「自分への手紙」を書きナレーターさんに朗読してもらったら、涙が止まらなくなった
あなたは「自分への手紙」を書いたことがありますか?
私は、ありませんでした。ほとんどの人は、自分に手紙を書く機会なんて多くはないのかもしれません。私は自分にマメではなく「自分へのメッセージ」など、気恥ずかしいと感じる人間です(笑)
自己肯定感の低い私は、「ご自愛」「自分を大切に」などの実践が苦手でした。
それは今ふりかえると、自分を認めていなかったからだと気づきました。
でも今回、自分への手紙を書いたことで、「私のような人は、『自分への手紙』を書いたらいいのでは……?」と心底感じたのです。
それほどに、大きな発見と心の変化がありました。
ここからは、私が今回自分への手紙を書き、プロのナレーターさんに朗読していただいた気づきを書いてみます。朗読いただいたナレーションと、これから「自分の手紙」を書いてみたい方の参考に、私の「自分へ手紙」の内容もそのまま公開しております(笑)
noteでのご縁で、プロのナレーターさんに手紙を読んでもらうことに
私はライターなので、日々「誰か」のために文章を書いております。ときは師走、迫る締め切りから追いつかれぬよう、パチパチとキーボードを叩いていました。
そんなとき、ふと気分転換noteを開きました。
すると、以下のモニター募集の記事がポンっと目に飛び込んできたのです。
記事には、こう綴られていました。
「自分で書いた手紙を、自分ではない人が読み、それを聴く」という経験を届けられたらと思っています。他の人が朗読することで、改めて、そして少し客観的な立ち位置から、自分が大切にしたいことや自分に向けられた言葉を感じられるのではないかなと思っています。
音声データでお渡しするので、良かったら繰り返し聞いていただいて、”誰かの言葉"ではなく、”自分が自分に向けた言葉”に勇気や元気をもらっていただければ嬉しいです。
とても素敵な企画で想いだなぁ……と、心底感じました。
同時に「自分への手紙」って書いたことがなかったな、と気づいたのです。
実は、記事の書き手であるプロナレーターの渡辺さんとは、以前HPのライティングを担当させていただいたご縁がありました。noteのエッセイを見てのご依頼で「文章を見て、ぜひさおりさんに」とおっしゃっていただけ、大変うれしかったのを覚えています。
出会った経緯やそのときの出来事は、こちらにまとめています。
当時渡辺さんに打ち合わせをさせていただいたところ、人を大切にして、想いに寄り添える方なのだなぁ感じたのです。ナレーターの実績も多数ある方。日ごろのnoteのエッセイも感性豊かで温かく、心に響きます。
そのような方に、自分への手紙を朗読していただける機会なんて、一生もない機会です。
何より、今の自分に必要な気がしました。頭と心を一致させて、来年はさらに自分の道を前進させたいなとも。
「ぜひ、読んでいただきたい!」と気が付いたら、申し込みのフォームを開いていました。
ここから「自分への手紙」を書くことになったのです。
「自分への手紙」を書こうとすると、と自己否定が出てきた

さて。人生初の「自分への手紙」を書こうとすると、ざわざわした感情が出てきました。
「今年、反省したことのほうが多いしな……」
「私、あんまり結果も出していないし、がんばれていないよね」
「やっぱり、恥ずかしいな」
などなど、わんさか出てくる自己否定や自己批判。
今年は、何かと反省したり落ち込んだりする機会が多かったからです。自分への感謝やプラスのメッセージが、浮かんできませんでした。
書けないのは「自分へ肯定的な声掛け」ができていなかったから
「書けない……」とパソコンの前でしばらくぼんやりしました。一応「ライター」なのに。ここでまた、ひょこっと出てくる「書けない自分」への批判をあわてて追い払いました。
責めずに「書けない理由って何だろう?」と考えたところ、これは「普段から、自分に肯定的な声かけができていないからだ」と痛感しました。自分に対する「やさしい声かけ」が。
私だけではないのかもしれません。
だって、子どものころから「もっとがんばれ」「努力すれば、もっと〇〇が得られる」と教えて続けられることが多いからです。もちろん、それから受けた恩恵も多々ありましたし、間違いではありません。
