詩 「一滴の思考」
僅かな心も見逃さない
それを知るためにここに居る
進む道は広い大河
油断したらすぐに下流へ戻されて
スタート地点は安全圏
何も変化を起こさない風無き場所
そこへ浸かれば
同じ日々を繰り返し
変わらぬ自分が立ち尽くす
気づくと回る思考は
同じ言葉の曲ばかり
ループの中で彷徨う
耳を澄ませて聴き
心の隙間にエッセンスを落とせば
単調な狭い回路の中に
自分が創り出す別の思いが生まれる
それを大切に拾い上げ
水面へ浮かばせたら
心に降らす一滴の思考が
この先を結んでいく
紗羅
自分を変えるのは自分。
容易であって困難を極めることは
耳が痛い程分かり理解している。
闘うべきものは
外にはなく内にあると言うことを
自分で知るしかない。
自分と誰かは
人である以外すべてが違い
見た目や巡らす思考
育つ環境とそれを取り巻く人間関係
皆んなそれぞれの道がある。
誰一人同じでないことは
誘惑の迷路を意味し
憧れと羨む気持ちが芽生え
妬みと卑しい気持ちが生まれ
人の心を大きく揺さぶり
同時に停止させていく。
ただこれは人の嵯峨であり
誰もが持つ心の習慣
人は人を見ながら
何かを思い指摘しながら
自分に当てはめ比べたりする。
語るも良し、分析も良し、嘆くも良し。
じゃあこのあとどうする??
ここから切り替えた自分の思考だけが
今日を決め明日を変えていく。
大切にしているものは
苦楽を共にする人生の中
「苦」から生み出す思考であり
「楽」はそのあとに待つもの
そう思いながら
人であるトラップを掻い潜り
自分の思考と向き合っている。
