丈夫です。
最初(1-1)で渋柿を洗うか洗わないかは、意見が分かれるところだと思いますが、僕は洗っています。たぶん、水洗いすると水分が付いてカビやすくなるから、やらない方が良いって言ってる人がいるんだと思う。でも、③の消毒工程がちゃんとあるので、気にせず洗って良いと考えてます。
皮をむくときに、「へた」ギリギリまで攻めなくてもイイ!ギリギリまで攻めると、干したときにヘタから実が落ちやすくなります!

|② 紐をつける!
2-1.ビニールひもを40~80cmずつ切っておきます。
2-2.ひもの両端を渋柿の「へた」にある「T字の枝」に結びつけます。
2-3.③のとき紐をもって持ち上げやすいように配置します。
これで「1本の紐に2個の柿」がぶら下がった状態になります。柿同士がくっつかないよう、紐の長さを調整してください。僕は60cmくらいにしています。次の③で渋柿本体を熱湯に入れる工程をやりやすい長さを想定して決めると良いと思います。あと、長すぎると干す場所の高さが必要になるので注意です。(写真がなくて申し訳ないです😅 ④の写真でわかるかも?)
|③ 消毒する!
📢 ここが一番重要です!
3-A. 熱湯消毒:大きな鍋にたっぷりのお湯を沸騰させます。紐の真ん中を持ち、柿を5〜10秒ほど熱湯にサッとくぐらせます。すぐに引き上げて水気を切ります。
3-B. アルコール消毒:ホワイトリカーや焼酎をボウルなどに入れ、皮をむいた柿をサッとくぐらせます。または、霧吹きで全体に吹きかけてもOKです。(※後述の食品用消毒アルコールを使う場合は、水とアルコールを1:1で混合したものを使うと良いと思います)
AかB、どちらかでも大丈夫だし、両方やってもOK!
カビがわかないようにするための消毒作業です!
ここからは、もう渋柿本体に手で触らない方が良いです。
基本的に、渋柿に結びつけたビニールひもを持ってお湯にぐぐらせて、そのあとキッチンペーパーの上などで軽く水気を切ったら、すぐに干しに行きます。僕は、水を切るのが面倒くさいのでA)熱湯10秒→B)軽くアルコールにくぐらせて、干す(吊るす)…という感じにしています。
ちなみに、気温が高かったり、雨が多いところでは、Aだけでは十分にカビを防げない可能性があります。また、Bだけのときは、Aのときより少し変色しますが問題ないです。
📢 この③の工程に関しては、色々と試しているので「後述」します。
|④ 吊るす!
4-1.消毒処理が終わったら、すぐに物干し竿や専用の干し場に吊るします。
4-2.!重要! 柿と柿がくっつかないように、間隔をあけてください。
③の工程でも書きましたが、渋柿本体には触らないように注意してください。触った部分や、柿同士がくっついた部分からカビが生えます😅
雨は大敵です!干してから、2~3日以内で雨が降りそうな日はやめた方が良いです。最初の2~3日間が一番大事で、この水分が多い初期にカビが付いちゃうと失敗することが多いです。

|⑤ その後?
もし、アルコールがあるなら、数日おきに霧吹きで吹きかけると良いと思います。最初の1~2週間を乗り切ると、カビは生えにくくなります。
干し始めてから1週間〜10日ほど経ち、柿の表面が乾いて硬くなってきたら、柿を優しく揉むのもアリです。指でそっと押しつぶすように揉むことで、中の水分が外に出て乾燥が均一になり、渋が早く抜け、甘みが均一になります。その後も、3〜4日おきに数回、優しく揉んであげます。
→揉まなくても大丈夫です!その場合、比較的硬めの干し柿になるのと、中がゼリー状に残りやすくなって、それはそれで美味しいです。「揉んだもの」と「揉まなかったもの」を両方作ってみて、どちらが好みか試してみるのも一興です。
|⑥ 完成の目安
干す期間は、柿の大きさや天候、お好みの硬さによって変わります。
約2〜3週間: 中がまだ柔らかい「あんぽ柿」の状態です。
約1ヶ月〜: 水分が抜け、表面に白い粉(柿霜(しそう)という糖の結晶)が吹いてきたら、しっかり乾燥した「枯露柿(ころがき)」の完成です。
僕は、「あんぽ柿」を食べてみてほしいな~。
☟この写真くらいになったとき?

