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#200 「仕事の優先順位を、5位以内に入れちゃダメだよ」という上司のもとで🇳🇱

2025年も残り2日となり、200記事目を迎えました🎊 年末年始は、思うところあってロンドンへ行ってきます。日本国外で新年を迎えるのは、1998年のオーストラリア以来なので、実に28年ぶりになります。今日はそんな年の瀬に、今年の振り返りと来年への抱負を書いてみたいです。


指導教授の何気ないひと言


オランダの大学で研究員として仕事をしています。日本では「博士後期課程大学院生」に該当しますが、こちらでは雇用されてお給料が支払われているという、恵まれた環境です。先日書いた記事では、そんなオランダへ来てから、研究を本格始動するまでに一年半かかったことを書きました。

体調を崩して指導教授二人(=上司にあたる)と話して、「一週間病欠で休んでいいから、好きなことをしてきなさい」と言われ、ずっと行きたかったデンマーク、コペンハーゲンへ行くことができました。その面談が終わった時に、上司が何気なくつぶやいた言葉が忘れられません。

仕事を、人生の優先順位の5位以内に入れちゃダメだからね

その先生は、お子さん二人が小さいので一緒にいたいという理由で、週5日勤務ではなく、お給料は少し下がるものの週4日勤務を選んでいます。その代わりといってはなんですが、大学にいる時の仕事は半端ないスピードで、ミーティングである書類を探していたところ、

必要な書類は10秒以内に見つけられるように整理しておくこと!

と言われたほどです。家族と一緒にいるためにも、「省いても問題ない時間は省く」が徹底されていることを感じました。こういう「効率化」はどんどん進めたいですね。

もう一人はスケートと合唱を優先


もう一人の指導教授は、すでにオランダの大学で Full Professor(教授)のポストを提示されながらも、「趣味のスピードスケートと合唱の時間を十分に確保したいから」と趣味を優先して教授のポストを断ってしまいました。現在は Associate Professor(日本の准教授に相当)として研究にあたり、スケートのために頻繁にノルウェーに行ってしまいます。

僕はヨーロッパへ来る前、音楽制作機器メーカーで海外営業をしていました。実はこの先生が合唱を録音するために、勤めていた会社の機材を何台か持っているということが分かり、「なんだ、前から縁があったんだね」と笑い合いました。

優先順位を「下げる」ために、能率を上げ、結果を出す文化


日本で生まれ育った者として、腹に落とすのに少し時間がかかったのですが、ここオランダでは、「仕事の優先順位を下げるため」=「家族や趣味を優先するため」に、仕事の能率を上げ、結果を出そうとする文化があるように思います。
 仕事なので、「結果が出ない」は受け入れられません(ヨーロッパでは、普通に解雇されます)。日本人的には「優先順位を上げて」結果を出そうと考えてしまいがちです。でもそうではない、正反対の考え方なのです。今年の新鮮な学びでした。

「会社作りました」と言った時の反応


そんな先生方二人には、体調が回復して論文も提出、「今なら!」と思えたタイミングで、会社を設立したこと、将来的には大学や研究機関で学術研究を、その実践を日本に作る学校でやりたいことを話しました。日本ならばどうしても「研究に専念しなさい!」と言われそうな雰囲気ですね。

反応は、「イイね、それ。研究の一環の活動として申請できるかもしれないから、まずはうまく両立させて」でした。そしてとても具体的に、「自治体と契約を結んだら、その段階でこっちの大学にも正式に申請しましょう」とガイドラインを与えてくれました。うまくいけば、会社での活動内容を博士論文の一章にすることができるかもしれません。

まず決めたのは、来年2026年の優先順位!


新年の抱負はロンドンで元日に書こうと思いますが、今日ここで、来年一年間の自分の「優先順位」を決めました。ついつい自分に嘘をついてごまかしてきた部分のホコリをはらって、本来の自分に戻りたいと思います。

【2026年の優先順位】
1位:音楽    サックスとピアノの演奏
2位:小説執筆  春の「新潮新人賞」と秋の「文學界新人賞」に応募
3位:会社    起業した「合同会社ホイスコーレの森」の事業
4位:仕事    AIの研究〜5位以内ですが、次の仕事のためにも!
5位:マラソン  5月と9月の大会に、仲間とエントリー済ませました!

もちろん「健康」や「家族・友人」はすべての上です!

こう決めると、気持ちがすっと晴れていくようです。でも実際は、「これが一番大切!」とぎゅっと握りしめてしまうとうまくいかないもの。お世話になっているカウンセラーの先生にも、「小説が一番うまくいっていますね」と言われるのですが、それはちょうどいい2位という位置だからなのかもしれません。

教授が堂々と、「スケートと合唱の方が大切だから」という国で、「仕事より自分が起業した会社の事業、それよりも小説や音楽!」と言って過ごしていけることに感謝しています。おそらく、オランダやデンマークの幸福度の高さはこんなところから来ているように感じています✨

ロンドン行きの目的は、観光ではなく小説を書くこと


今日から一週間のロンドン行きの目的は、ズバリ「小説執筆」です。舞台をロンドンに決めたので、物語に登場する場所を実際に回って、その場所の空気を吸いながら執筆しようと思います。今回は法律を正面から扱う物語なのですが、すでに弁護士の先生に助言をいただき、考えていた小説のプロットが実際に起こり得ることを確認しました。あとは、書くだけです。

ロンドンは今回が十数年ぶりになります。これまでに書いた小説の中では、市内のとある場所を何度か登場させました(下の作品です)。改めて自分が描いた場所を訪ねて、物語と事実を繋いでこようと思います。合言葉はいつでも、「物語を事実へ、事実を物語へ」です。

それではみなさま、今年は本当に多方面に渡ってお世話になりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
🎍どうぞ良い年をお迎えください🎍
(2025年12月30日)

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ささきとおる🇳🇱50歳からの海外博士挑戦 サポートってどういうものなのだろう?もしいただけたら、金額の多少に関わらず、うーんと使い道を考えて、そのお金をどう使ったかを note 記事にします☕️

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