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幽霊、2025年7月の仕事。

2025年7月の仕事はZAITENの連載コラム。

ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』

2025年8月号は「ポピュリズム×プロパガンダの果ての排外主義」

「ZAITEN」8月号

第94回。山尾志桜里と林原めぐみの話題をマクラに、まったく別の話へ展開していく回。
雑誌の即時性のなさは弱点と言われるが、むしろ、消費スピードが早いこのご時世では、完全に忘れられた半月前の話題をわざわざ蒸し返すのが雑誌のコラムだと思って書いている。

あと「特集はKADOKAWAです」と聞いて「へー」と思っていたのだが、見本誌が届いたら農林と香害のほうがメインだった。
他のネタと絡めれば、もっと面白くできそうな気もするのだが、告発者と参院選(チームみらい)の関係から、誌幅を抑えざるを得なくなったのかな。

元々、雑誌の創刊休刊定点観測でライター業を始めたのに、ここ数年、出版業界ネタへの関心がなくなっていて困る。
貧乏臭い話しか出てこないから、書いても楽しくないんだよ。

「ZAITEN」8月号目次

附記徒然。

同世代の人々が権威の話しかしなくなって、話が合わなくなって久しい。
政治とかだったらまあ分かるんだが、アニメとかでもそんな調子だからな。

『GQuuuuuuX』の話とか典型的で、途中から「これは二次創作的な一過性のパーティームービーで、真面目に考えるものではないな」と思い当たったので、ポップコーン片手に笑いながら観ていたんだが、真面目に語っている人々をよく見かけたので、うっかり茶化すと恨まれるから近寄らんとこ、という感じだった。

逆に『GQuuuuuuX』を批判しているひとも、アイドルアニメとかの原理主義的ファンだったりするから、これはこれで近づきたくない。
「アイドルアニメの楽園を自壊させるユダ的背徳者の『トラペジウム』を高く吊るせ!」と叫んでいたり。

そういえば、25年くらい前に『WHITE ALBUM』というゲームがそんな風に糾弾されていたな。
「『ToHeart』でラブコメの楽園を完成したのに、わざわざ自壊させる背徳者め!」と、Leafの社内からも。

ガンダムにしてもアイドルアニメにしても、今となっては仕掛けられたパーティームービーでしかないものによく、原理主義的信仰を見いだせるな、と思うのだが、そうした信仰と誇りを利用することで日本のコンテンツ産業とやらは成り立っている。

春から黙々と仕事をしていて、少しだけ批評家的な思考も使っているが、他人との接点がまったくないから、これはまずいのでは、とは思っている。
しかし、いざ接点を考えると、そういう過去の権威にまつわる遊戯的な話にしかならない。
すぐに消費して忘れなければならない類のコンテンツを延々と捏ねくり回さなければ、他人とのコミュニケーションが成立しないというのは、本当にうんざりする。
なので、結局、誰ともコミュニケーションを取らず、黙々と仕事を続けている。

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