「Alberta 登頂百周年記念行事 in Canada」(荒川一郎先生)
学習院大学山岳部 前部長(理学部教授)荒川一郎
2025年7月、カナダのAlberta登頂百周年記念行事に参加しました。
その時の概要を発表します。
当日の発表資料は「Alberta100th報告.pdf」をダウンロードしてご覧ください。
1.1925年のアルバータ峰初登頂100周年記念して、カナダ山岳会と日本山岳会が共催で、アルバータ峰にゆかりの深いJasperにて「100周年記念式典」を開催
日本からは、登山隊とは別に総勢20名で臨んだ。
20名のうち、8名が学習院山桜会関係者。
芳賀淳子さん(芳賀孝郎OB(1953年大学卒)夫人とお孫さん2名
芳野菊子さん(芳野赳夫OB(1950年旧制高卒)夫人)
福岡孝昭副会長(1961年高卒)・福岡良さん夫妻
荒川一郎前部長(1987-2020年)・荒川幹子さん夫妻
また、奇しくも在カルガリー日本国総領事館の倭島岳彦総領事の父君は、学習院大学山岳部を1961年卒。
そして、通訳をされた山口珠理杏さんは、学習院大学国際社会科学部を2022年卒。
登山隊には山上耀一郎さん(2020年大学卒)が参加していた。
学習院と、とても縁が深い山だと思った。(※)
(※)学習院とのかかわり
1925年の初登頂時は学習院山岳部から2名(岡部長量・波多野正信)が参加。初登頂。
1996年の初登頂70周年には、学習院山岳部関係者9名(贄田統亜・小森泰三・藤大路美興・棚橋靖・芳賀孝郎・芳賀淳子(芳賀夫人)・石川英子・田辺俊子・高野美保)が参加。棚橋靖が登頂。
2025年の初登頂100周年には、関係者が11名が参加。
2.カナダ側の評価と歓迎
アルバータ峰初登頂には、カナダ人は参加していない。
しかし、この記録が評価されていて、カナダ山岳会による熱い歓迎を感じた。
また、日本国総領事館の全面的なバックアップもあった。
総領事の倭島岳彦さんの講演も非常に興味深かった。
3.行程
7月17日に在カルガリーの日本総領事館でレセプション
7月18日にキャンモアにあるカナダ山岳会のクラブハウスへ訪問
7月19日-20日は、ジャスパーに移動しながらカナディアンロッキーを観光
ジャスパーにて歓迎夕食会
7月21日に、登山隊と合流して、記念講演・記念式典に参加
7月22日に、登山隊はアルバータ峰に入山、前日から季節外れの降雪に見舞われた
4.特に印象的であったこと
アルバータ峰初登頂に対するカナダ側の敬意と熱烈な歓迎
今回の記念式典には、Yellowhead歴史協会、カナダ山岳会、ジャスパー市、アルバータ州をはじめとして多くの方々の歓迎を受けた。
日本総領事館のバックアップ
日本カナダの交流と友好の促進ととらえていただいた。
特に100年前の登山が、現代のカナダでも評価され、付帯する「銀のピッケル」の物語もポピュラーなことであること。また、アルバータ峰は風化が激しく難峰であることが、「アルバータ峰」の壁画でも説明されていた。

(左から、吉川正幸さん(慶應登高会)、倭島岳彦総領事(倭島進OBのご長男)、芳賀淳子さん(芳賀孝郎OBの奥様))

(中央に芳賀淳子さん、後方に二人のお孫さん)




左が、「Three Sisters」





(ここを渡渉して、登っていくとAlberta峰。100年前も、29年前も、そして今年も学習院山岳部の登山隊はいく。この日はまだ降雪無し。)


(左から、荒川一郎先生、山口珠理杏さん、福岡孝昭副会長、福岡良さん、荒川幹子さん)








(左から6人目が学習院大学山岳部OBの山上耀一郎さん)

(中央が、Isabele Daigneault カナダ山岳会会長、右に荒川一郎先生、荒川幹子さんご夫妻)

(前列中央が、学習院大学山岳部OBの山上耀一郎さん)

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