2026.6.6 富山戦観戦記
1.出発
いよいよ迎えた百年構想リーグ決勝戦。
前日の夜10時半に寝床についたが、緊張からか夜中に2回も目が覚めてしまいました。
朝3時半に起床。
ただ、夜中に目が覚めた割には、眠気や疲労感はほとんど無し。
これもタイトルがかかっているという高揚感の成せる業なのだろうか。
4時半に自宅を出て、いつものように大鰐弘前インターから東北道で一路ユアスタへ。
途中に長者原SAでベガルタ仙台の勝利を願って、カツカレーでエネルギーを注入しました。

2.スタメン
この試合のベガルタ仙台のスタメンはこちら。
📋STARTING XI
— ベガルタ仙台【公式】 (@vega_official_) June 6, 2026
⚔️明治安田J2・J3百年構想リーグ プレーオフラウンド 第2戦
🆚カターレ富山
GK 林彰洋
DF 奥山政幸 菅田真啓 マテウスモラエス
MF 松井蓮之 五十嵐聖己 武田英寿 鎌田大夢 石井隼太
FW 中田有祐 岩渕弘人 pic.twitter.com/GBi0q7xKzA
プレーオフラウンド第1戦・ヴァンフォーレ甲府戦からは2名のスタメン変更。
先週のヴァンフォーレ甲府戦は、試合を通して非常に粘り強い守備を見せて、キャプテン・菅田真啓選手が決めた1点を無失点で守り切りました。
対するカターレ富山は、地域リーグラウンドにおいてJ2・J3全体で2番目に多い37得点を挙げているように、高い攻撃力で躍進を遂げました。
特にチョン・ウヨン選手、谷本駿介選手のボランチコンビを中心とした攻撃的なスタイルは非常に魅力的です。
言うまでもなく、この試合で勝ったチームが百年構想リーグのタイトルを手にします。
サポーター人生で初めてタイトルを賭けた戦いを目にするという高揚感と幸福感に包まれながら、選手入場の時を迎えました。
選手入場の際にはサポ自側のスタンド一杯に広がるコレオグラフィー、ゴール裏には幕が出現、メインスタンドでは旗を振りながら、選手を迎え入れました。
(後日アップされるであろう、広報カメラを参照のこと。)
3.前半
5分、カターレ富山は布施谷翔選手がPA外からミドルシュートを放ちますが、枠を捉えられず。
序盤からカターレ富山が選手が流動的に選手の配置を変えながらボールを動かしながら、ベガルタ仙台ゴールに迫る場面が目立ちます。
23分、ベガルタ仙台はビルドアップからカターレ富山陣内へボールを運ぶと、鎌田大夢選手→武田英寿選手→中田有祐選手とつないで、最後は岩渕弘人選手が右足で枠内にシュートを放ちますが、カターレ富山GK平尾駿輝選手がセーブ。得点のチャンスを逃します。
26分、ベガルタ仙台は自陣からロングカウンターを発動。武田英寿選手→中田有祐選手→五十嵐聖己選手とダイレクトでつないで右サイドを駆け上がります。最後はPA内ファーの位置に居た岩渕弘人選手へボールを渡してシュートを放ちますが、枠を捉えられず。
序盤は耐える展開だったベガルタ仙台がこの時間帯から徐々に押し返し、立て続けにチャンスを作りました。
30分、ベガルタ仙台は左サイドでボールを展開。武田英寿選手からボールを受けた鎌田大夢選手が柔らかいクロスをゴール前に上げると、中田有祐選手が倒れ込みながらヘディングシュート。これがネットを揺らして先制します。1-0。
🦅📹HIGHLIGHTS CLIP
— ベガルタ仙台【公式】 (@vega_official_) June 6, 2026
⚔️明治安田J2・J3百年構想リーグ プレーオフラウンド 第2戦
🆚カターレ富山
⚪️1-1(PK 4‐2)
🗓6/6 SAT 14:00
🏟️ユアテックスタジアム仙台
💬大一番のBIG SAVE👐👐本日の林彰洋選手のPK集👐👐#VEGALTA #BREAKTHROUGH_未来を切り開け #PO富山 pic.twitter.com/oXTz15PYA8
