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詩 「親愛なる者」

いつも何気ない言葉から始まり
変わらぬ場所の中で手を振る

月日は立ち
当たり前の光景に
身を委ねたまま時は過ぎ去り

永遠に続かないと分かっていても
このまま同じ日がやって来ると言う錯覚

それを心で受け止めていく
計り知れない思い

どうにもならない切なさの揺れ
見つからない言葉の問いには
沈黙の吐息だけが返る

笑みや涙でも
塗り替えられない現実

誰も居ない空いた空間に
思い出だけが残り

見えた人影は
いつまでも変わらずに輝く

           紗羅

昨日会社である人が退職した。
25年の月日を務め
朝早くから忙しい時期は
遅くまで会社に居た人で

仕事が本当に好きで
出勤時のおはようから
退社時のお疲れ様まで
いつも元気な人。

定年の時を迎え
再雇用の話もあったけど
働きたい本人と会社との折り合いが合わず
退職する道を選んだ。

自分は事務仕事で
その方は出荷担当だったけど
連携してやる仕事があるため
会話をしない日はない。

同じ部屋に居る人よりも
話をすることが多く
会話が大好きだった方でもあるから
本当に良く話をした人だった。

昨日のお昼までの業務で退職
皆んなで集まり見送ったあと

いつかは来ると分かっていても
切なさとやるせない気持ちのまま
午後は仕事をしていた。

9月からは
朝出勤してもその方は居ない。

会社に入ると
初めに挨拶していたから
淋しさを実感するだろうな…

これが人の出会いと別れ
いつも身に染みて感じている。

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