でも……それって自分が本当に望んでいたことだろうか。
私は、いつまでがんばればいいのだろう、って。
気がつくと誰かのために動いて、ボロ雑巾のようにクタクタになっていつも思うこと。
でも、これを機に「少しだけ自分を大切に、やさしい人間になりたい!」と思い、再びパソコンに向かいました。来年の、いや、今後の人生の目標だからです。
「自分の守護霊」をイメージしたら書けるように

ここで試行錯誤の末、必殺技を思いつきました。
「そうだ。『私の守護霊』になったつもりで、書いてみればいいかも!」と。自分を客観視させれば書けるのでは?と思いつきました。
この世に誕生した日から、今パソコンの前で人生初の手紙を書こうとする「私」を見守る、自分の守護霊だったら、何を言うだろうか……。
きっと、突っこみどころも叱責も多数あるだろうけど(笑)、なんだかんだ私のしあわせを願い、見守ってくれていると思うのです。
これが功を奏して、すらすらと筆が進んだのです。「あ、結構今年もがんばっていたよなぁ」と。しっくりこない「自分にやさしく」が、ストンと腑に落ちた感じでした。
自分への手紙を書く際は、よかったら皆さんも使ってみてくださいね(笑)
たくさん書けなくてもよくて、数行でも自分にしっかり意識を向けて書くのが大切なのかなと感じました。
届いたナレーションを聴き、涙が止まらなくなった
無事に「自分への手紙」を渡辺さんに送信した後、ポカポカとおだやかな気持ちで過ごせました。不思議と「自分は自分でも大丈夫だ」と思えました。
自分と向き合う時間を確保したおかげかもしれません。渡辺さんから温かい返信もあり、これから届くナレーションにワクワクしました。
数週間後、丁寧に綴られた渡辺さんのからナレーションが届きました。
ワクワクしながら再生ボタンをオン。すると「私をよく知る誰か」からの言葉に聞こえました。
▼実際に届いたナレーションは以下です(渡辺さんの許可をいただいています)
聴いていると、おだやかな笑顔の「もう1人の自分」浮かびました。私の言葉なのに、そうではない感じ。ジワリと視界がにじみ、気がつくと頬に涙が次々とつたっていました。
手紙を書いただけでは感じなかった自分の深い部分に、声でストレートに届いた気がしました。
言葉という情報だけでなく、音で、感覚で、感じたからかもしれません。
また、ナレーションとは別に添えられた渡辺さんからの個別メッセージを聞き、さらに涙が止まらなくなりました。「幼いころのさおりさんを感じました」「ありがとう」の言葉に。
そのとき、ああ、私は生きていていいんだなぁって思えました。
ふとしたときに湧いてくる、理由がわからない罪悪感や無力感、無価値感の闇から救われた気がしたのです。
私は、本当は私に認められたくてがんばっていたのだな。
誰かではなく、やっぱり自分なんだなって。
だから、誰かの「褒め言葉」や「評価」は残らず、薄れてしまったのだなとわかったのです。それを埋めようと、さらに「もっとがんばらなきゃ、成長しなければ」モードに入り、苦しい堂々巡りをくり返していたのかもしれないなとも。
初めて過去の自分に謝れ、感謝も伝えられた

手紙を通じて、私はようやく過去の自分に謝れ、感謝も伝えられました。
すると、分離していた自分とつながれた気がしました。自分とつながれていなかったから、しんどかったんだなと気づいたのです。
頬につたう涙が乾いてきたとき、やっと心で理解できました。過去にうつ状態になり、心の学びは多くしてきたつもりだったけど、今あらためてわかった気がしたのです。
その瞬間から、抱えていたものがスッと軽くなりました。今は、以前に比べて「感覚」に耳を澄ませられるようになり、自分との信頼関係が強くなった気もします。
きっと今日も同じように感じて苦しい人もいると思ったので、書いてみました。
もうすぐ今年も終わり。あなたも「自分への手紙」を書いてみてはいかがでしょうか。いろいろあるけど、なんだかんだ今日も生き抜く、自分に。
記事の最後に、今回書いた手紙の内容を掲載してみます。きっと、初めて手紙を書く方は私のように少し戸惑うかもしれないからです。参考になればうれしいです。
最後に、このようなきっかけをくださった渡辺さん、本当にありがとうございます。
noteを書いていて、本当によかったなぁ。来年も自分の気づきや発見を、楽しみ書いていこう。
