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外でビールを飲もうとしたら、やっぱりこぼすんだなって。

ビールは正義

暑過ぎて、暑すぎる7月。あまりに早い梅雨明けにうんざりする。外に出かける楽しみを奪われて、家で遊ぶ楽しみを探すしかない。それって何?って聞かれたら、もちろんビールでしょってなるわけで。

さけるチーズが安売りしてた

日が高いうちに、ビールのプルタブを起こす。なんだか眠かったので、飲んだら昼寝をしようと畳に転がる。布団に転がれば快適なのに、どうにも昼寝となると畳に転がりたくなる習性はなんなのだろうか。ひんやりとしてざらっとした肌触りが心地よいのかもしれない。しかし、固い。寝返りを打っても固い。私は思った。選択を間違った。ベッドに転がればよかった。
そんなこんなで眠れずにいると、夫から声をかけられた。

つまみ

つまみを用意したとのこと。
「寝てるし」
「ほら、うまそうだろ」
「寝てるし」
「生ハムもあるぞ」
誘惑に負けたのか、眠れなかったのか。私が起き上がった理由は、私にもわからない。むっくり起き上がると、私は再びビールを飲んだ。

くるっと回転させると蓋が閉まるらしい

そろそろ散歩に行こうか、ということになった。ビールが余っていた。缶を持ち歩きするのに便利だというアイテムを買っていたのを思い出す。缶の口の蓋のようなもの。せっかくだから使ってみようと思って、まだ飲み切っていないビールに装着して散歩にいくことにした。

途中、妹の家に寄る。渡したいものがあったので、手渡した。その時、犬のお散歩バッグに入れていた蓋をした缶ビールが、バックから転がり落ちる。コロコロと転がって、妹宅の玄関に音もなく横たわる。蓋の隙間からビールが流れ落ちる。

「あっ」

私はビールの缶を慌てて手に取った。
「あ〜あ」という妹。
「見てよ。蓋があったんやけど」という私。

溢れたビールを一瞥して、「ごめんよ」と一言添えて「バイバイ」と妹の家を後にした。拭けばよかったかなと一瞬考えたが、まあいいかと思い直す。人んちの玄関を汚しておいて、そういうところがあまりに適当すぎるなと反省した。でも、そういうところが自分のいいところだなと思った。けれど、人に「悪びれないところが、私の取り柄です」と胸を張って宣言したりはしない。だって、怒られるかもしれない。付き合いの長い人には、私が好き好んで悪びれないでいることが、バレている気もしなくはない。

あまりに暑い
どうしても食べたかったので、奮発してウニを買った。

家に帰ると、仕込んでいたご飯が炊けていた。奮発して買ったウニを乗せる。ご飯の熱でゆるりと溶けたウニにわさびを乗せて、醤油をつけて食べた。うまかった。口の中で幸せが広がる。冷たいビールを飲んだ。最高だなと思った。休みの日は大抵、ビールのことばかり考えている。平日も考えているじゃないかと誰かに尋ねられたら、ぐうの音も出ない。



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