守勢に回る時間が多かった中、仙台ユース出身の期待の若手FWが先制ゴールを決めるという最高の展開。
ゴールが決まった瞬間は言うまでもなく周りのサポ仲間とハイタッチ祭りで最高の気分。
しかし、そんな雰囲気を一瞬でぶち壊しにするほどのユアスタが震撼する大事件が起こるのでした。
39分、ベガルタ仙台の岩渕弘人選手とカターレ富山のチョン・ウヨン選手がハーフウェーライン付近で競り合い、最終的にチョン・ウヨン選手が岩渕弘人選手の首付近に腕を回して倒してしまいます。
選手とサポーターは一気にヒートアップ。私もスタンドでどんな言葉を叫んだかは覚えていませんが、ワーワーと喚き散らしました。
その結果、岩渕弘人選手にイエローカードが提示されましたが、チョン・ウヨン選手に提示されたのはレッドカード。ベガルタ仙台は早くも前半で数的優位に立ちました。
45+4分、カターレ富山はPA手前でフリーキックのチャンス。キッカーの吉平翼選手は右足で直接ゴールを狙いますが、枠を捉えられず。
ベガルタ仙台が1-0とリードして、ハーフタイムを迎えました。
4.後半
58分、カターレ富山は相手陣内でボールを奪うと、谷本駿介選手→キム・テウォン選手→古川真人選手と繋ぎ、最後はPA内から髙橋馨希選手が左足でシュートを放ちますが、ベガルタ仙台GK林彰洋選手がキャッチ。
その直後にも、髙橋馨希選手は左足でミドルシュートを放ち、ベガルタ仙台ゴールを脅かします。
後半は完全に「攻めるカターレ富山、守るベガルタ仙台」という構図でした。
退場で1人少なくなったカターレ富山はゴールを狙うべく、選手の運動量が前半から格段に増し、攻撃の圧力を強めました。
対するベガルタ仙台はカターレ富山の猛攻を何とか全員で耐え凌ぎ、試合を終わらせようとします。
しかし、ついにこの時は来てしまいました。
90+4分、後がないカターレ富山は右CKのチャンス。
ベガルタ仙台は最初のキックを弾き返しますが、カターレ富山の松岡大智選手が拾い、PA内へボールを入れます。
こぼれ球から竹中元汰選手がクロスをゴール前に上げると、深澤壯太選手が頭で押し込み、カターレ富山が土壇場で追いつきました。1-1。
数的不利の富山が後半ATに執念の同点弾!!!🔥
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) June 6, 2026
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田J2・J3百年構想リーグ プレーオフラウンド 第2戦
🆚 仙台vs富山
🔢 1-1
⌚️ 90+4分
⚽️ 深澤 壯太(富山)#Jリーグ pic.twitter.com/Xmc1A9gqrj
やはり、タイトルを賭けた戦いは一筋縄ではいきません。
戦いは、延長戦へ。
5.延長戦
100分、ベガルタ仙台は右サイドから南創太選手がクロスをゴール前に入れて、荒木駿太選手がバックヘッドでゴールを狙いますが、枠を捉えられず。
105分、ベガルタ仙台はロングスローのこぼれ球を拾った南創太選手がクロスをゴール前に入れて、これを収めた梅木翼選手がトラップしてシュートを放ちますが、カターレ富山の竹中元汰選手にブロックされて、ゴールならず。
106分、ベガルタ仙台は細かいパス回しから、杉山耀建選手が梅木翼選手にスルーパスを出しますが、収めかけたところをカターレ富山の守備陣がクリアして、懸命にゴールを守ります。
111分、ベガルタ仙台は右サイドから南創太選手がクロスを上げるとPA内の五十嵐聖己選手に繋がり、再びクロスを上げて梅木翼選手がヘディングシュートを放ちますが、枠を捉えられず。