▼渡辺さんの公式HP
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▼今回書いた「自分への手紙」
2023年のさおりへ
人生で初めてあなたに手紙を書きます。これまで、人にはたくさん文章を書いてきたけれど、あなたに書くのは初めてだね。この機会は、あなたがnoteに文章を書いたご縁だから、人生本当におもしろい。
まずは1年間、お疲れさまでした。
今年はフリーランスになって1年経ち、仕事にも力を入れましたね。
クライアントさんや読者さんのためにがんばるぞ!と、産後1年未満にもかかわらず、新しい仕事にもチャレンジをしました。夢中になると没頭するところは、良くも悪くも昔からだね。
もう少し、休みながら器用にやればいいのに、なんでも全力でやってしまう。
でも、そんな行動や人との出会いのおかけで、お仕事のお声がけも増えてきて、不思議と今年は「人の体験」を記事にする仕事と縁が多かったなと思います。やりたいことに、少しずつ近づけてきているよね。
子どものためにも、毎日奮闘したよね。
長男の発達のことで保育園や学校の先生方と話したり、まだ目が離せない次男とお世話で寝不足になったり。疲れて不安定になることもあったけど、だからこそ周りに相談する大切さを知った。不器用なあなたが「一人で抱え込むのはやめよう」と思えたのは、子どもたちのおかげだ。
ただ、あなたが疲れてしまっては何もできなくなるから、来年は休息をとる時間をもっととるようにして欲しい。今年は体調を崩すことが多かったよね。
人の期待や思惑に振り回されないで、もっと近くの「私」の声を聞いて欲しい。
これは、今の私からの一番のお願いだ。
あと、ことあるごとに自分を責めないで欲しい。責めてもいいけど、次に活かせばいいのだから。
怖がり失敗しながらも、うまくいかないこともありながらも、1ミリでも毎日進もうと前向きなあなたに、心からありがとうと言いたい。
ずっと寝ていて「もう無理だ」と動けなかった昔と比べたら、大きな進歩じゃん。人は誰でも、諦めなければ最適な道を見つけられる。
これからは「誰か」ではなく、もっと一番近くにいるあなたの「声」を無視せずに聞いて、進んで欲しい。
外側の正解に縛られず、まずは一番近くにいるあなたや家族を大切に生きていたいんだったよね。
子どものころに欲しかったものや経験は、大人のあなたが叶えてあげられる。
この夏、ドキドキしながら数年ぶりに一人旅に出てみて、楽しかったよね。しかも、あの経験を文章にしたら、予想以上に多くの人から反応があり、びっくりしたよね。でも、大切な気づきや学びを人に伝える経験は、やはり好きだと体感した瞬間だった。
そういう予想外の体験を、来年はもっと増やして欲しい。そしたら、勝手に周りもしあわせになっていくのだから。だから、楽しそうだと思ったことは、好奇心に従ってもっと動いて欲しい。
それで、離れる人も離れてしまう人もいるかもしれないけれど。
あなたがあなたを信じられなくて、じゃあ誰があなたを信じるというのだ。
自分を嫌いになる人生なんて、本当につまらないし、一番つらいって、もう知っているよね。
そして何より、これまでたくさん「あなた」を無視していてごめん。
いろいろ書いたけど、「無理してしまう自分」になったのは、私のせいでもある。
子どものころから、やりたいことをさせてあげず、言いたいことを言わせず勝手に諦めて制限をつけていたのは、まぎれもなく「私」だ。
「つらかった、悲しかった」と、まずは信頼できる人や自分にもっと言えるようになるといいね。
きっと、あなたのことなので、今後も自分が嫌になったり、くじけたりすることもあるけど。昔の自分に負けそうになる日もあるかもしれないけれど。
周りのサポートを受けつつ、どうか一度きりしかないあなたの道を、堂々と進んでください。人を怖がらず、もっと信じてみたらいいかもね。きっと皆やさしいから。
そしたら来年の今ごろは、もっと心から笑えているはずだから。
なんだかんだ、今日も生きてくれてありがとう。
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最後までお読みいただき嬉しいです♪ありがとうございます!これからも心を込めて執筆していきます。