これを解体すると、中がゼリーみたいで本当に美味しいです!

あと、チャレンジャーならwww
渋がギリギリ抜け終わった時期?
1~2週間くらいのやつを食べてみてほしい🥰
これも、熟れた柿を食べる感じで美味いんですよね~。
見極めを失敗すると渋いんですけどねw
▼防カビが核心?!
|防カビ用アルコール?
③~⑤の工程で「防カビ」が一番大切なんですが、正直、熱湯処理だけだと難しいです😅
かと言って、アルコール度数35以上の焼酎やホワイトリカーって……
あんまりお酒を飲まない人にとっては値段が高くないですか?!
梅酒とか果実酒を作ってる人なら、それを使えば良いんですけどね。
でよ?ぶっちゃけさ……
📢 食品用消毒アルコールでいいよ?(°∀°;)
アルコール度数はホワイトリカーの2倍くらいあるし、そもそも値段も半分くらいだからwww
これだったら、干した渋柿に直接ぶっかけてもイイよw
2~3日おきに、前と後ろ2方向から、それぞれ2~3回ずつ噴霧すれば大丈夫です。干し柿の表面の水分が十分飛んで、硬くなり始める2週間目あたりからは、噴霧しなくても大丈夫かもしれないです。
あとさ、干して1~2週間したら、要らなくなるので、そのあとはお風呂のカビ防止や普通の食品や食器消毒に使えばいいし。無駄にならないでしょ?
|消毒処理③~吊るし④の試行錯誤?
工程③は、色々と試してみたんですよね😅
③を熱湯処理だけにしたり、リカー処理だけにしたり?両方試したり?
どれも、それだけじゃ絶対安心じゃなくて、吊るした後の「天候(気温や天気)」や「環境」によって、カビます。
・吊るし場所の近くに植木鉢や水槽がある。
・吊るしたあと数日間の間に雨が降る。
・吊るしたあと数日間の間に気温が上がる。
……致命的にカビますw
で、結局色々と対策した結果……
📢「食品用消毒アルコール」があれば解決しますw
ぶっちゃけ、こいつがあれば……
雨が降っても、気温が上がっても、カビたことはない。
そして、④で吊るさなくても、キッチンペーパーやアルミの上に直置きで干しても行けることが判明w
ただ、最初の方は2~3日おきにひっくり返すのが面倒なんだけどね。
70%エタノールの噴霧に耐えれるカビや細菌って、そうそう居ないってことなんだと思うw
そんなもん、ぶっかけて大丈夫なのか不安になりますか?🙄
まぁ、一応、大丈夫って書いてありますよ?w
▼この渋柿がスゴイ!?
で!今日は、これが一番書きたかったんですが……
みなさん……
“甲州百目”って柿、
知ってますか?(°∀°;)
色んな呼び名(別名)があります:
江戸柿(えどがき): 主に関西地方(特に奈良県など)での呼び名です。
富士柿(ふじがき): 主に愛媛県での呼び名です。ヘタを下にして置いたときの形が富士山に似ていることから名付けられたと言われています。
蜂屋柿(はちやがき): 主に東北地方(福島県、宮城県)や岐阜県での呼び名です。
代白柿(だいしろがき): 関西で、特に渋抜きをして生食用にしたものを指す呼び名です。
カタチは、このサムネみたいな感じなんだけど……
写真じゃ伝わらない “サイズ感” を伝えたくてwww
マジで、デケェんだよ!(°∀°;)
デカいんですよwww
最大サイズのやつだと、ソフトボールよりデカいです!
僕が干し柿を志そうと思ったキッカケは、このデケェ渋柿に出逢ったからなんですよね🙄
本当に、たま~~~~~~にスーパーとかにも出てるらしくて、1個100~300円くらいで売ってることが多い。
先のリンクにあるようなネット販売のやつは、カタチとか良くて、高いけどね?
ただ、1個200円くらいまでだったら、買って、干し柿にして、喰ってみる価値は十分あると思います。
で!
なんで僕がこんなに「甲州百目」を推すのか?
「デカい」って連呼してるのには、ちゃんと理由があるんです。
この「デカさ」こそが、
他の干し柿じゃ絶対に味わえない
「美味さ」の秘密なんですよ!(°∀°;)
もちろん、市田柿みたいな小ぶりで上品な干し柿も良いんですよ?
でも、あれはどちらかというと「ドライフルーツ」や「和菓子」の食感ですよね?
甲州百目は────
📢もはや「別ジャンルの食べ物」です!!
デカいから、2~3週間干した「あんぽ柿」の状態で食べると……
外側は太陽と寒風でキュッと締まって、旨味と甘みが凝縮してる。
でも、包丁で半分に割ると……
中から、まるで熟成させた蜜のような、 琥珀色のゼリーがトロリッッ!!!! と溢れ出すんです!

