コラム63.車山肩の高山植物
1956年8月7日、霧ヶ峰にふさわしく霧がかった早朝、霧ヶ峰の車山肩のシカ除け電柵に沿って、散策しました。

初見のノコギリソウです。葉がのこぎりのようで、白い小さな花が集まって咲いています。

シラヤマギクも初見です。キク科の植物の多くの花が、中央の黄色と、周りの白の、小さな花の集まりでできています。

梅に似た花を咲かせるウメバチソウです。大きな5本の雄しべと、小さな5束になった仮雄しべがあります。仮雄しべの先には、水滴がたくさんついていました。

ハバヤマボクチも初見です。白と濃い紫の花が特徴的です。

ワレモコウが、低地とは異なり8月初旬から咲き始めています。

7月からよく見かけたノアザミです。

こちらも7月からよく見かけたエゾカワラナデシコです。

ハクサンフウロは、花弁全体に水滴をつけて咲いていました。

垂れ下がったオレンジ色が特徴的なコウリンカです。

低地とは異なり、8月初旬からツリガネニンジンが咲いています。

青紫のコバギボウシです。こちらは低地のギボウシと異なり、遅い時期に咲いています。

コオニユリです。より小さく花数が少ない株が多い中で、この株は花をたくさんつけて高さ2mぐらいあります。

クガイソウは、下から咲き始めます。この株は、下の方が咲き終わり、上の方の花が咲いていました。下のしべに、細かい水滴をまとっていました。

シシウドは、高さ2m近くに伸びて、草原の中で目立ちます。

コバイケイソウは、実をつけています。

シナノオトギリも、7月からよく見かけた花です。

ヤマハハコです。花の中央が黄色くなりますが、朝方なので花をまだ閉じているのか、まだ咲き始めなのかでしょう。
初めて出会った花や、いつもよく出会うけれどもしべや花弁に細かい水滴を飾っている花に出会えた、露に足を濡らしながらもすがすがしい朝でした。