このように、延長戦は終始ベガルタ仙台がボールを支配して、カターレ富山ゴールに襲い掛かりますが、スコアを動かすには至らず、延長戦が終了。
勝敗の行方はPK戦に委ねることとなりました。
6.PK戦
コイントスの結果、ベガルタ仙台ゴール裏でのPK戦が決定。
その瞬間、サポ自にあった旗のゴール裏への運搬リレーがスタート。まさしく「令和の大名行列」を見ているかのようでした。
私もサポーター仲間と肩を組んで、ついにPK戦がベガルタ仙台の先攻でスタート。
両チーム1人目の菅田真啓選手・坪井清志郎選手が成功。
ベガルタ仙台の2人目は安野匠選手。
ゴール右を狙いましたが、カターレ富山GK平尾駿輝選手が右手でセーブ。
ベガルタ仙台が追う展開となります。
カターレ富山の2人目・布施谷翔選手、ベガルタ仙台の3人目・五十嵐聖己選手が成功。
カターレ富山の3人目は松岡大智選手。
昨年、相良竜之介選手にケガを負わせた因縁の相手だけにスタジアムにはベガルタサポーターのブーイングが吹き荒れます。
ゴール左を狙いましたが、ベガルタ仙台GK林彰洋選手の手とポストに当たり、タイに持ち込みます。
ベガルタ仙台の4人目・古屋歩夢選手が成功。
カターレ富山の4人目は昨年までベガルタ仙台に在籍していた實藤友紀選手。
ゴール左上を狙いましたが、無情にも枠外へ。ついにベガルタ仙台が勝利に王手をかけます。
ベガルタ仙台の5人目は南創太選手。
この百年構想リーグでブレイクを果たした若武者に全てを託します。
放ったシュートは強烈なスピードでゴールネットを揺らしました。
この瞬間、ベガルタ仙台の百年構想リーグ優勝が決まりました。
一斉にピッチ内を駆け回る選手たち。
ベンチで盛り上がるスタッフ。
表彰式で掲げられた唯一無二のシャーレ。
勝利のダンスで踊り狂うゴリさん。
いつまでも鳴り止まない歓声。
私も、涙で顔がクシャクシャになりながら、サポーター仲間と抱擁抱擁祭り。
この日、ユアスタで観た光景は死ぬまで忘れることはないだろう。
7.試合総括と試合後
🔔FULLTIME AFTER PENALTIES
— ベガルタ仙台【公式】 (@vega_official_) June 6, 2026
⚔️明治安田J2・J3百年構想リーグ プレーオフラウンド 第2戦
ベガルタ仙台 1🆚1 (PK 4-2) カターレ富山
💻 @DAZN_JPN [https://t.co/nnXq6E3cCr]#VEGALTA #BREAKTHROUGH_未来を切り開け #PO富山 pic.twitter.com/vD0M7dy7Mt
まさに、百年構想リーグのタイトルを賭けた死闘というべき試合でした。
勝利したベガルタ仙台はもちろんですが、1人少ない中でPK戦にまで持ち込んだカターレ富山の粘り強さはお見事としか言えません。
間違いなく、8月から始まるリーグ戦でもベガルタ仙台に立ちはだかるチームだと思います。
試合後は夜8時頃までスタジアムの片付けをした後に、仲間と「名もなき大衆餃子酒場 泉中央駅前店」で祝勝会。
優勝の美酒をしっかりと堪能しました。

8.おわりに
百年構想リーグで優勝を果たしたベガルタ仙台。
試合ごとにメンバーを入れ替えながら、勝利を重ねていったゴリさんこと森山佳郎監督のチーム作りは天晴れと言うべきものでした。
ただ、この優勝で浮かれている暇は全く無い。
8月から始まる2026/27シーズンのJ2リーグは、J1経験クラブが過去最多の12にも上り、非常にハイレベルな戦いが待ち受けています。
百年構想リーグで不調だったクラブも選手補強や監督交代で立て直すことも予想され、今のベガルタ仙台がこの勢いのままJ2優勝を掴み取る保証はどこにもありません。
だからこそ、楽しみでしかない。
もちろん2026/27シーズンもベガルタ仙台がJ2優勝を掴み取るべく、全力で応援することを誓います。
2ヶ月後、また会いましょう。
