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kirk
「紅葉色を」#シロクマ文芸部〜日記のようなもの〜

「紅葉色と空のコントラストが好きなんです」
私の隣で運転をしている同僚のTちゃんが、ほんのりと色づいた葉を見ながら、独り言のように言った。
「私も好きよ。秋の空って夏よりも深いし」
「そういうこと、分かってくれるから、sanngoさんとの仕事は楽しいです」
お世辞でも嬉しかった。
私が大好きな太宰治は「ア、秋」の中で、こう書いている。
秋はズルい悪魔だ。夏のうちに身支度をととのえて笑ってしゃがんでいる。
僕くらいの慧眼の詩人になると、それを見破ることができる。
果たして太宰は、今のような時代がくることを想像出来ただろうか。
もう秋の悪魔はズルくない。夏と言う悪魔がヒロインを務める舞台袖で、じっと出番を待っている、ただの端役だ。夏の長い舞台が終わるまで、カーテンを握りしめて唇を噛んでいるに違いない。その後ろでは冬が出番を急かしている。やっと秋の出番が来たと思ったら、支度も整えていない冬が舞台に飛び出して来る。
秋は逃げ場を失って残り香のように景色を消せないまま、しぶしぶと舞台を降りなければならない。
そんなことをふと、思いながら助手席でGoogleマップを開いていた。東へ向かう私達の車の速度に合わせられない秋は、半分だけ雲に自分の存在を託して、冬に空を占領されていく。
「半分だけ雪雲のようね」
私が言うとTちゃんが
「寂しそうだけど、ひとりぼっちじゃないから、まだいいんじゃないですか」
と、そんな空を表した。

創っていてくれて
ありがとう、いつきちゃん♡
結局、私達は真っ暗な空になるまで、二つの現場の測量をして帰路についた。
「sanngoさんと二人だったから、寂しくなかったです」
「大丈夫、大丈夫」
運転するTちゃんの肩にそっと手を置いた。
小牧幸助さん、独り言で参加しちゃった(笑)
ごめんなさい(笑)
コニシ木の子さん、よろしくお願いします。

工事中や一方通行教えてくれないんだね(/_;)
私は一日何時間働いているんだろ?
ま、いいか〜
