【1314球目】先人たちから学ぶ仕事観
=社長ラジオ【388球目】の内容です=
皆さんこんにちは。
日本の製造現場を元気にする、三陽工業の井上です。今日のテーマは「先人たちから学ぶ仕事」そんなテーマでお送りしていきたいと思います。
先人たちが築いた日本経済
私たちが小さなころ、土曜日も普通に仕事がありました。 仕事の量が今とは比べ物にならないほど多かったのは、これは紛れもない事実です。 その後、週休二日・週40時間が当たり前になり、休みは確実に増えた。 その流れを否定するつもりは全くありません。
ただ、歴史を振り返ったとき——猛烈に働いてくれた先人たちがいたからこそ、今の日本経済がある。 そこは忘れてはいけないと思っています。
高度経済成長期は「今日より明日が必ずいい」という時代でした。 給料はどんどん上がり、責任は重くなり、自分が所属する会社もどんどん良くなっていく。 そりゃ、やっていて楽しかったでしょう。 バブル期には「24時間戦えますか?」という健康飲料のCMが当たり前のように流れていた。 今振り返ると違和感がありますが、当時はそれが自然だった——そういう時代だったんです。
量から質へ——仕事の本質
仕事の「質と量」についてはよく議論になります。 理想は質の高い仕事を大量にこなすことですが、いきなりそれができるわけがない。 だからまず、順番で言えば「量」から入るんです。
ただ、何も考えずにただ量をこなすだけでは進展がない。 野球に例えるなら——何も考えずに1万回バットを振っても技術は上がりません。 考えながら100回スイングして、映像を見ながら「右肩がどう、左手がどう、股関節がどう」と改善を重ねる100回の方がよほど価値がある。 量をこなしながら改善を加えていくからこそ、質が高まっていくのです。 もちろん、改善しながら1万回やれれば、それが一番いい。
量をこなすプロセス、そこに考える力と改善の意志を乗せること——このことの大切さは、どの時代にも変わらない真理だと思っています。
人生の方程式——考え方×熱意×能力
以前、京セラ創業者・稲盛和夫さんの塾に参加したことがあります。 そこでストーンと腹に落ちた言葉があります。それが「人生・仕事の方程式」です。
人生・仕事の結果=考え方 × 熱意 × 能力
まず「考え方」が最初に来る。そして「熱意」、最後に「能力」です。 この「考え方」はマイナス100点からプラス100点まである。 仮に考え方がマイナスであれば、熱意がどれだけ高くても、能力がどれだけ優れていても、結果はマイナスになる。
少し前にNetflixで話題になったドラマ『地面師たち』を見たとき、まさにこれだと思いました。 あの登場人物たち、熱意はすごい。能力も並外れている。 でも考え方がマイナスだから、結果がマイナスになってしまう。 方程式そのものだな、と感じました。
熱量がすべてをつなぐ
営業においても「量と質、どちらが大切か?」という問いが出ます。 答えは「両方」です。ただし順番は量が先。量をこなすから質が高まっていく。 そして、量と質だけでもまだ足りない。量・質・そして熱意の三つが揃ってこそ本物です。
あるプレゼンのスペシャリストにこう問われたことがあります。 「井上さん、プレゼンで最も大切なことは何だと思いますか?ピカピカの資料?理路整然とした話し方?商品力?」 答えは全て違いました。
「プレゼンで最も大切なことは、熱量です」
この言葉は今も私の腹の底にとどまっています。
熱量があるから、考え方が生まれ、行動につながり、最終的に正しい結果へとつながっていく。 すべては繋がっている。 私はこれからも三陽工業で「今日より明日が必ずいい」を実現し、その連鎖をつないでいきたいと思っています。
本日はこの辺で。
ご安全に!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!