自由と責任は、セットです。
自由と責任は、セットです。
「自由にしたい」と言う。
だから、
「自由にしていいよ」と伝える。
すると今度は、
「何をすればいいか教えてほしい」と言う。
では道筋を示すと、
「やらされるのは嫌だ」と言う。
結局、やらない理由は次々と生まれる。
私はこの場面を、教育の現場でも、会社でも、地域活動でも、何度も見てきました。
自由は、実はとても難しいものです。
何でも好きにしていい環境は、
自分で考え、
自分で決め、
自分で責任を持つことが求められます。
だからこそ、ルールには意味があります。
制限があるから工夫する。
限られた条件の中で、
「自分には何ができるのか」を考える。
その積み重ねが、
能力や創造性を育てていきます。
自由だから能力が発揮できるのではなく、
ルールや制約があるからこそ、自分の強みが生きることも多いのです。
起業家にも、同じことが言えます。
「会社では自由にできない。」
「もっと自由に働きたい。」
そう思って起業する人は少なくありません。
もちろん、それ自体は素晴らしい挑戦です。
しかし、実際には起業して初めて気付くことがあります。
自由には、
誰も仕事を与えてくれません。
誰もスケジュールを決めてくれません。
誰も評価してくれません。
誰も守ってくれません。
何を売るのか。
誰に届けるのか。
いくらで売るのか。
どうやって知ってもらうのか。
すべて自分で考えなければなりません。
さらに、多くの競合の中から「あなたを選ぶ理由」を自分でつくらなければなりません。
だから自由には、
スキルが必要です。
コンテンツが必要です。
信頼が必要です。
そして、「この人にお願いしたい」と思われる人柄も必要になります。
組織に向いている人もいる。
一方で、起業してみて、
「自分は組織の中だから力を発揮できるタイプだった。」
そう気付き、会社員に戻る人もいます。
私は、それは決して悪いことではないと思っています。
むしろ、自分に合う場所を見つけられたということです。
組織の中で成果を出す人。
自由な環境で成果を出す人。
どちらが優れているという話ではありません。
大切なのは、自分がどこで一番価値を発揮できるのかを知ることです。
適材適所。
それが一番強い働き方です。
自由と責任は、セットです。
自由とは、
好き勝手にできることではありません。
自分で考え、
自分で学び、
自分で行動し、
その結果に責任を持つことです。
自由を求める人ほど、
質問する。
学ぶ。
動く。
そして、自分で選ぶ。
逆に、
「自由にやりたい。」
「指示されたくない。」
と言いながら、
質問をしない。
教えてと言えない。
自分から動かない。
できない理由ばかり探してしまう。
それでは自由を手に入れることはできません。
自由とは権利ではなく、責任です。
だから私は、
自由と責任は、必ずセットだと思っています。
