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体もメンタルもイマイチなので、ボーナスで良い下着を買った

頭痛持ち、暑さが苦手な私に辛い季節がやって来た。低気圧のせいか連日頭痛。こう何日も続くと、頭痛薬を飲むことにもなんとなくためらいを感じる。

同じタイミングで、仕事にも変化があった。部署内での急な担当変更を上司から言い渡された。嫌ではなかったはずなのに、なんだか心に穴が空いたような。

私は環境の変化に弱いのだ。

ちなみに、担当替えは男性職員の長期育休取得に伴うもの。あらかじめ分かっていたはずなのに、ギリギリまで後任が決まらず、バタバタと人事異動があり、そこに巻き込まれた。

組織で働いている以上仕方ないのだが、なんとなくぞんざいに扱われた気がした。

自分自身も育休を取ってきた立場なのでもちろん引き受けるが、男性が半年以上育休を取ることに対しては正直、モヤモヤした感情になる。上の子保育園なのに赤ちゃん1人にそんなに人手要るか?本当に主体的に育児するんだろうな?と。

いや、こんなこと余計なお世話だ。NANAのヤスも「人の庭荒らす暇あったらテメェの花を咲かせろや」と言っていたし。

次の仕事のことが気になって眠りも浅く、夜中に何度も目が覚める。一晩中エアコンをつけているせいで体もだるい。なんだかなあ、と思っていたある日、岸田奈美さんのエッセイを読んだ。


何もする気が起きない中、このエッセイはするすると読めて、とてもありがたかった。

この中で、ブラデリスニューヨークという下着のお店の話があり、私もまんまと欲しくなった。

正直、下着なんてもう誰に見せるわけでもない。ブラトップや楽天で買った安い下着で充分だと思っていた。

でも、これめっちゃ気になる。
ホリエモンの如くシゴデキのスピードで即オンラインショップを検索。端から端まで舐めるように見る。意外と、手が出ない価格ではない。5000〜1万円台前半といった絶妙な価格帯だ。

ボーナスも入ることだし、買っちゃおうかな。
意外と近くに店舗もあることが判明。しかも、明後日からセールの予定。これは運命に違いないと思い、家族に「日曜日〇〇行かない?」と持ちかけ、帰りに私だけ寄り道させてもらって下着を買うことにした。
ブラデリスニューヨークありきのお出かけ。母はしたたかなのだ。

家族は先に帰ってもらい、束の間の1人時間で初めてお店に足を踏み入れた。

セール中なので混雑していたが、意外と年齢層高めのお姉様方もいらっしゃり信頼が持てた。
混んでいる店内で店員さんに声をかけられないタイプの私は子どものようにもじもじしていた所、優しい店員さんがサッと駆けつけ試着させてくれた。

「試着が終わったらこのボタンでお呼びくださいね」下着の試着を店員さんに見てもらうのいつぶりだろう。

いつものサイズを試着し、おお、これで良さそうだなと満足しボタンを押した。
するとやって来た店員さんは、岸田奈美さんの記事のように、背中から脇から肉を持ってきてブラジャーにつるんと収めてくれた。

…パンパンだった。

胸の位置もだいぶ高い。胸の位置って低いとおばさんに見えるのだな。当たり前のことを忘れていた気がした。

「お胸が入り切ってないのでワンサイズ上げましょう」と嬉しいお言葉をいただいた。決して太ったからではないと信じたい。

しかも、最近気になる脇肉も全部収めてくれるデザインではないか。脇肉、背中肉、お前も胸だったのか。

ホールド感もあるのに苦しくない。
ブラジャーの機能って、胸カバーみたいなもののように思ってたけど、流れていく胸を補正して形を整えるものだったんだな。
ブラジャーを自分の中で再定義できた瞬間であった。

結局ブラジャー2つとナイトブラ、ショーツを買ったうえに、数日後家の中のくたびれたブラジャーを一掃すべくオンライン(楽天)でも同様のラインナップを買い足した。

合計4万円使ったが、良いお金の使い方だと思った。

以前の私なら、「見えないところにお金を使うなんてもったいない!!」と思っていた。

でも、この下着を付けたら心なしか姿勢も良くなり、「今日は良い下着を付けているんだぞ」と謎の自信がついて、気分が上がった。自分の体について諦めなくなったし、見た目に気をつかうモチベーションが上がった。なんだかお洒落まで楽しくなりそうだ。

私は今34歳。このくらいの年代から、見た目に気をつかう人とそうでない人の差が開くのではないか。私はまだしばらくは年齢に抗いたい。

たまたまカップインキャミソールを着た日、ホールド感の無さに恐ろしくなった。これを毎日着ていたら確かに胸は背中へ脇へと流れるだろう。


毎日手洗いするという手間はあるが、良いものを買ったので今のところ続いている。今まではネットに入れてボーンと投げ入れオシャレ着洗いで済ませていた私にできるかなと思ったが、ほぼつけ置きで良いと聞きハードルが下がった。

良い下着を付けて大事に使うという行為が、想像以上にいい影響を与えてくれた。

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