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目標は“見つける”より“組み立てる”ピカソ流の生き方が教えてくれるもの


「これだ!」「夢中で走り出したい!」

そんなふうに思える目標を見つけても、いつの間にかやる気がしぼんでしまい、「やっぱり自分には向いていないのかも」と、せっかくの目標をあきらめてしまう…。

私たちの多くが、一度はこのような経験をしたことがあるのではないでしょうか。

実際に私も、勢いよく目標を掲げたはずなのに、「あれ、本当に私はこれがやりたいんだっけ?」と疑い始めると、その気持ちに引きずられて行動が続かなくなる。

そのたびに自分を責めて

「何をやっても続かない」と落ち込む…


そんなサイクルを繰り返してきました。

しかしある時、ふとしたきっかけで「目標は、外からポンと与えられる“答え”ではない。

「自分の手で少しずつ作り上げていくものなんだ」という考え方に出会い、私自身が大きく変わりました。

これは「目標は“見つける”より“組み立てる”」という言葉にも通じます。
最初から決まった“天職”を、宝探しのように見つけるのではなく、小さく試しながら少しずつ育てていく。

実は、あの世界的芸術家のピカソも、そうやって自分の市場価値を築き、巨万の富と名声を手に入れたと考えられるのです。


ピカソが「ただの天才」で終わらなかった理由

パブロ・ピカソと聞くと、多作の画家、天才芸術家といったイメージを持つ方が多いでしょう。

ところが彼は才能だけでなく、実にしたたかなマーケティング戦略や自己ブランディングを駆使していました。


たとえばレストランでの支払い代わりにサインを残し、店側がそれを“作品”として飾りたくなるように演出する。

こうすることで、自身の名前と価値がどんどん高まっていったと言われています。

さらにピカソは、一つの画風や成功に安住せず、「青の時代」「バラ色の時代」「キュビスム」など次々と作風を変えていきました。

自分の作品を一つのスタイルで固めてしまわず、新しいアイディアを形にすることで、常に注目を浴びる存在として市場をリードし続けたのです。

そのため作品自体は膨大な数に上り、画商やコレクターとのネットワークを戦略的に構築することも欠かしませんでした。高い評価を得た作品はどんどん値段が吊り上がる。

それが次なる作品への期待につながり、“ピカソ”というブランドが回転し続ける。これぞ「自分の手で価値を組み立てる」典型例といえるでしょう。

このピカソの行動原理を私たちのビジネスや自己実現に当てはめるなら、次のように考えられます。

❖ 試作品(プロトタイプ)を数多く作る
ピカソは一生のうちに膨大な作品を残し、そこから“傑作”が生まれました。私たちも、大きな目標があってもなくても、まずは「小さな行動」を重ねることでしか道は見えてこないものです。ブログの記事を一つ書いてみる、新しいサービスの企画を試してみる、SNSで発信してみる…。そうした「小さく始める実験」の積み重ねが、次第に自分の価値の輪郭をはっきりさせます。


❖ 常に新しいアプローチを探し続ける
ピカソは一つの作風が市民権を得ると、そこを離れて新しい挑戦を始めました。これは私たちにとって、同じやり方に固執せず、学びながら改善や変化を続けることを意味します。もし現在「うまくいかない」「飽きてしまった」という状態なら、それは自分の“描き方”をアップデートするチャンス。思い切って別の方角から取り組むことで、再び活力を取り戻せるかもしれません。


❖ 自分のブランド価値を意識する
ピカソは「自分のサインには価値がある」と理解し、生活の中でも巧みにその価値を高めていきました。私たちも「自分がどんな価値を提供できるのか」を自覚し、それを周りに伝わる形でアピールする必要があります。たとえまだ収益につながらなくても、人から喜ばれる形で自分を発信していれば、将来的にファンや顧客が集まりやすくなるでしょう。




目標は「見つける」より「組み立てる」

ピカソの生き方を見ても分かるように、「これぞ自分の天職」といった目標が、最初からハッキリしていたわけではありません。むしろ「あれもやってみる、これも探してみる」と大量にアウトプットする中で価値とファンを育てていったのです。これこそが「見つける」より「組み立てる」アプローチの実践例といえるでしょう。

では、実際に私たちが“組み立てる”ためには、どんな行動をとればいいのでしょうか。ここでは、3つの具体的ステップをご紹介します。

  1. 素材を集める(インプット)
    まず、自分が面白そうだと思うこと、少しでも好奇心が動くことを片っ端からピックアップしてみましょう。雑誌の記事でも、ネットで見かけたお得なサービスでも、なんでも構いません。「ちょっと気になる」を目印に、メモやスクラップを取るのです。

  2. 小さく試す(プロトタイプ)
    素材が溜まったら、そこから「今、自分ができそうなプチ挑戦」を選んで、実際にやってみます。大げさなビジネス計画を立てなくても大丈夫。一度ブログに記事を投稿する、知り合いにアイデアを話してみる、SNSでアンケートをとってみる。それだけでも立派なプロトタイプです。結果を見て、自分のモチベーションや周りの反応を記録しておきましょう。

  3. 改良しながら旗を立てる(組み立てる)
    試してみた結果をもとに、「自分の得意や魅力が最も活かせる部分は?」「人から喜ばれやすい点は?」などを探ります。さらに、気になった別の方向性があればまた少し試す。その繰り返しで、自分が「ここなら続けられそう」「もう少し大きく挑戦したい」と思える“旗”が見えてくるはずです。その旗が、あなた自身で組み立てた新しい目標なのです。


まとめ ピカソから学ぶのは「動き続ける姿勢」

ピカソは若い頃からの長い芸術人生の中で、何度も作風を変えて挑戦を続けました。

その際、作品数を増やし、多くの人と交流し、常にビジネスとしての価値を意識し続けた。そうした「動き続ける姿勢」が、あの圧倒的な評価と富へとつながっていったのです。

私たちも現状を変えたいと思いながら、「自分には大きな才能がない」「何をやっても飽きてしまう」と感じることがあるでしょう。

しかし、そもそも“目標”とは最初から天から降ってくるものではなく、

自分で組み立てながら熱中していくもの。

「やってみる」ことでしか、自分にとっての面白さや可能性は育ちません。


もし今「これが自分の目標だ!」と思えるものがなくても、落ち込む必要はありません。

むしろ、まだ自由に動ける伸びしろがたくさんあるということです。興味を持てそうなことを片っ端から集め、小さく試し、そこから方向性を探っていく。

そうしていくうちに、いつの間にかあなた独自の旗がはためいているはずです。

大切なのは「続けること」ではなく、

「動き続けること」。


心のどこかにピカソのイメージを携えながら、“目標を組み立てる”ことを少しずつ楽しんでいきましょう(໑ˇ ꒳ˇ໑)

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