この写真(↑)を見てくださいよ!ほぼゼリーですw
これが、あのクソ渋かった柿の中身なんですよ?!
外はしっかりとした歯ごたえ(ここは干し柿っぽい)
中は天然の極上スイーツ?
このとんでもない「食感のコントラスト」と「暴力的なまでの甘みの塊」を味わえるのは、デカい「甲州百目」だからこそ!
この「デカい」は、美味さの「正義」なんです。 これを口に入れた瞬間、「あぁ、今年も作ってよかった…」って、本気で思います。
この感動を、ぜひ味わってみてほしんです!!
味わう(感動する)までに2週間はかかりますけどね?www
期待したほどでなかったら謝ります🙄 ごめん。
▼おわりに
干し柿だけじゃなくて、他にも色々と作ってみたいんですよね~・・・
自然食志向では全然ないんですけどねw
なんなら、サプリメントとか大好きですしねw
ただ、保存食とか、自分で作れるようにしておきたいというか😅
漫画『リトル・フォレスト』(五十嵐大介)とかで、主人公が色々作ってるのを見て、興味持ったことあったな~
東北の小さな集落で、主人公の女性が自給自足に近い生活を送る物語で、ほぼすべての話で保存食とか、身の回りのあまり見向きもされない実とかを食べる方法とかを挙げています。
「ちゃんと作る」ことこそ、「ちゃんと生きる」こと。
それを追体験させてくれる作品です。
作品の冒頭の言葉が深いんですよね……
家の脇にグミの木が生えている。
子供の頃から
私はずっと、このグミを無視してきた。
若い実はシブいし、すっぱいし
小さな実は種が大きくて食べづらい。
シブ味の抜けた完熟果はヌルッとして、
ただ甘いだけ。
まわりには他にたくさん
おいしいものがあった。
それで放っとかれた多量の実が落ちて地面で腐る。
うっとうしいとさえ思っていた。
大人になり、都会の生活に馴染めず
また実家に帰ってきた────
そして、また、グミの季節になった。
たくさんの実が落ちて、
ただただ腐れていく。
積み重ねたことはみんな無駄だった?
そんなの……さびしいよな。
実際に何か作るのって、結構ハードルが高い。
このセリフにあるように、「周りに美味しいものが沢山ある」し……
さらに、今はそれが「比較的簡単に手に入る」から。
でも、そのせいで、「自分は今、ちゃんと生きているだろうか?」というのが分かりにくくなる。
やっぱり、「何か自分で作る」って体験は、生きていることを実感するために大切なのかな?
とはいえ、現実問題として難しい!…という気持ちも、痛いほどわかりますw
僕が言いたいのは……
そのハードルを越えるための第一歩として、
まず干し柿づくりとかどうですか?ってこと。
簡単だし、大きなハズレもないですからね~w
さて、今日もお付き合いいただきありがとうございました。
この問いが、あなたの新たな“問い”の入り口になれたなら幸いです。
引用作品:
リトル・フォレスト
「自分は今、ちゃんと生きているだろうか?」と不安になる全ての人に、「自分の手で何かを(料理でも何でも)ちゃんと作ってみること」が、その答えを見つけるための一歩になるかもしれない、と教えてくれる作品です。
記事とのリンク
主人公の「ちゃんと作る」ことこそが「ちゃんと生きる」ことという考えを、記事の干し柿づくりの在り方につなげている。
※Amazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。
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