メキシコの民つよつよ?“正義の顔をした暴力”を目の前で見た
泥棒が、縄でぐるぐる巻きにされて、
木にぶら下げられていた。
こんにちは、オアハカ在住のさるです。
ずいぶん前に、1枚の新聞の写真をみた。
泥棒が、縄で木にぶら下げられていて
その周りには、すごい数の住民が集まっていた。
どう見ても、袋叩きにあったあとだった。
メキシコは、治安が悪い。怖い。って
イメージが強いため、住民はいつも耐え忍んでいると思いがちですが、
実は、現地の人って、結構つよつよなんです。
今回は、メキシコの住民&自警団「強いな」と思った出来事。
私が、オアハカにきてすぐの時に。
いまや可愛い写真ばえスポットとして有名な
ハラトラコの記事が新聞に載っていた。
泥棒を取り囲む住人たち。
新聞記事は、泥棒は警察官に保護されたというものだった。
これを読んだときに。
住民の団結力すげー!自警団つえー!!って感じた。
その時は、地域住民の団結と強さに感動さえ覚えた。
ある日の朝、
村へ仕事にいこうと、市内のバス発着所に向かっている途中。
エンジと白の乗り合いタクシーが路駐して、なにやら揉めていた。
男性が一人、車から引きずり出され
運転手をはじめ、乗り合わせていた人にボコボコに蹴られて殴られ
めっちゃめちゃバイオレンスな場面に出くわした。
口々に、「この泥棒やろう!」「ネズミやろう!」って叫んでいたので、想像するに乗り合いタクシーの車内で何かしら、スリ行為か泥棒行為が見つかり袋叩きになっている場面らしかった。
そして、まじか?って思ったのは。
通りすがりの全然関係ない男性まで
「この!泥棒が!!」と
ワザワザ蹴りを入れに行ったこと。
え?あんた関係ないじゃん。
正義という名の便乗暴力。こわい。
その泥棒は警察に突きだされることもなく。
口と鼻から血を流し。
よろよろと逃げるように、街の雑踏に消えて行った…。
そんなリ〇チの現場を目撃し、オアハカ住みが長いとは言え初めて目にした状況にビックリした。
新聞記事を読んだ時とは違う。
現場を目撃した私が「うぁ、泥棒!可哀想」って思う事になるとは思わなかった。
日本なら犯罪者は警察に引き渡されるのが普通じゃない?
でも、その普通は世界共通じゃなかった。
泥棒を許せない気持ちは分かる。
けれど、みんなで殴っていい理由になるのか?
しかし、ここメキシコでは自衛する側もつよつよなので
なんか、悪いことが見つかったらどんな報復を受けるかわからんな。と感じた。
この住民の強さは、警察を信用していない裏返しの行為なのか?
この話をメキシコ通の友達にしたら、こう言われた。
「そういう話の怖いところは、メキシコでは“ちょっとした噂”で、誤解のままリンチの対象になることもあるってこと」
怖すぎる。
日本で、怖いと話題になるはナルコスの話。
オアハカの私の生活には、ナルコスは全く関係ない。
だから、実感もないし、怖くもないし、危機感もわかない。
それよりも、
「ちょっとしたデマや噂で人が集まって、正義の顔をして暴力に変わる」
その空気のほうが、私は怖いと思った。
大袈裟かもしれないが、日本人である私なんかは、変なデマを流されたらどんな目にあうかわからない。
ぶっちゃけ言う、ナルコスよりそっちの方が怖い。
たぶん、メキシコだけの話じゃない。
どこの国、村にもありそうだし。
程度は違うけど。
最近のSNSでも、「正義」の顔をしていれば、何を言ってもいいみたいな空気あるなと思ったし、ちょっと似ていると感じた。
観光だけじゃ見えない、オアハカの一面。
誤解がないように書いておきますが、
普段のオアハカはとても平和です。
明日、7月1日からは、ゲラゲッツァ月間ですよ!開会式もあります。
Julio, Mes de la Guelaguetza 2026!!
1カ月間、オアハカはお祭りで盛り上がります。

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