『日々のからだ』開催レポート|身体と心を整える、豊かな3時間
7月11日、「日々のからだ ― 仏教とアーユルヴェーダから学ぶ身体の智慧 ―」を開催しました。

『禅の友』で4年間連載された「日々のからだ」の完結を記念して開催された今回のイベント。
当日は40名を超える皆さまにご参加いただき、アーユルヴェーダと仏教、それぞれの智慧に触れながら、身体と心を見つめる豊かな時間をご一緒することができました。
皆さまを迎えた、手づくりの祭壇
会場には、スタッフがお庭から摘んできた季節の花々やトゥルシーを飾り、小さな祭壇を設えました。
祭壇には、ガネーシャと、アーユルヴェーダの神・ダンヴァンタリ神をお迎えしました。
スタッフが準備した祭壇は、参加者の皆さまをやさしく迎え、会場全体をあたたかな雰囲気で包んでくれました。

暮らしに活かすアーユルヴェーダ
前半は、浅貝賢司先生による「暮らしに活かすアーユルヴェーダ」のお話です。
アーユルヴェーダを特別なものではなく、日々の暮らしの中で実践できる智慧として、わかりやすくお話しくださいました。
その中で印象的だったのが、
「体はアーユルヴェーダで、心は仏教で整える」
という言葉。

身体を整えることと、心を整えること。その両方を大切にすることで、より健やかな毎日につながることを教えていただきました。
講座では、「比類なきもの」とも呼ばれるハーブ・トゥルシーについてのお話もあり、実際に葉に触れるトゥルシータッチも体験。
その後は、香り豊かなトゥルシーティーを味わいながら講座を聴く時間となりました。

五感でトゥルシーを感じながら学ぶひとときは、アーユルヴェーダをより身近に感じられる時間だったように思います。
最後には、トゥルシーをお持ち帰りいただき、ご自宅でも楽しんでいただけるようご用意しました。
仏教から学ぶ、心との向き合い方
続いて、太瑞知見先生による
「幸せな人生のために ~初期仏典に基づいたやさしい禅の実践~」
のお話。

苦しみや楽しさはどこから生まれるのか。
心はどのように働いているのか。
そして、心に生じる思いを減らしていくにはどうしたらよいのか。
初期仏典をもとに、やさしく丁寧にお話しくださいました。
特に印象に残ったのは、
心に生じる思いを減らすためには、「安らぎ」と「集中」が大切であること。
アーユルヴェーダが身体を整える智慧であるなら、仏教は心を整える智慧。
お二人のお話が自然につながっていくように感じられました。
ほっとひと息、チャイタイム
講座の途中には、スパイス香るチャイをご用意しました。
参加者の皆さま同士で自然と会話が生まれ、和やかな交流の時間にもなりました。

身体をゆるめ、心を静める実践
後半は、浅貝先生からアーユルヴェーダのラサーヤナ(若返り)についてのお話があり、その後は実践の時間へ。
ヘッドマッサージ
まずは、札幌アーユルヴェーダ初級認定コース卒業生によるヘッドマッサージ。
やさしく頭に触れることで緊張がほぐれ、参加者の皆さんも自然と表情がやわらいでいくようでした。

チェアヨガ
続いて、椅子に座ったままできるチェアヨガ。
無理なく身体を動かしながら、呼吸を深め、全身をゆっくりとほぐしていきました。

坐禅
身体がゆるみ、呼吸が深くなったところで、最後は知見先生とともに10分間の坐禅。

ヘッドマッサージとチェアヨガで身体をゆるめたあとの坐禅は、とても心地よく、静かな時間が流れていました。
「体はアーユルヴェーダで、心は仏教で整える」という言葉を、まさに体感するようなひとときでした。
仏教とアーユルヴェーダから学ぶ身体の智慧を、それぞれが自分の身体と心で味わう、穏やかな締めくくりとなりました。
おわりに
ご参加くださった皆さま、講師を務めてくださった浅貝賢司先生、太瑞知見先生、そして開催に向けてともに準備を進めてきた札幌アーユルヴェーダのメンバーに心より感謝申し上げます。
また、後日お寄せいただく参加者の皆さまからのご感想も、あらためてご紹介できればと思っています。
身体を整え、心を整える。
そんなアーユルヴェーダと仏教の智慧が、これからの日々の暮らしの中で、それぞれの小さな実践へとつながっていきましたら幸いです。
