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土木家日記(32)演奏会に出向いて

友人がメンバーとして参加しているバンドの演奏会に福井県三方町の十村駅へ出かけた。朝からみぞれ混じりの冷たい雨が降っていた。駅舎の中はきれいに改装されていて、その一角に演奏機材が並べられ男性3名女性2名による演奏が始まった。彼のベースはピカ一。一曲だけ彼が歌った。

♫~いつからだろう 君の声が 聞きたく切なく想う夜
ついたため息 空に舞って 寂しさ 悲しさ 小雪の中
※冬の便りが山に届く そんな頃 君の声を聞いた
 懐かし震えた恋心 あの笑顔は元気かな?
 夢を追い続けて 幾夜の闇を走り続けた
 あの頃の夢を 今もしっかり握りしめているかい?
過ぎ行く季節を気付かずに 着たきり雀が街を飛ぶ
何も変わらぬ景色でも 君も月日も変わってた
※Repeat

「着たきり雀」

彼の声が一番すきだし、この歌は彼にしか歌ってほしくない。勝手にそう思った。なぜなら「君の声」の「」がだれかすぐにわかったからだ。そうじゃないと彼はいうかもしれないが、だれだって構わないが、私にはそう聴こえた。別れ方は人それぞれでも、時に人は人を想うもの。

演奏会では休憩時に和菓子と抹茶がでた。大きなストーブが有り難かった。アンコール曲が終わって解散。じつはこのバンドのリーダーは友人の友人の歯科医院の院長さん。私も歯の掃除に通う患者の一人。軽トラに乗り込む私に向かって満面の笑みで手を振ってくれた。


ウチの猫たちを紹介してくれた女性に友人が「とてもかわいいですよ」と伝えてくれた。その猫たちは、私が帰ってくると出迎える。当たり前に思っていたが可愛いものだ。寒空のなか洗濯物入れに縮こまり抱き合って寝ている。部屋の中には決して入れない。私が居なくても生きていくために。

ご縁に感謝の演奏会



ご覧頂き有難うございます。
念水庵 正道


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