見出し画像

福井県小浜市(2025年3月)

2025年(令和7年)3月20日木曜日、春分の日。
出張中の祝日を利用して、福井県小浜市と京都府舞鶴市を訪れた。
こちらは「小浜編」。


小浜への道

2025年(令和7年)3月19日、大阪出張の夜。
懇親会のあと大阪駅みどりの窓口に足を運んだ。21時過ぎでもすごい行列で、トイレを我慢しながらひたすら待った。翌日のための「京都~京都(湖西~自動車線~小浜~舞鶴~山陰経由)」のきっぷを購入。5,090円。
実は乗るごとにバラで買ったていたら200円くらい安かったという話もあるけれど、「紙代」と思えば安いものだ。今どきなんでもチケットレス、手元に記念になるものが残らない風潮はいかがなものかと思う。

2025年3月20日(木)春分の日

大阪 7時 晴れ 1℃
小浜 12時 くもり 10℃
舞鶴 19時 晴れ 5℃

大阪7:45-近江今津9:05/9:15=藺生東9:24・・・上藺生9:36=小浜10:25

北新地のホテルを7時半に出て、大阪駅7:45発の新快速に乗り込んだ。
ドア横簡易イスの窓側席を確保し、車窓風景を満喫。京都からの湖西線は初めてではないが、左窓の雪をかぶった比叡・比良の山並み、右窓には琵琶湖が広がり、なかなかのものだったた。
1時間20分かかって近江今津駅に到着。

澤之鶴とジェイアールバス若江線

小浜までは近江今津からJRバス若江線が通じていて、敦賀経由の小浜線で行くよりも近くて早い。
それに乗るためにここで降りたにもかかわらず、私は9:25発の小浜駅行きの行列には並ばず、10分前に隣りのバス停から出発する高島市コミュニティバス(湖国バス)に乗車した。
10分ほど乗り、藺生(ゆう)東というバス停で下車。
まわりに何もないバス停だしここにはなんの用事もない。でもここから5分ほど歩く(小走り)と、若江線が走る国道303号に出る。
ちょうどそのあたりに、目当ての古い建物があった。

壁面に「澤之鶴」のホーロー看板がはりついている。

たまたまGoogleMapのストリートビューで見つけた、まさにこの看板を見るためにこんなバス乗継ぎを敢行したのだ。
持ち時間は3分ほど。「澤之鶴」を眺めたり写真を撮ったりして、さらに50mほど先にある上藺生バス停まで速足で歩いた。

若江線バスはすぐにやってきた。
近江今津駅のバス停に並んでいた20人ほどが乗っていた。
このバス停よりあと、途中から乗ってきたのは2人くらいだけだった。
数名を除き県境を超えて乗車していたが、小浜の町に入ったあたりから次々と降りていき、小浜駅まで乗り通したのは自分を含めて観光客らしき7人だけだった。

駅前の観光案内所脇にあったコインロッカーにリュックを預けて(400円)身軽になり、小浜観光ジョグに出かける。

小浜寺社めぐりジョグ

小浜駅10:48・・・若狭姫神社[11:12~11:21、100円]・・・若狭彦神社[11:31~11:34、100円]・・・神宮寺[11:34~12:02、拝観500円+御朱印500円+100円]・・・明通寺[12:28~13:02、拝観500円+御朱印300円+100円] ・・・「わかさ」看板・・・多田寺[14:00~14:25、拝観400円+御朱印300円+100円]・・・伝建地区・・・小浜駅15:05

汗だくでお寺を訪れるのを避けたくて、ノースリーブのコンプレッションに長袖シャツという薄着で走った。この日の小浜は気温が低かったが風も弱く穏やかな天候で、それほど寒く感じなかった。各お寺での拝観時間中もこごえずなんとかしのげるレベル。なにしろ気候が良かった。

若狭姫神社 若狭彦神社

若狭姫神社には相客が3人いたが充分に静かで、木立は高く、パワースポットという雰囲気に満ちていた。
若狭彦神社は社殿改装につき若狭姫神社内に仮遷座されていた。相客なし。

神宮寺

若狭姫神社の前の道を南に進むと神宮寺に至る。
車道の脇にすこし入ったところ、ひっそりと山門らしきものがあった。

山門を進むと右手に本坊、やがて正面に拝観受付の小さな建物があった。

神宮寺は良かった。
相客はなく、ひとり本堂に入ると仏像は奥の内陣に静かに佇んでいた。
物音ひとつない空間で、ライトアップされて暗闇にぼうっと浮かび上がるその姿は神秘的だった。

明通寺

来た道をすこし戻り、若狭西街道という広い農道のトンネルを抜けて隣の谷に出て、その谷をさかのぼるようにまた南下する。30分ほどで明通寺。

ここではりっぱな仏像を間近で拝むことができる。ここの仏像も見事だった。
本尊薬師如来、脇に深沙大将(じんじゃだいしょう)、降三世明王(ごうざんぜみょうおう)。
この日の小浜ではここがいちばん賑わっていて、訪問客が自分のほか6人くらいいた。

清酒わかさ

次の目的地は、JRバスの車窓で見つけた清酒「わかさ」のホーロー看板。

「わかさ」という酒蔵が醸す「清酒わかさ富士」の看板。どう見てもそのようにしか読めないのだけれど、実際はちょっと違うようだ。

もともと「わかさ富士」という名の酒造会社があり(いまは小浜酒造さん)、清酒の名前が「わかさ」だった。

若江線が通りがかった

若狭姫神社の一の鳥居の前まで戻ってきた。神社に大型観光バスが停まって観光客がうようよ歩いていた。自分は良いタイミングで訪れることができた。

多田寺

多田寺へ。

こちらも相客なし。
受付の方に促されまず鐘楼の鐘をついた。大きな鐘をついたのは初めてかもしれない。

その受付の方が本堂までついてきて、そのまま堂内を案内してくださった。
本尊薬師如来(多田の薬師さん)、その右に十一面観音菩薩、左に聖観音菩薩。ここも間近まで行ける。
これだけ大きく立派な仏様を、これだけ静かに、間近で拝むことができる場所はもはや貴重だと思う。
京都や奈良には今やこんな静かな場所はないだろう。

伝建地区から小浜駅へ

妙楽寺にも行ってみたかったが時間切れ。
時間を切り詰めて多くの寺社を訪れることはしたくなかったし、今回はそれぞれの場所で時間を気にせずじっくり巡ることができたのでこれで良かったと思う。

小浜駅に戻るまえに、町をひとまわり。
伝建地区には観光客がほとんどいなくてびっくりした。
たしかに、街並みにも惹きつけられるものがないように思われた。
旭座の周辺だけ観光客がいたが全般にはパッとしない感じ。

寺社と仏像は素晴らしいが、それだけでは観光客は呼べないのだろうか。
逆に言えば、それだけを求めてこの地を訪れる側からすれば好都合、ということになるけれど。

15時すぎ、小浜駅に帰着した。

このあと、小浜線に乗って舞鶴へ。

舞鶴編につづく。


いいなと思ったら応援しよう!